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固定畝でのイチゴの連作・無肥料無農薬栽培 [イチゴ]

(2022年からは別ページ→イチゴの固定畝での連作・無肥料・一毛作・手抜き栽培

 イチゴ栽培は2021-22年で12年目となる。
 ずっと輪作できたが、7年目(2016-17年)以降は固定畝でのイチゴの連作そして8年目(2017-18年)からは無肥料無農薬の自然農法に取り組むこととした。「たんじゅん農」という自然農法を知ったからである。
 従前は、栽培畝は輪作とし、有機肥料を入れた慣行農法で行っていた(その記録:イチゴ苗の定植&栽培管理来シーズン用のイチゴ苗づくり)が、8年目から自然農法を導入することとした。
 冒険ではあるが、8年目からは連作し、無施肥とする。イチゴは連作障害が出るから2年は空けよと言われるし、無施肥では収穫量が落ちるのは必至となろう。でも、自家消費する程度のイチゴは収穫できるのではなかろうか。
 自然栽培の何よりの利点は、苗作りや新たな畝作りをする手間が不要で、ランナーが十分に走ったところで親株を引っこ抜き、秋に苗を選って藁敷きすれば済んでしまう。
 究極の自然栽培は、同級生のG君が小規模にやっているが、何十年も一切の手を加えず放置したままであるものの、まずまずの収穫を得ている。その状況を見たところ、少々小粒の実であり、1株に生る数も少なそうで、あまり褒められたものではないが、将来的にはこうした放任栽培もいいものだ。
 なお、8年目は残留肥料があっただろうから、無肥料とはいえず、かなりいい成績を収め、豊作であった。また、連作障害は感じなかった。
 ところで、ほとんどがずっと自家採取の苗だからだろう、7年目は収穫量が落ちたので、8年目は3分の1畝分を購入苗とし、9年目は前年の購入苗に全部置き直すこととした。そうしたところ、連作・無肥料2年目の2018-19年は豊作となり、輪作・施肥栽培に比べて勝るとも劣らずの成績を収めた。
 なお、イチゴの連作・無肥料無農薬の自然農法に取り組みについては、「「チャレンジ自然農法」、イチゴの連作・無肥料無農薬栽培」でも記しているが、その概要は次のとおり。
 2016年夏野菜としてトマトを有機肥料栽培(肥料控え目)し、その秋に畝幅を少々拡張し、2016-17年イチゴを有機肥料栽培(肥料控え目)した。これ以降、イチゴの連作を始め、イチゴを収穫後、畝の一部を苗場(収穫後の株を親株とする。なお、2017年秋に苗購入し、2018年は購入苗からの子株で全部置き直し)とし、一毛作とした。
 2017年秋にさらに畝幅を少々拡張し、施肥らしいものとしては畝尻と畝の中央に枯草を埋め込んだ。2018年秋も同様に枯草を埋め込んだ。
 そうしたところ、2018年収穫は、どれだけかの残留肥料があったろうし、購入苗からの子株1年目ということもあって豊作となった。翌2019年収穫は残留肥料は底を突いているはずであるも、前年に増して豊作となったが、枯草埋め込みで堆肥化効果があったのかもしれない。
 よって、2019-20年は3年目となる連作・無肥料無農薬栽培となるが、より自然農法に近づけた栽培法を実行することとした。その方法は次のとおり。
 50数株栽培のイチゴのうち優良株を畝の所々に概ね1m間隔で10株ほど残し、これを親株とし、ランナーを畝全体に走らせ、数多く活着した子株のなかから概ね等間隔になるよう子株を残し、他を除去するというやりかたであるが、一部はランナーの走りが不十分で、法尻などから十分な大きさに育った子株を移植。なお、刻み藁は敷きっぱなしにし、いずれ堆肥化させるが、毎年刻み藁は補充し、熟したイチゴが汚れないようにする。 
 なお、2018-19年栽培までは2列植えであったが、畝幅が十分にあるから、2019-20年から3列植えの形にする。

<2021-22年>
(2021年6月6日)
 収穫は1週間前に終わり、今日、苗取り用に10株を残し、その他は処分。鎌で刈り取り、残骸は今年初めて栽培する小玉スイカの受け皿代わりに使うこととする。
 雑草を奇麗に引き、土の凸凹を均すとともに朽ちかけた刻み藁を均等に敷きつめる。
(6月26日)
 ランナーが伸びてきた株があり、ランナーの位置を整える。法面を草刈機で草刈り。
(7月11日)
 草引きをし、ランナーの位置を整える。随分とランナーが伸びてきた。
(8月5日)
 草引きをし、若干ランナーの位置を整える。ランナーの伸びはイマイチの感がする。
(8月8日)
 草刈機で畝間を草刈。
(8月30日)
 今年はランナーの走りが悪い。親株で枯れるものが多くなったが、ランナーのためにまだそのままにしておく。親株は苗植え付けの段階で株元から切り取ることとする。
 草はあまり生えていないがていねいに草引き。法面はテンワで草叩き。
(9月6日)
 畝幅が十分にあるので、昨年同様に3列植えを目指すことにした。昨年の株数86株と概ね同じ。→後日、混んだ個所の2株を除去。
 苗は30cm強の間隔とし、程よい位置に親株から走ったランナーの優良株がなければ、込み合った箇所から優良株を移植するという方法をとった。今年は昨年以上にランナーの走りが悪く、移植するのが過半を占めた。少々小さな苗まで使うしかなかった。
 刻み藁はかなりが風化し、土に馴染んでくれたが、まだ原形を残すもののある。
 法面をテンワで削り上げ、淵が気持ち小高くなるように整形。これは、後日敷く刻み藁が滑り落ちないようにするためである。
(9月19日)
 苗から伸びたランナーを切り落とし、枯葉も切り落とす。若干の草引き。
(9月30日)
 育ちが極端に悪い株(3株)は実の生りようが悪いので、そうした苗を処分し、新しく購入した一般的な品種「早生ほうこう」を植え付け。来年は、この株からランナーを走らせ、少しずつ更新していくこととしよう。
(10月3日)
 苗から伸びたランナーを切り落とし、枯葉も切り落とす。雑草を小型コテで削りながら畝を平らにする。畝の法面をテンワで削り上げ、畝の端に小さな峰を作る。後ほど乗せる刻み藁が風で流れ落ちないように。
(10月10日)
 先週取り残した草の草引きをしながら、手で平らに均し、際近くの株は法面に土を落とし、その部分だけ畝を幅広にした。
(10月24日)
 雑草を小型コテで丁寧に削った後、テンワで法面を削り上げながら、畝の端に小さな峰を作り直す。籾殻が大量に入手できたので、防寒と草抑えを兼ねてたっぷり敷く。
(2022年2月12日)
 草が少々生えてきており、3株ほどはほとんど枯れた状態に。この3株は処分。
 ていねいに草引きしながら、枯葉をハサミで切り取り、土が寄せすぎてある株は土を引っ搔いて均す。けっこうな量、籾殻が被っており、草抑え効果があったようだ。
(3月20日)
 再び雑草がけっこう生えてきているので、丁寧に草引き。
 法尻の雑草をテンワで叩き、軽く土寄せ。
(3月28日)
 雑草を枯れさせるためテンワで法尻を再度草叩きし、淵を少し小高くし、4月になってから敷く刻み藁が流れ落ちにくくする。
(5月16日)
 5月2日に初生りし、9日からは夫婦2人では食べきれないほどに生るようになった。今年のイチゴは無肥料ながら絶好調である。例年、隔日収穫しているが、今年は基本的に毎日収穫することにした。今日あたりがピークかもしれぬ。
 そこで、苗取り用の親株をなるべく均等間隔になるよう、生りのいいもの10本ほどに目印の棒を立てておいた。
(5月28日)
 本日でもって収穫終了。
 収穫期間中、まとまった雨は1回だけで、甘いイチゴが大豊作であった。
 
<2020-21年>
(2020年6月7日)
 収穫が終わり、畝の法尻を草苅機で草刈りしておいた。
(6月8日)
 苗取り用に10株を残し、その他(北端の4株は隣の方に差し上げるため残す)は処分。鎌で刈り取り、残骸はカボチャとタマネギの畝間に置く。タマネギ収穫後、畝間に置いてある枯草とともにカボチャの敷き藁代わりに。
 草を奇麗に引き、鍬で畝間を軽く削り、イチゴ畝の法面に寄せる。
 土の凸凹を均すとともに朽ちかけた刻み藁を均等に敷きつめる。
(6月21日、22日)
 草引きと畝の法面の草叩き。
(7月12日、8月2日、17日)
 草引きし、伸びだしたランナーの位置を整える。なお、けっこう実を付けている。 
(8月24日)
 去年より2週間早いが、ランナーが数多く定着していそうなので、親株を鎌で刈り取り、撤去。細かい草を引き、ランナーをある程度整える。
(9月6~7日)
 畝幅が十分にあるので、昨年は不十分な3列植えであったが、今年は完全な3列植えを目指すことにした。昨年の株数は記録してないが、概ね同数の86株。
 概ね30cm強(少々狭すぎるか)の間隔とし、程よい位置に優良株がなければ、込み合った箇所から優良株を移植するという方法をとった。昨年より移植するものが多くなった感がする。これはランナーが十分に走らなかったからだが、移植苗も十分に育つだろう。
 刻み藁はかなりが風化し、土に馴染んでくれたが、まだ原形を残すもののある。
(9月14日)
 移植苗も皆、元気だ。所々にランナーが出ているので、全部切り取る
 少々雑草が生え、テンワで草叩きしながら、法面を削り上げ、畝幅を若干広げる
(9月20日)
 隣畝の敷き枯草が不用となったので、東法面にそれを敷き藁代わりに敷き詰め
(9月30日)
 株周りの雑草を手で削り取り。まだランナーが出て、それを除去。枯葉を除去
(10月4日)
 テンワで畝の草叩き、西法面の削り上げ
(10月18日)
 テンワで畝の草叩きをし、株周りをテボで草削りし、枯葉を除去。
 刻み藁をびっしり敷き詰める。
(12月6日)
 細かな草が所々にけっこう生えており、丁寧に草引き。
(2021年2月14日)
 細かな草がけっこう生えており、丁寧に草引き。
 なお、枯葉がけっこうあり、これは手でもみほぐす。
(3月8日)
 若干の草引きをしつつ、法面に雑草が繁茂しだしたので草叩きしながら削り上げ。
(4月19日)
 草引きしながら、刻み藁を少々追加して株周りに敷き込む。
(4月30日)
 4月27日に初生りを10個強収穫。収穫記録は2013年から取っているが、初生りは一番早かった3年前の4月29日より2日早い。たいてい5月3、4日前後であるが、今年はこんなに早くなったのは、3月下旬から4月上旬の高温の影響だろうか。
 例年、収穫初期は鳥に突かれるものがけっこう多い。4月27日は皆無であったが、今日は少なくとも数個やられていた。
 小さな実がいっぱい付いており、今年も大豊作になりそうだ。
(5月15日)
 今最盛期で、今年も豊作だ。約1mごとに優良株に棒を指し、親株とする。
(5月28日)
 本日をもってほぼ収穫終了。明後日ほんの少々で今年は終わる。鳥害はずっとであったが毎回どれだけか鳥に突かれただけで、まあまあ軽微であった。また、ナメクジの発生もほんのわずかであった。
 まとまった雨がけっこうあり、土がどれだけか乾くまでは水っぽいイチゴになった。加えて、腐りがけっこう出た。鳥害より多かった。
 無肥料4年目、5連作であるが、小粒傾向にあるも、けっこう生りがいい。ただし、中央列の苗が小さかったものは生育も良くなく、生りも少なかった。評価は★★★★☆
 隔日収穫し、夫婦で毎日たっぷり食すことができた。そして、5月11日~21日がピークとなり、昨年より若干作付け本数が多かったであろうから、その間はとても食べきれるものではなく、お客様などにけっこう差し上げることができた。

<2019-20年>
(2019年6月3日)
 2018-19年栽培のイチゴの収穫が今日で終わった。栽培した55株のうち優良株10株を所々に残してあり、それ以外の株は株元から鎌で切り取る。
 丁寧に草引きしつつ、劣化した刻み藁はそのまま草抑えのために残した。最初、刻み藁が邪魔してランナーが根づきにくいかと思ったが、すでに伸びているランナーの子株が刻み藁があっても根付いていたから、刻み藁はそのまま残した次第。
 ランナーはまだ出ていない株が多いが、これからどんどん出てくるだろう。
(6月17日)
 少し雑草が生えだした。丁寧に草引き。伸びだしたランナーの位置を整える。
(6月23日、7月8日、7月29日、8月14日、9月1日)
 また、少し雑草が生えだした。丁寧に草引き。伸びだしたランナーの位置を整える。
(9月8日)
 今日、親株を除去(半分ほどは枯れ、他も枯れかけ)し、ランナーを切り、選る。
 まず、畝の法尻で大きくなっている子株をテボで掘り出し、ランナ―が少ししか伸びていない個所へ移植。10数株そうした。
 次に、ランナーを切りながら、小さな子株を除去し、十分に大きい子株は6、7cmほど離れていれば残す。親株は株元から切り取り、その近くに大きな子株がなければ近くから移植。
 丁寧に草引きしながら、以上を行なう。まだ、これでは密に植わりすぎているので、移植した株が活着したところで、概ね奇麗な3列植え(昨年までは2列植え)の状態になるよう、選ることとする。
 今年初めてのやり方だが、案外うまくいった。土が十分湿っており、移植苗はきっと活着することだろう。
(9月15日)
 移植苗は活着したようだ。概ね3列配置になるように選る。
 小さな鎌(ねじり鎌)で草叩きしながら、畝間・法尻の土をかき揚げ、畝整形。
 東隣2畝(タマネギ作付け予定)に被せてある枯草を、イチゴの敷き藁代わりに乗せ、雑草抑えとする。
(10月21日)
 昨日、細かな草を叩きながら、イチゴの枯葉除去、伸びたランナー除去、除去できなかった苗の除去を行なった。
 敷き藁代わりの枯草が薄いので、近くの休耕田(地主さんの了解を得て)から刻み藁を本日搬入し、厚く敷いておいた。これで、草抑えとイチゴが熟したときの腐り防止・土跳ね防止になる。
(2020年3月16日、29日)
 暖冬・暖春のせいか雑草の生え方が例年よりすごい。鎌で刈りながら小さなものは手で引く。取り残しを2週間後に丁寧に引く。
(4月29日)
 草引きしながら、刻み藁を少々追加して株周りに敷き込む。
 法尻の雑草は草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
 実がだいぶ付きだし、今年もまずまずの収穫が期待できそう。 
(5月5日)
 幾つか色付きだし、昨年より1日遅れで初生りを観測した。完熟物2、3個は鳥に突かれている。毎年こうした傾向にある。
(5月7日)
 鳥に突かれたものが数個。10個強を初収穫。今年は株数も増え、食べ切れないほどに生りそうだ。無肥料・連作栽培がうまくいきそうだ。
(6月2日)
 本日をもってほぼ収穫終了。明後日ほんの少々(ただし全部が泥棒にやられる)で今年は終わる。鳥害はずっとであったが毎回ほんの少々鳥に突かれただけで、軽微であった。また、ナメクジの発生もほんのわずかであった。天候にも恵まれ、雨は1回まとまった雨があったが、それ以外は小雨が2度ほどで済み、水っぽいイチゴになったのは1、2回だけで、概ね甘いイチゴばかりとなった。
 無肥料3年目、4連作であるが、小粒傾向にあるも、けっこう生りがいい。評価は★★★★☆
 隔日収穫し、夫婦で毎日たっぷり食すことができた。そして、15日~27日がピークとなり、例年に比べて作付け本数が4割ほど多かったから、その間はとても食べきれるものではなく、お客様などにけっこう差し上げることができた。

<2018~19年の記録>
(2018年5月28日)
 苗取り用に残す南のほうの5株以外を全部引き抜き、イチゴの畝に当面置いておく。ずっと敷きっぱなしの刻み藁とイチゴの残骸が草抑えになろう。
(6月24日)
 南のほうの苗場の草引きを丁寧に行い、連作するその続きの畝の草引きも行う。
(8月10日)
 その後、目立つ草を引いてきたが、刻み藁のお陰で大した草は生えなかった。ここにきて、部分的にだいぶ草が生え、法面に繁茂した雑草を鎌で刈りながら、畝の草引き。
(8月20日)
 苗場にしている部分以外の畝整備に取り掛かる。
 2列植えの畝につき、中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたカボチャの残骸、引いた枯草、堆肥化しかけた刻み藁を手で埋め込んでいく。
(9月19日)
 早朝に大きな雑草を引き、午後にテンワで削り、明日から雨模様につき、ふわふわになった土をかき混ぜ、細かな雑草を放り出す。
(10月7日)
 本日、苗の定植。同じ畝の苗場にしている南3分の1は前年に購入した更新苗であり、その一部を残してランナーを走らせ、苗づくりを行ってきた。
 昨年同様、無肥料連作の自然農法で行くから、肥料は入れず、早速に定植。
 苗場の苗は密生しすぎて、ひょろ長いものが多いが、所々に軸太のものがあり、それをテボで掘り出し、北のほうから順次2列植え。株間は過去の経験から、こんなものだろうと適当に。
 北から順次定植していき、苗場に到達。ここからは、定植しようとする位置に軸太の苗があればそれを残すというやり方をしようとしたが、ひょろ長いものが多く、目論見どおりにできたのは3割程度となった。なお、2列の中央に3株だけ予備苗を残しておいた。
 ところで、苗場の脇に枯草などを置いておいたが、どれだけの量もなく、株間に少々埋め込むことしかできなかった。なお、ひょろ長の苗など不要なものは引き抜いて隣のオクラの畝に放り、枯れさせ、その畝に埋めこむこととする。
 植わったのは各列26株(株間40cm)で計52株+アルファ。昨年は56株。
 天気が良くて、一部の苗が少々グンナリしているが、畑が十分に湿っており、水やりせずとも活着するだろう。
(10月29日)
 定植した苗は全部が活着したが枯葉が目立つ。枯葉を除去し、丁寧に草引き。
 田んぼから刻み藁を運び、畝全体にたっぷり敷く。
(2019年4月28日)
 今年は全然草引きせずに今日まで来たが、かなり大きな雑草もあるので、ほぼ全部の草を引く。そして、草引きしながら、刻み藁を株元をメインに全体に敷き渡るよう、直しを行なった。
 色付きかけたのは1個だけで、昨年より色付きが遅れている。無肥料栽培は生育が遅れがちになるようであり、そのせいかもしれない。
(5月4日)
 幾つか色付きだした。うち2個は鳥に突かれている。完熟もの3個をつまみ食い。
(6月3日)
 本日をもって収穫終了。今年は初期にほんの少々鳥に突かれただけで、その後の被害はほとんどなかった。また、ナメクジの発生もほんのわずかであった。
 無肥料2年目、3連作のイチゴであるが、更新苗2年目であったからだろうか、けっこう生りがよく、甘かった。評価は★★★★☆
 隔日収穫し、19日頃がピークとなったが、日毎の収穫量にそれほどの違いは生ぜず、夫婦で毎日たっぷり食すことができた。お客様などに差し上げる分はさほどなく、3、4名の方に差し上げただけ。
 なお、南のほうは昨年10月に枯草などを少ししか入れ込めなかったが、収穫に差はなく、問題なかった。

<2017~18年の記録>
(2017年9月1日)
 7年目の2017年の収穫はイマイチであった。ほとんどがずっと自家採取の苗だからだろう。そこで、8年目の今年は3分の1畝分を購入苗とし、9年目は前年の購入苗に全部置き直すこととした。 
 そして、「たんじゅん農」にのっとり、無肥料で連作することとし、南3分の1程度は苗場になって入るから、それ以外の部分で畝作りを行う。
 2列植えの畝につき、中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたカボチャの残骸と引いた枯草を手で埋め込んでいき、最後に両端を鍬で軽く土寄せしておいた。
 苗場の部分は、苗を移植後に、同様の措置をし、購入した苗を定植する予定でいる。
(10月1日)
 昨日、雑草の草叩きをしておいた。本日、畝整備。まず、籾殻(「たんじゅん農」推奨の「炭素素材」のつもり)を適当に撒く。畝幅が気持ち足りないから、両サイドの土をビッチュウで削り上げるとともに畝の上面を軽く覆土。テンワで整形して完了。
(10月8日)
 苗場はランナーを走らせっぱなしにしておいたから、密生しており、ひょろ長いものがほとんどだ。でも軸太のものがどれだけかあり、それをテボで掘り出し、適当な間隔で2列植えしていく。2/3畝で19株が植わった。
 苗場のイチゴを全部掘り出して捨て、畝作りにかかる。前回と同様に中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたトマトの残骸と枯草を手で埋め込んでいき、最後に両端をテンワで土寄せし、整形。
 JA売店で「早生ほうこう」18株(@120円)を買い、2列植え。これで、1列28株、全体で56株が植わった。昨年とほぼ同じ株数となった。列幅は約50cmで昨年より若干狭い感じだ。
 テボで掘り出した苗は少々グンナリしているが、畑が十分に湿っており、今日から5日間天気がいいが、水やりせずとも活根するだろう。
(11月9日)
 けっこう雑草が生えている。テンワで法面を削り上げ、畝面の草削りをざっと行う。
(11月20日)
 細かの雑草を引きながら、葉が地面に張り付かないよう、刻み藁を敷きこむ。
(12月17日)
 刻み藁が風で若干吹き飛ばされており、それをかき集めて戻し、両サイドに藁を少し敷く。畝下の土を鍬で軽く削って藁に乗せ、風害防止。
(2018年3月12日)
 草引きをし、畝の両サイドを軽く削り上げ。
(3月25日)
 畝の両サイドを大きく削り上げ。
(4月29日)
 3月4月が暖かかったので生育がよく、数日前からけっこう熟しだした。しかし、例年より鳥害が激しく、全部突かれてしまっている。でも、今日になって、鳥害はガクンと減ったようで、30個程度初収穫。
(5月18日)
 5月2日からイチゴの収獲がピークに入った。隔日で収穫を続けている。前々回にピークは過ぎたかと思ったが、またまた高収穫が続きだした。
 購入苗は大半が好成績を上げ、繰り返し苗取りしてきた株も好成績なものがけっこうある。
 昨年の畝での連作で、施肥もしてないが、残留肥料があるであろうから完全な無肥料栽培ではなかろうが、思いのほか好成績を収めている。連作障害もほとんど出ていないのではなかろうか。
 なお、来季の苗取り用の優良株は、購入苗の中から5株を選抜し、棒を差してある。これでもって、前年と全く同様に苗づくりを行う予定である。
(5月24日)
 ずっと高収穫が続いていたが、前回(22日)に若干少なくなり、本日は10個もない状態で、一気に終了。今年は豊作で、大半が甘かった。評価は★★★★☆
 鳥に突かれる被害は過去にない多さで、最後までずっと続いた。なお、ナメクジは小さなものをまれに見るだけであった。

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