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山芋(イチョウ芋)食用芋、種芋、むかごの保存 [山芋]

 里芋と違って、山芋(イチョウ芋:どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)らしい)の種芋は真冬の冷え込みに強く、凍みることはないと高をくくっていたが、そうでもない。冷え込みが強い年は一部が凍みてしまうことがある。
 なお、むかごからの栽培にも取り組んでいるが、むかごはまず凍みることはない。
 過去の保存方法を以下に記録しておく。

<2022年産>
①食用芋
(11月8日)
 昨日、概ね例年どおりの時期に収穫した。今日、水洗いし計量。
 一昨年、収穫した山芋を納屋に置いておいたら、正月過ぎに凍みる芋がけっこう出た。よって、長期保管は、昨年からダンボール箱に入れ、室内保管することにしている。
 今年は、昨年の収穫量(41kg)より2割増しの49kgの収穫で、2日掛けず1日で掘ってしまったから、終わりのほうは疲れて、いいかげんに掘ったから、先っちょが切れたものが多い。先っちょが切れたものを一族郎党に送り、良品を順次当店のお客様に進呈する。また、自家用に長期保管するものも良品とする。
(11月21日)
 残りは半分になった。ダンボール箱2箱に詰め、自宅洋間で当分保管。

②むかご
 例年どおり、2か年栽培物の2年目のものにたくさんむかごが生り、1年栽培ものに、まあまあ生った。
 例年より少し早めて9月25日にむかごの収穫をしたが、すでに若干こぼれ落ちているし、収穫するときにこぼれ落ちるものもある。来年はもっと早くせねば。
 極小のものまで、なるべくきれいに全部収穫した。むかごを全部回収しておかないと、やたらとあちこちから芽吹き、始末におえないからだ。
 大きいむかごを来年からの2か年栽培する種とするために残し、小さなものや細かいものは全部捨てる。
 例年、納屋保管では、むかごが真冬に凍みることがあるから、箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で保管していたが、今年は11月中下旬に畝に埋め込み、丸々2か年栽培を目論んでいる。なお、そのとき、今年収穫した食用にならない極小の小芋(大きい小芋は③で使用)を優先して埋め込むことにしている。
 そして、厳冬期の凍み防止のため、刻み藁や枯草を乗せ、12月にビニールシートで覆うこととする。3月にシートを外す。
 なお、残ったむかごは箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で6月頃まで保管し、芽吹かなかった箇所に埋め込むことにしている。

③山芋(イチョウ芋)の種芋
 1年経過した畝で不発芽の箇所(枯れたツルが支柱にない箇所)が40か所ほどあり、今年収穫した食用にならない小さな芋を、収穫の翌日に、大きいものから順に埋め込み。
 この畝には枯れ草などを被せておけば冬季に凍みることはまずなさそうだ。ビニールシートを掛ければ完璧だが、そのためには支柱を抜いて目印の短い棒を差し込み、来春に支柱の差し込みし直しする必要があり、これは面倒だから、枯草の覆いだけで済ます。
 これが終わった後、残った極小の小芋は①のむかごと同様に使用。

<2021年産>
①食用芋
(10月7日)
 今年は1か月早く9月末と10月初めに収穫した。
 例年、収穫した山芋は納屋に置いておくのだが、凍みることはほとんどなかったが、一昨年は正月過ぎに凍みる芋がけっこう出た。今年の収穫量(41kg)は去年の2割増しほどあり、当面は納屋に置いておくが、早めに親戚に送ったり、お客様に差し上げたりし、12月にはダンボール箱に入れ、室内保管することとしよう。
 なお、首元が細長いものは折り取り、先端が小さなコブになっているものも割り取り、これを種芋に回すこととした。というのは、今年はむかごが全然生らず、種芋(小さな芋で食用にならないもの)が大幅に不足するからである。
②むかご
 不思議なことに今年は全く生らず仕舞い。
③山芋(イチョウ芋)の種芋
(10月7日)
 今年はむかごが全く生らなかったから、小さな芋をむかごの代わりに種芋にすることにした。そして、今年の春にむかごから栽培した畝で不発芽の箇所があり、ここにも植え付けせねばならない。
 そこで、食用にならない小さな芋を、むかごに近いクズ芋(これは2か年栽培)と少々大き目の小芋(これは2か年栽培の2年目の畝の欠損箇所へ埋め込み)に2分類。
 近日、少々大き目の小芋を2か年栽培の2年目の畝の欠損箇所へ埋め込みする。この畝には枯れ草などを被せておけば、冬季に凍みることはまずなさそうだ。ビニールシートを掛ければ完璧だが、支柱を抜いて目印の短い棒を差し込み、来春に支柱の差し込みし直しする必要があり、これは面倒だから、枯草の覆いだけで済ます。
 これが終わった後、残った小芋とむかごに近いクズ芋を畝立てが出来次第、埋め込み作業を行い、枯草を乗せ、12月にビニールシートで覆うこととする。
 こうすれば、種芋の冬季保管をせずに済むというもの。今年から、この方法を取る。
(10月8日)
 少々大き目の小芋を2か年栽培の2年目の畝の欠損箇所へ埋め込み。50個ほどはあったろうか。残ったのはボコボコとした大きな芋1個だけで、これは幾つかに切り分けて1年目の畝に埋め込むことにしよう。
(10月31日)
 むかご代わりになるものをあれこれかき集めて籠に入れてあったものをぶちあけ、腐りが来たり、しわしわになったものを捨て、ごつごつした大きな塊はちぎり分け、数えてみたら70個ほどあった。これでは10個不足するから、食用に保存しておいた優良品の首10数個を切り、これもむかご代わりにする。

<2020年産>
①食用芋
 例年、収穫した山芋は納屋に置いておくのだが、凍みることはほとんどなかったが、昨年は正月過ぎに凍みる芋がけっこう出た。今年の収穫量(36.5kg)は去年の5割増しほどあり、当面は納屋に置いておくが、早めに親戚に送ったり、お客様に差し上げたりし、12月半ばにはダンボール箱に入れ、室内保管することとしよう。
 なお、首元が細長いものは折り取り、先端が小さなコブになっているものも割り取り、これを種芋に回すこととした。というのは、保存するむかごの数を間違え、来年作付けするむかごが大幅に不足するからである。
②むかご
(2020年10月4日)
 2か年栽培物の2年目のものにたくさんむかごが生り、1年栽培ものに、まあまあ生った。
 昨年より2週間早いむかごの収穫だが、すでに若干こぼれ落ちているし、収穫するときにこぼれ落ちるものもある。来年はもっと早くせねば。
 極小のものまで、なるべくきれいに全部収穫した。むかごを全部回収しておかないと、やたらとあちこちから芽吹くから始末におえず、昨年もそうしたが、昨年は時期的にだいぶ遅かったから、こぼれたものが数多く発芽し、その除去にけっこう手間どった。
 大きいむかごを来年からの2か年栽培する種とするために残し、小さなものや細かいものは全部捨てる。ところで、200個弱必要とするが、勘違いして残したのは120個ほどだ。これでは大幅に不足する。
 なお、納屋保管では、むかごが真冬に凍みることがあるから、箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で保管(11月23日以降)することにする。
③山芋(イチョウ芋)の種芋
 11月初めに山芋を掘ったのだが、種芋になる小さな芋(食用にするには小さすぎる)は、その全部をむかごからの2か年栽培の畝(芽吹かなかった箇所)に補充すべく、大きいものから順に埋め込んでおいた。まだ、その残り(うんと小さいが、むかごよりはずっと大きい)があり、これはむかごの代わりに優先的に2か年栽培用に残そう。
 なお、納屋保管では、小芋が真冬に凍みることがあるから、箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で保管(11月23日以降)することにする。

<2019年産>
①食用芋
(2020年1月9日)
 例年、収穫した山芋は納屋に置いておくのだが、凍みることはほとんどなかった。今年は納屋に半分、店に半分置き、親戚に送ったり、お客様に差し上げたりした。
 残り少なくなったが、どちらの保管場所も、凍みる芋がけっこう見つかり、氷点下になることがない冷蔵庫で残りを保管することとした。
 昨年は5月までは持ったが、6月になると傷みがけっこう出てきたと思う。今年は冷蔵庫保管することにしたが、どうなるやら。
(3月末頃)
 収穫量が少なかったせいか、今年は3月末頃に食べきってしまった。

②むかご(10月20日)
 2か年栽培物の2年目のものにたくさんむかごが生り、他の畝はわずかであった。すでにこぼれ落ちたものがけっこうあり、それも含めて全部を回収し、ヤーコンの畝間にいったん捨て、大きいものを拾い集め、ザルに入れて陰干し。
 こうして、むかごを全部回収しておかないと、やたらとあちこちから芽吹くから始末におえず、今年から全部回収することにした。ただし、時期的に少々遅かった。 
(11月8日)
 日陰干ししておいたむかご約160個をザルから、昨年使った発泡スチロールの小箱へ移し、母屋へ運び込み。(蓋をしておいたが、12月2日、蓋を外す。)
(12月20日)
 暖房を掛ける居間兼寝室の押し入れが一番冷え込みが少ないから、ここに蓋を取ったまま保存することとした。
(2020年4月26日)
 むかごは全く凍みることなく、今日、全部植え付け。

③山芋(イチョウ芋)の種芋
 11月初めに山芋を掘ったのだが、種芋になる小さな芋は、その全部をむかごからの2か年栽培の畝(芽吹かなかった箇所がどういうわけか多かった)に補充すべく、使い切った。よって、来年、単年栽培する畝用の種芋は収穫した良品からの切り分けとなる。
 なお、むかごからの2か年栽培(植えっ放し)を2期実験し、これがうまくいき、単年栽培より楽だから、再来年からは4畝全部を2か年栽培することとし、単年栽培用の種芋切り分けは来期が最後となる。
(11月15日)
 本日、種芋づくりを実施。上端が細長い芋の先端を数十gから100g弱ほど切り取ったり、芋の下端でとろろにおろすに不適な形状のものを切り落としたりし、できた分(約50個)を種芋とし、納屋で日陰干し。
(12月2日)
 その後、2、3日玄関先で日に当て、母屋に入れる。今日、見てみたら、切り口が十分に乾いているものがほとんど。ただし、2個が凍みており、切ってみると、やはり中まで凍みが入り込んでおり、これは処分。発泡スチロール箱に入れ、母屋の冷え込みが少ない場所で保管することにした。当面は蓋は外しておく。
(12月20日)
 暖房を掛ける居間兼寝室の押し入れが一番冷え込みが少ないから、ここに蓋を取ったまま保存することとした。
(2020年4月26日)
 今日、植え付けしようと畝に均等に並べたところ、約1割(数個)は凍みて使えなかった。暖冬で冷え込むことはなかったのに。

<2018年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋(11月21日)
 11月5日に単年栽培物を掘って水洗いし、10日に来年用の種芋づくり。40数個いるから、60個弱を確保する。
 小芋はそのまま種芋にする。今年は単年栽培とむかごからの2カ年栽培の両方を収穫したから、小芋が倍の量となるが、2カ年栽培物はほぼ全部の芋に全体に小さなイボイボがびっしりついており、どうやら、これはネコブセンチュウ被害のようで、ネコブセンチュウ被害が生じたサツマイモと同様に保存性が悪いかもしれないので、来年用の種芋は単年栽培品からのみ賄うことにした。
 これでは不足し、大きい芋の先端を折り取ったり、形の悪い芋の先端を折り取ったりして、少なくとも50g以上のものを種芋として60個弱確保した。発泡スチロール箱に満杯になった。
 切り口が十分に乾いたので、21日に蓋をして母屋の玄関ホールに仮置きする。
(12月3日)
 母屋の玄関ホールに置いておいた山芋を見てみると、けっこうカビが生えていた。まだ乾ききっていなかったのである。そこで、全部いったん出して点検。
 青カビが生えているものは中まで凍みが入っていた。凍みがない所まで切って乾かし直し。白カビなどは中まで凍みは入らず、ティッシュペーパーで吹く。
 もう1度籠に入れて乾かし直しすることとなった。10個弱を処分。
 昨年同様に居間兼寝室に置こうと思ったが、今年は朝まで暖房をかけることとしたから、暖かくなりそうで、隣の応接室に置くこととした。 
(2019年4月27日)
 種芋用に保管しておいた小さな山芋を点検したところ、首元から芽が出ているものが数個あった。凍みているものはないか調べてみると、3割ほどは部分的に凍みており、大半を処分。凍みが少ないものは凍みた部分を除去して使用。
 良さそうなものは30個弱しかなく、一緒に入れておいたごく小さな種芋も使うこととし、何とか40数個を用意できた。
 やはり居間兼寝室でないとダメだ。

②むかご(11月21日)
 2カ年栽培物にむかごが非常に多く生り、10月に2、3回と掘ったときに、大きなむかごを数十個拾い集めてある。また、掘った山芋の先端に丸っこい小さなものがくっついているものは千切り取り、また、細長い小さなものはそのまま、むかごの代わりに2カ年栽培用にした。それが10個ほど確保でき、11月10日に一緒にして、発泡スチロールの小箱(昨年使ったもの)に満杯入れ、蓋をせずに倉庫内に置いておいた。 
 むかご以外のものも入れてあるので、蓋をして21日に①と一緒に母屋での保管とする。
(12月3日)
 むかご以外のものは①と同様にカビが生えていたものがあり、同様に措置。
 なお、友人に収穫したイチョウ芋を差し上げたところ、興味を示され、むかごから栽培したいとのことで、翌日、数十個を郵送。
(2019年4月27日)
 発泡スチロールの小箱を開けて見てみたら、全く凍みていなかった。
 
<2017年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(12月10日)
 小さい芋は種芋にすべく泥落としせずに籠に入れっぱなしにしておいたものを、発泡スチロールの箱に入れ替え、母屋の居間兼寝室に置くことにした。昨年は、段ボール箱に籾殻を入れ、母屋(洋間)で保管したが、一部凍みたので、もう少し暖かいところにした次第。
(2018年4月8日)
 保管場所を倉庫に変え、点検してみたら、一部分凍みていたものや全部凍みたものが昨年ほどではないが少々あった。
(4月23日)
 食用にしたものは玄関入った所にダンボール箱詰めしてあったが、小さいものや首の部分を種芋用にすべく取り出したら、ごく少数が部分的に凍みていた。
②むかご
 発泡スチロールの小箱に入れ、母屋の居間兼寝室に置く。翌年4月、見てみたら、全く凍みていなかった。

<2016年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(11月20日)
 小さな芋は一人生えの箇所から20個ほど確保してあるが、今日、栽培畝から収穫したものを選り分け、小さな芋を種用に残し、大きな芋は上部を切り取り種用にした。とりあえず籠に入れておいた。
(12月5日)
 段ボール箱に籾殻を入れ、母屋で室内保管。
(2017年5月15日)
 保存しておいた種芋(昨年掘った山芋の上部を切り取ったものやごく小さいもの)の一部は柔らかくなって(凍みていて)使い物にならない。昨年もそうであったから、来年こそ保管場所を変えねばいかん。
②むかご
 むかごは、一人生えの箇所を主に十分な数を確保してあり、菓子箱に入れたままにしてあるが、毎年これで倉庫にて越冬可能である。

<2015年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(11月11日)
 試し掘りで食用にしたものは上部を切り取ってあり、まずこれを種芋にする。上部があまりに細長いものは先っちょを切り取り、草木灰を塗り、籾殻を入れたダンボール箱に入れる。
 次に、試し掘り・本掘りで出た食用には向かない小さなものも同様に上部を切り取り、草木灰を塗り、収納。
 山芋の先が2つ3つに分かれていて割り取ったもの、コブのように膨らんでいて割り取ったものも同様に収納。
 これだけで数十個の種芋ができた。まだ割り口が乾いていないので籾殻は被せず自然乾燥を待つ。
 その他にむかごやそれに類する小さなものが約10個あり、別途保管。
(11月13日、15日)
 本掘りで食用に回したものの上部を切り取り、草木灰を塗り種芋用にする。良さそうなのは10個強。これで、必要とする種芋80個は十分に確保できた。2日後に、籾殻を入れたダンボール箱にて来年の5月まで保管。
(11月22日)
 籾殻保管が早すぎたかもしれず、一部を取り出してみたら切り口に青いカビが付いていたものあり。全部放り出して点検。10個ほどがそうであり、切ってみると奥深くまで凍みているものもある。数個は処分。軽度のものは綺麗な切り口になるまで切り、草木灰を付けて日陰干し。
(12月中旬)
 再び青カビが発生したものあり。また、ネズミに齧られたものも2、3個。よって、ダンボールの蓋を閉じる。
(翌5月16日)
 ずっと倉庫で保管し、今日植え付けようと箱から出したら4分の1ほどは凍みて柔らかくなっていた。使えるのは60個ほど。他にむかごが10個ほどあり、これは芽吹かなかった箇所に後植えする。
 今年は里芋もそうであったが、倉庫保管では真冬の冷え込みで凍みるようだ。来年は母屋での室内保管としよう。

<2014年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(11月17日)
 小さな芋はそのままにし、大きそうで食用になる部分とそうでない部分に切り分け、来春に埋め込む種を用意した。むかご6個を含めて約80個できた。
 種用はしばらく陰干しし、よく乾いたら、箱に籾殻を入れて保存しよう。なお、切り口には草木灰を付けておいた。
(翌年5月)
 倉庫で保管したが、小さな芋は全く凍みていなかった。
 ただし、山芋の上部を切り取ったものやごく小さいものは、4分の1ほどは柔らかくなって(凍みていて)使い物にならない。
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