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2018年は農産物に大被害が出そうな大型台風が2度も襲来 [台風の被害など災害]

<台風21号>
(8月31日)
 なんだか最近、予感がよく当たる。今年最強まで発達か、と言われる台風21号 。日本列島のど真ん中へ進路を取っている。これがそれてくれれば有り難いのだが、今回ばかりはそうはまいらぬ予感がする。
 子どもの頃に味わった昭和34年の伊勢湾台風(上陸時930hPa)、36年の第2室戸台風(上陸時925hPa)の再来となりはしないか。
 今回の台風21号は、今日現在915hPa、予想は1日905hPa、2日915hPa、3日920hPaで、4日の上陸だから、上陸時930hPaぐらいだろう。
(9月2日の予想では上陸時はせいぜい945hPaで、少しは心配が弱まった。上陸時には950hPaであった。)
 困った…
 農産物に相当な被害が出ることを覚悟しておかねばならない。
 種を直播したハクサイ、ビタミン大根は芽吹いたばかりで、双葉が大風で吹っ飛んでしまうのではなかろうか。幼苗を定植したばかりのキャベツも葉っぱがもぎ取られてしまうのではなかろうか。
 垣根が結ってある十六豆、キュウリ、山芋は垣根が倒れて、その拍子に株元から軸がちぎれてしまいはしないか。
 支柱を立ててある紫ナス、白ナス、ピーマンも倒れたり、枝折れしてしまわないだろうか。
 夏キャベツの畝に覆ってある防虫ネットがめくれて飛んでいってしまいはしないか。
 甘夏の枝が実の重みで折れないように支えてある太い角材が外れはしないか。
 里芋の葉っぱも軸折れして芋の生育が悪くなるだろう。ヤーコンも傾いたり、葉がちぎれて芋の生育が悪くなろう。終わりかけのオクラも葉っぱがちぎれよう。ネギも葉折れで生育が悪くなるだろう。
 などなど心配事がたくさんある。
 弱った…
 できる範囲で対応策を講ぜねば。
 まず行ったのが、9月2日に定植を予定していたブロッコリー、カリフラワー苗であるが、台風が通過するまで延期することとした。でも、苗は先に買ってきておかねばならぬ。すでに植えた人が台風被害で植え直すために買いに行き、苗がなくなってしまう恐れがあるからだ。そこで、今日、JAへ行って各8株入手。ついでに先日植えたキャベツ15株がやられた場合のために、これも8株購入。無事だったら第2弾用に残してある畝に定植すればいい。予定より10日ほど早い定植となるが。
 ハクサイは、直播したものが全滅しても、別にポット苗を作っているから、時期が来たらこれを全部定植すればなんとかなる。
 ビタミン大根は、種を買ってきて蒔き直しということになるが、果たして種が買えるかどうか、少々心配ではある。
 十六豆の垣根は倒れたとしても、もう裏生りになってきているから、これで収穫終了とあきらめるしかない。キュウリはこれからのようだが、品種を誤ったのか、生りが非常に悪く、これもあきらめよう。
 山芋の垣根が倒れると、株元から軸がちぎれてしまう恐れが多分にある。これは補強作業せねばならんだろうが、どこまでできるか。
 3本支柱を立ててある紫ナス、白ナス、ピーマンは支柱が脆弱で、1本足さねばならんだろう。そして、枝折れ防止のための枝の支柱への結わい付け。
 夏キャベツの畝に覆ってある防虫ネットはネット押さえの細い棒を足し込み、袖元に石で重石をすればよかろうか。
 甘夏の枝折れ防止の角材は外れないよう補強が必要だ。
 里芋は手に打ちようがない。ヤーコンもそうだが、これは雑草との共生を図っているから、雑草にどれだけか守られよう。甘いか?
 オクラは終盤に差し掛かっており、今年は無肥料がために背が低いから、全然支柱を立てていないが、傾いたとしても少々のことであろうから、さほど心配にはならない。
 なお、ネギは例年だと、まだ土寄せしておらず、大風が吹けば倒れるものが続出するが、今年は台風接近に伴い、昨日土寄せをしておいたから、倒れはしない。もっとも、ネギの葉折れは防ぎようがないが。
 といったところである。
 さて、いろいろと手を打たねばならぬことがあるが、明日の朝に少々行い、明後日、明々後日の当店連休で可能な限り対処したいが、はたしてどこまでできるか。
(措置した事項)
8.31甘夏の枝支え支柱の補強(結わい付け)
9.01夏キャベツ防虫ネット補強
  ニンニク収納、タマネギ・ニンニク籠にビニール袋で覆い
  飛んでいきそうな物を片付け
9.023本支柱を立てて結わい付け
  スモモ:3本支柱を立てて結わい付け
  イチジク苗木:1本支柱を立てて結わい付け
  ぶどう:垂れ下がった枝を結わい付け
  ピーマン:不安定な3本支柱の株に支柱1本補強、所々結わい付け
  キクイモ:3本支柱を立てて結わい付け
  山芋3畝:1m弱の間隔で補強支柱を立てて結わい付け
  白ナス:不安定な3本支柱の株に支柱1本補強
 (紫ナス:小木につき補強せず)
 (土手のコスモス:倒れたり寝ているものを刈り取っただけ)
(9月3日8時追記)
 毎日何度も台風予想進路を見ているのであるが、ずっと変わりなく室戸岬を目掛けてやってくる予想となっている。
 しかし、気象庁は予想図の脚注に「台風の中心は必ずしも予報円の中心を結ぶ線に沿って進むわけではありません。 台風の中心が予報円に入る確率は70%です。」と書いている。それだけでなく、中心を結ぶ線上が一番確率が高いわけでもない。
 今回の台風の一番確率が高い進路は、上陸時には予報円の左端あたりとなりそうである。これは、予想天気図から読み取れる。小生の予想上陸地点は足摺岬。これで、当地岐阜の風害は随分と小さくなろう。予想が当たってほしい!!
(9月4日)
 小生の予想は当たらず、ずっと予想進路が変わらなかったとおり、ほぼ室戸岬(正確にはその少々東)に上陸。けっこう風が吹いた。その状況は別立てブログで「来たぞ来たぞ“非常に強い”台風」と題して記事にした。
(9月5日)
 朝起きて、早速、畑の被害状況調査。思いのほか被害は軽微。手当てしたものの状況は次のとおり。
・ぶどう:垂れ下がった枝を結わい付け→少々枝が折れ曲がり
・山芋3畝:1m弱の間隔で補強支柱を立てて結わい付け→1畝だけ少々傾く
 何も措置しなかったものの被害は次のとおり。
・十六豆(黒豆):東西畝につき、風当たりが強く、物干し竿にもたれかかる。
・キュウリ第3弾:東西畝につき、風当たりが強く、部分的に少々傾く。
 心配していた、植えたばかりのキャベツ苗は概ね大丈夫、種蒔きしたばかりの大根、ハクサイは無傷。
 なお、風通しの良い畑の里芋は葉っぱが飛んでしまっているが、うちはお寺の大木が風を遮ってくれ、無傷で助かった。
 ところで、庭木で心配なものが一つあった。老木のサルスベリである。幹から二股に分かれており、横へ伸びている幹はつっかい棒で支えてあって大丈夫だったが、ほぼ上向きに伸びた幹がポッキリ折れてしまった。中は空洞であったから強風に耐えられなかったのだろう。早速、片付け作業を行ったところである。

<台風24号>
(9月30日)
 21号は概ね北上してきたが、24号は沖縄あたりから北西へ進んで室戸岬を目指している。予想では上陸時は21号同様に950hPaで、当地への影響は同程度と予想される。
 ただし、今回は、台風の目が通る可能性もあり、そうなると、けっこう生長した冬野菜も多いから、やたらと風にもまれて被害も大きくなりそうだ。
 そこで、次のとおり対処した。
・キャベツ類:株元に手で土寄せし、ぐらつき防止
・ビタミン大根:株元に手で土寄せし、ぐらつき防止
・普通の大根:半分ほどを間引きし、両側から指で軽く土寄せ
・ナスや山芋など:前回、支柱補強したものをそのままにしてあり、何もせず 
(10月1日)
 24号は21号と規模は同じで、より直撃するコースをとったが、上陸して急激に勢力を弱めたようで、ほとんど何も被害が生じなかった。いろいろと手当てをしておいたこともあったからだろう。ホッと安心。
 
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