自宅前の畑でのメロン無肥料(→減肥料)栽培(苗の定植以降) [メロン]
(2023年からは別ページ→メロンの手抜き栽培)
メロンの種蒔き&育苗管理、メロンの種取りは別ページで書き、このページは苗の植え付け以降を記録する。
メロン栽培は2013年から須賀前の畑で始め、その後、自宅前の畑でも2016年(ただし翌年はペポカボチャ)から毎年行っている。
このページでは自宅前の畑での栽培について記録する。
自宅前は湿気畑であり、メロンの栽培に適さないが、メロンのなかでも「網干メロン」は湿気にどれだけか強そうで、自宅前はこの品種でいくこととした。
試行錯誤の中から、少しは栽培法を改善してきたが、2018年から、大きく方向転換し、自然農法「たんじゅん農」を導入することとした。無肥料、無農薬栽培である。前作の冬野菜から、そうしている。そして、無茶かもしれないが連作を嫌うメロンを、当面、サツマイモとの交互作でいってみることにする。「たんじゅん農」が成功すれば、連作も可能だからである。
なお、自宅前に畑では2016年に有機肥料栽培し、翌年は別作物を作付けし、2018年からメロンを無肥料栽培している。
<2022年産>
(2021年11月17日)
今年サツマイモを収穫した畝での来年メロン栽培となる。昨年のメロンは、サツマイモを収穫した後、何もしないで翌春まで放置し、植え付け前に東畝のみスコップで畑起こしもどきを行っただけである。そのせいか、少々出来が悪かった。
よって、今年は少々手入れをすることに。まず表層の土を数センチ退け、ついで10センチほどを反対側に退け、概ねフラットにし、籾殻と刻み藁を入れ、スコップで畑起こしもどき。若干の籾殻などが地中に入る。退けておいた10センチほどの土を戻し、刻み藁をばら撒き、最後に表層の土を戻す。
(2022年3月30日、5月8日)
雑草がけっこう生えてきているので草叩きし、畝間を削り上げ。
(5月23日)
昨年の11月に若干の土壌改良を行ったから、畝の土はけっこうフワフワしている。
作付けに先立ち、念のためスコップで畑起こしもどきした。
なお、畝間もスコップで畑起こしもどき。こちらは土が硬く締まっていた。畑起こしもどきの結果、平べったい畝となり、メロン栽培に好都合となった。
(5月30日)
網干メロンは無肥料でも十分に育つが、今年は多くの野菜を減肥料栽培(植え付け時に大き目の穴を空け、牛糞を投入)としたので、網干メロンも同様にした。なお、牛糞の投入量は、両手で一握り程度(約1リットル)。
サツマイモ畝に置いておいた枯草やサツマイモのツル、そしてコブトリソウの枯れた茎を敷き藁代わりに敷き、ウリハムシ対策として寒冷紗掛けして、当面トンネル栽培。
1畝に10株ずつ2畝に全部の苗を使用。ネキリムシ対策のため、2本立て。
(6月12日)
ネキリムシ被害はなかった。十分大きくなったので、1本を切り取り、1本立て。
(6月20日)
だいぶ大きくなり、ウリハムシはいないから、寒冷紗を外す。
畝の嶺の草引き、法面と畝間を削り上げ。
(6月24日)
コブトリソウの枯れた茎がまだどれだけか残っていたので、西畝に敷き詰めた。1か月弱もの間、柿の木の下で野ざらしにしてあったので若干堆肥化。要雨除け。
(7月25日)
雑草がけっこう生えてきている。手で草引きし、生っている実は敷き藁(コブトリソウの残骸)の上に乗せ換える。
(7月30日)
少々遅れ気味に初収穫10数個。
(8月4日)
2回目の収穫10数個。
ネコブセンチュウ対策のため対抗植物ギニアグラスの種をばら蒔く。
(8月8日)
今日最終収穫10数個。小さなものや熟しすぎて虫に食われたものは放置。今年は牛糞堆肥を少々投入したせいか調子いいし、まだほとんど枯れていない。評価★★★☆☆
ギニアグラスがかすかに芽吹いた感がする。草引きしつつ、敷き藁(コブトリソウの残骸)を叩いて、種蒔きしたギニアグラスを地面に落とす。
(8月14日)
ギニアグラスの芽吹きが畝間に小々と、非常に悪い。今日、再度種蒔き。
(9月18日)
再度種蒔きしたギニアグラスであるが、ほとんど発芽しなかった。
<2021年>
(4月11日)
昨年サツマイモを収穫した畝でのメロン栽培となる。サツマイモを収穫した後、何もしないで放置してあるが、思いのほか雑草の生え方は少ない。きょう、丁寧に草叩き。
(5月14日)
どれだけか草が生えており、明後日から梅雨入りの感がするから、しっかり草叩き。
(5月15日)
東畝のみスコップで畑起こしもどきを行い、牡蠣殻粉末を入れ込み。西畝は枯草がどっさり乗っているから、畑起こしもどきは省略。
(6月3日)
細かな草が生えてきているから、草叩き。西畝が小さいので、西隣のサツマイモの畝をひっかいてメロン畝に土寄せ。
(6月6日)
再再種蒔きの苗がやっと大きくなり、今日、定植。
畝に乗っかっている枯草を除け、7m畝(2畝)に10株ずつ植え付け。
除けた枯草を株周りや畝の峰に敷き詰め、少々不足気味だから刻み藁を足し込む。
寒冷紗を掛け、トンネル仕立て。寒冷紗は幅が広いので、押さえは石や瓦のみとした。
(6月13日)
ネキリムシ被害はなく、西畝は大半が2本立てになっているから、各1本をハサミで株元から切り取り、1本立てにする。
(6月25日)
まだツルがそれほど伸びていないが、ウリハムシはいないので寒冷紗を外す。
峰に若干草が生えており、手で引きつつ、法面をテンワで削り上げ。
(7月11日)
実がほとんど付いていない。長雨の影響か?
(7月20日)
ツルがサツマイモ畝に大きく入り込んでおり、引っ張り出してメロン畝へ。
生りようは東畝に数個、西畝はほぼゼロ。初めての経験。
(7月22日)
大きな草を引きをしつつ、法面を削り上げ。畝間に伸びたツルに小さな実が幾つかあり、そのツルを畝の峰あたりに動かしておいた。
(7月27日)
5日前に草引きをしたが、まだまだ生えている。ていねいに草引き。実が少し大きくなっており、枯草が薄い所は動かしたり寄せたりして枯草が座布団になるように。
(8月5日)
枯れるものは少なく、まずまず実を付けており、明日にも初収穫する。
来年の後作はサツマイモにつき、ネコブセンチュウ対策のため、コブトリソウの種をばら撒いておいた。メロンの葉っぱに乗っかった種がけっこうあり、手でなでおろし。
(8月8日)
ちょっと収獲が遅れたが10数個収穫。うち完熟しすぎのものを1個種取り用に。
<2020年>
(2019年11月18日)
サツマイモを収穫した2畝は来年メロン作付けとなり、その畝づくり。先日、刻み藁をばら撒いてある。まず、畝の西側半分をビッチュウで軽く起こしながら刻み藁を埋め込む。ついで、畝の東側半分を同様に行う。これで粗整形できた。
(11月22日)
来年のメロン畝は枯草など全く被せてないので、休耕田の枯草を一輪車で運び、たっぷり被せておいた。
(2020年5月25日)
昨日、畝の草叩き、削り上げを行ない、今日、苗を定植。1畝(約7m)に10株を水をたっぷり差してから植え付け。なお、ポット苗は大半が3本立てになっているがネキリムシ対策としてそのまま植え、十分に大きくなってから1本立てにする。
隣のサツマイモの畝に乗っている枯草を含め、敷き藁代わりに畝に均等に被せる。なお、畝は気持ち台形になるように手で軽く土移動させながら作業した。
ウリハムシがどれだけかいそうなので、寒冷紗でもって防虫ネットトンネルを作る。当分このままでいく。ある程度成長したところで外すこととする。
(6月6日)
ネキリムシ被害はなく、今日、1本立てにすべく、ハサミで切り取り、1本にする。
(6月18日)
ウリハムシはおらず、まずまずの大きさになったので、今日、寒冷紗を外す。
雑草はわずかしか生えていなかったが、ていねいに草引き。
休耕田から搬入した枯草を畝と畝間に十分に敷き詰める。
(7月5日)
畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。株周りを手で草引き。
(7月29日)
昨年同様ずっと放置しておいたがため、今日、見てみると完熟がけっこうあった。
昨年は、同じ日に完熟物(色が白くなって部分的に黄色味を帯びたもの、ヘタの部分にヒビが入ったもの)を30個弱収穫できたが、今年は数個。降り続く長雨で受粉がうまくいかなかったからだろう。
熟しすぎが数個あり、良さそうな2個を種取用にする。
(8月2日)
昨日、やっと梅雨明け。「網干メロン」は「みずほニューメロン」と違って湿気に強く、一部枯れた株もあるが、大半は大丈夫だ。10個強を収穫。完熟物は首元をちょっと引っ張るとポロッとちぎれるのが分かった。
来年はこの畝でサツマイモを栽培するから、ネコブセンチュウ対抗作物「コブトリソウ」の種を畝全体にばら蒔いておいた。
(11月9日)
コブトリソウを草刈機で刈り取り
<2019年>
(2018年11月14日)
須賀前の畑と同様にサツマイモのネコブセンチュウ被害が目立つ。そこで、ネコブセンチュウ退治薬剤をサツマイモ、メロン交互作付け4畝に散布し、枯草や刻み藁を混ぜ込みながら畑起こしを行う。最後に休耕田の枯草で覆っておいた。
(2019年5月26日)
前日に草叩きをし、覆ってあった枯草を畝間にどかしておいた。
種蒔きして冷床育苗してきたポット苗が随分と大きくなったので、本日、定植。
1畝約7mに10本を植える。定植穴をテボで掘り、当面雨が望めないので、たっぷり水を差す。
枯草がサツマイモの畝にもたっぷり乗っており、2畝分の枯草をメロンの敷き藁代わりになるよう、株周りに広く厚く敷き詰める。
ウリハムシがどれだけかいそうなので、寒冷紗でもって防虫ネットトンネルを作る。当分このままでいく。ある程度成長したところで外すこととする。
(6月9日)
毎年ネキリムシの被害に遭うので、ポット苗は複数本芽吹いたものをそのまま定植して様子見してきた。ここのところ随分と成長著しく、茎も太くなったので、もうネキリムシの被害は出そうにないから、今日、1本立ちにすることとし、複数本のものは一番太いものを残し、他は株元から鋏で切り取る。
なお1本だけ枯れたものがあり、掘ってみると、その原因はモグラ穴が地表近くを走り、水枯れしたからであった。こんな経験は記憶にない。
そこで、複数本の株から1本引き抜き、根がほとんど切れてしまったが、それを移植しておいた。梅雨に入ったから根付くであろうが大幅な生育遅れになるだろう。
(6月20日)
ここのところずっとウリハムシはほとんど見かけず、寒冷紗を外していい時期となり、梅雨の晴れ間が続いているから、今日、外すこととした。
枯草がけっこう敷かれているが、休耕田から枯草を持ちこみ、たっぷり敷く。
移植株は青息吐息の状態。
(7月28日)
ずっと放置しておいた。今日、見てみると完熟がけっこうあった。
今日は、丁寧に草引きをしておいた。枯れたものは全くない。
(7月29日)
完熟物(色が白くなって部分的に黄色味を帯びたもの、ヘタの部分にヒビが入ったもの)を30個弱収穫。味はまずまず。
(8月4日)
完熟物を10個ほど収穫。ほかに過完熟が数個あり、腐臭がした。こまめに収穫せねばいかんかった。なお、生ったままで腐りがきていたものが10個近くあったが、これはここのところ連日猛暑だったからだろう。
まだ、ほとんどが枯れずに残っており、今後もどれだけか収穫が続く。
(8月7日)
今日、10個ほどを収穫。残り10個ほど。
(8月12日)
昨日最終収穫し、裏生りが数個あるが、今日、株元から切り、残骸をサツマイモの株元に押し込む。
草引きし、敷いてあった枯草をざっと均し、コブトリソウ(ネコブセンチュウ対抗植物)の種をばら撒く。畑は乾いているが、明後日から台風の雨が期待できよう。
<2018年>
(5月27日)
自宅前の畑で2畝作付けする。東からサツマイモ、メロン、サツマイモ、メロン、と交互に植え付けを行い、メロンが終わったら、サツマイモ畑になるというやり方で行う。
作付け畝の1畝は、一昨年とおおむね同じ場所となる。
7mほどの畝に10株ずつ植えつけることとした。予備苗は数株あり。
品種は「網干メロン」で、少々小振りなるも、たくさん実を付ける。
各畝とも既に刻み藁をすき込んだり、畝の両サイドに藁を埋め込んだり、また、野菜の残骸をすき込んだりしてあり、肥料は入れてない。なお、前作は広幅2畝に東:サツマイモ、西:ペポカボチャの2列栽培)をしたから、メロンは概ねカボチャ跡となる。
定植穴を掘った後、たっぷり水を差し、メロン苗をポットから取り出して置き、全体を埋める。もう一度軽く水を差す。
なお、ウリハムシがけっこういそうなので、寒冷紗でもって防虫ネットトンネルを作る。当分このままでいく。
(6月17日)
ずいぶん大きくなったので、寒冷紗を外し、草叩き。
1本は生育が悪く、1本はネキリムシに食いちぎられていた。予備苗を植える。
敷き藁用の藁を須賀前で使ってしまったので、JAへ行って購入し、敷く。藁ってバカ高いのにビックリ。軽く一抱えで450円。7m2畝分で4束しめて1800円。これでも少々足りない。
(6月24日)
藁の外へツルが伸びていっているので、藁の上をツルが這うように位置変更。
(7月2日)
再度、ツルを藁の上に誘導。大きくなりかけた実が2個。
(7月8日)
サツマイモのツルの入り込みを直し、メロンのツルは再び藁の上に誘導。
草引きを合わせて行う。
(7月15日)
メロンのツルがどんどん伸びだしており、サツマイモの畝への入り込みを直す。けっこう大きな実が所々に付いている。
7月9日に梅雨が明け、昨日から本格的な猛暑が始まった。メロンが枯れなきゃいいが。
(7月19日)
ものずごいツルの伸びようだ。昨日までで38度超えが3日続いたが、イキイキ元気である。この分なら枯れることはなさそうだ。実はあまり多くないが、まずまず生っている。
(7月22日)
熟し始めたものが幾つかあり、完熟と思われる2個のうち1個は虫食いで捨て、小さい1個を食べてみた。甘くておいしい。
なお、ネットで調べたら、「熟果は肩の部分に輪状のネットを生ずる。」とあるが、そうでなくても十分に甘い。
(8月5日)
枯れるものが全くない。間もなく完熟と思われる。2個食べてみたら、完熟間近の様子。10個ほど収穫し、大宮へ他の野菜とともに送る。
(8月7日)
お客様に差し上げるため10数個を収穫。一部で枯れるものが出てきた。
(8月11日)
本日、過半を一気に収穫。小さいものは捨て、まずまずの大きさが約40個。
(8月17日)
残りの大半を収穫、20個ほど。残りは数個。評価★★★★☆(少々甘め)
<2017年:作付けなし>
<2016年>(有機肥料栽培)
メロン栽培4年目の今年、何とか成功させたい。過去3年とも合格点に至っていない。メロンは湿気を嫌うから、自宅前の畑は湿気畑であり、適さないが挑戦してみることにした。
今年もメロンとサツマイモとを混植することにしており、肥料を多く必要とするメロンと肥沃な畑では肥料を与えてはならないサツマイモであるからして、施肥方法に注意せねばならない。
そこで、広幅の畝の峰に溝を掘り、そこに肥料を敷き込むことにした。これは5月に実施済みである。「メロン&サツマイモの混植」の記事で書いた。
(6月9日)
自宅前の新設南区画で「網干メロン」を定植。概ね60cm間隔で順次植えていき、13株が植わった。1ポットに2、3本発芽したものが多いが、選って捨てた。ネキリムシなどに株元を齧られたらお仕舞いだが、そうならないことを祈ろう。そして、ウリハムシが多いから防虫ネットを張ることにした。
(6月27日)
品種によっては随分と生長したものもある。ウリハムシは今、湧いていないから防虫ネットを外すことにした。
ネットを外したら、まず、ていねいに草引きをし、藁を敷く。サツマイモとの混植につき、随分と成長したサツマイモのツルは外側へ伸びるよう誘引した。
(7月11日)
メロンよりサツマイモの生長が著しい。そこで、メロン側に伸びたツルをサツマイモ側に曲げ、メロンに光がよく当たるようにした。
メロンのツルも一部で込み合ってきた。ツルを選ったり、長いツルは摘心しておいた。
全体に所々で小さな実が付いている。
(7月28日)
密植したこととサツマイモの生長が著しく、葉が重なり合い、メロンの実には日が当たらない状態。そこで、メロン側に伸びたツルをサツマイモ側に曲げ、メロンに光がよく当たるようにした。
実がだいぶ大きくなってきたものがあるが、全体に実の付きようが少ない。
(8月4日)
敷藁が薄くて、メロンに腐りがきているものがけっこうある。藁を寄せたり、ツルの上に置いたりした。全体に、生っている実の数が少ない。
(8月5日)
3、4、5日に各1個収穫し、食べたら、概ね熟していた。5日に4個収穫し食べたら1個は早すぎて味なし。他の4個は味良し。
(8月7日)
少し腐りがきた色付いた物を食べたら、1個はまあまあ、1個は味なし。
(8月9日)
少し腐りがきた色付いた物を食べたら、1個はまあまあ、1個は味なし。
良品を1個収穫。→娘に送る。
(8月12日)
小振りだが色付いた4個を収穫。3個はまあまあ。1個は何とか食べられる。
(8月14日)
小振りだが色付いた4個を収穫。2個は美味、1個はまあまあ、1個は何とか食べられる。
(8月18日)
小振りだが色付いた8個を収穫。1個はまあまあ。
残り3、4個。(8月23日最終収穫。)
(総括)
26個収穫。多くは味よし、まあまあ。評価★★☆☆☆
<2015年及びそれ以前:作付けなし>
メロンの種蒔き&育苗管理、メロンの種取りは別ページで書き、このページは苗の植え付け以降を記録する。
メロン栽培は2013年から須賀前の畑で始め、その後、自宅前の畑でも2016年(ただし翌年はペポカボチャ)から毎年行っている。
このページでは自宅前の畑での栽培について記録する。
自宅前は湿気畑であり、メロンの栽培に適さないが、メロンのなかでも「網干メロン」は湿気にどれだけか強そうで、自宅前はこの品種でいくこととした。
試行錯誤の中から、少しは栽培法を改善してきたが、2018年から、大きく方向転換し、自然農法「たんじゅん農」を導入することとした。無肥料、無農薬栽培である。前作の冬野菜から、そうしている。そして、無茶かもしれないが連作を嫌うメロンを、当面、サツマイモとの交互作でいってみることにする。「たんじゅん農」が成功すれば、連作も可能だからである。
なお、自宅前に畑では2016年に有機肥料栽培し、翌年は別作物を作付けし、2018年からメロンを無肥料栽培している。
<2022年産>
(2021年11月17日)
今年サツマイモを収穫した畝での来年メロン栽培となる。昨年のメロンは、サツマイモを収穫した後、何もしないで翌春まで放置し、植え付け前に東畝のみスコップで畑起こしもどきを行っただけである。そのせいか、少々出来が悪かった。
よって、今年は少々手入れをすることに。まず表層の土を数センチ退け、ついで10センチほどを反対側に退け、概ねフラットにし、籾殻と刻み藁を入れ、スコップで畑起こしもどき。若干の籾殻などが地中に入る。退けておいた10センチほどの土を戻し、刻み藁をばら撒き、最後に表層の土を戻す。
(2022年3月30日、5月8日)
雑草がけっこう生えてきているので草叩きし、畝間を削り上げ。
(5月23日)
昨年の11月に若干の土壌改良を行ったから、畝の土はけっこうフワフワしている。
作付けに先立ち、念のためスコップで畑起こしもどきした。
なお、畝間もスコップで畑起こしもどき。こちらは土が硬く締まっていた。畑起こしもどきの結果、平べったい畝となり、メロン栽培に好都合となった。
(5月30日)
網干メロンは無肥料でも十分に育つが、今年は多くの野菜を減肥料栽培(植え付け時に大き目の穴を空け、牛糞を投入)としたので、網干メロンも同様にした。なお、牛糞の投入量は、両手で一握り程度(約1リットル)。
サツマイモ畝に置いておいた枯草やサツマイモのツル、そしてコブトリソウの枯れた茎を敷き藁代わりに敷き、ウリハムシ対策として寒冷紗掛けして、当面トンネル栽培。
1畝に10株ずつ2畝に全部の苗を使用。ネキリムシ対策のため、2本立て。
(6月12日)
ネキリムシ被害はなかった。十分大きくなったので、1本を切り取り、1本立て。
(6月20日)
だいぶ大きくなり、ウリハムシはいないから、寒冷紗を外す。
畝の嶺の草引き、法面と畝間を削り上げ。
(6月24日)
コブトリソウの枯れた茎がまだどれだけか残っていたので、西畝に敷き詰めた。1か月弱もの間、柿の木の下で野ざらしにしてあったので若干堆肥化。要雨除け。
(7月25日)
雑草がけっこう生えてきている。手で草引きし、生っている実は敷き藁(コブトリソウの残骸)の上に乗せ換える。
(7月30日)
少々遅れ気味に初収穫10数個。
(8月4日)
2回目の収穫10数個。
ネコブセンチュウ対策のため対抗植物ギニアグラスの種をばら蒔く。
(8月8日)
今日最終収穫10数個。小さなものや熟しすぎて虫に食われたものは放置。今年は牛糞堆肥を少々投入したせいか調子いいし、まだほとんど枯れていない。評価★★★☆☆
ギニアグラスがかすかに芽吹いた感がする。草引きしつつ、敷き藁(コブトリソウの残骸)を叩いて、種蒔きしたギニアグラスを地面に落とす。
(8月14日)
ギニアグラスの芽吹きが畝間に小々と、非常に悪い。今日、再度種蒔き。
(9月18日)
再度種蒔きしたギニアグラスであるが、ほとんど発芽しなかった。
<2021年>
(4月11日)
昨年サツマイモを収穫した畝でのメロン栽培となる。サツマイモを収穫した後、何もしないで放置してあるが、思いのほか雑草の生え方は少ない。きょう、丁寧に草叩き。
(5月14日)
どれだけか草が生えており、明後日から梅雨入りの感がするから、しっかり草叩き。
(5月15日)
東畝のみスコップで畑起こしもどきを行い、牡蠣殻粉末を入れ込み。西畝は枯草がどっさり乗っているから、畑起こしもどきは省略。
(6月3日)
細かな草が生えてきているから、草叩き。西畝が小さいので、西隣のサツマイモの畝をひっかいてメロン畝に土寄せ。
(6月6日)
再再種蒔きの苗がやっと大きくなり、今日、定植。
畝に乗っかっている枯草を除け、7m畝(2畝)に10株ずつ植え付け。
除けた枯草を株周りや畝の峰に敷き詰め、少々不足気味だから刻み藁を足し込む。
寒冷紗を掛け、トンネル仕立て。寒冷紗は幅が広いので、押さえは石や瓦のみとした。
(6月13日)
ネキリムシ被害はなく、西畝は大半が2本立てになっているから、各1本をハサミで株元から切り取り、1本立てにする。
(6月25日)
まだツルがそれほど伸びていないが、ウリハムシはいないので寒冷紗を外す。
峰に若干草が生えており、手で引きつつ、法面をテンワで削り上げ。
(7月11日)
実がほとんど付いていない。長雨の影響か?
(7月20日)
ツルがサツマイモ畝に大きく入り込んでおり、引っ張り出してメロン畝へ。
生りようは東畝に数個、西畝はほぼゼロ。初めての経験。
(7月22日)
大きな草を引きをしつつ、法面を削り上げ。畝間に伸びたツルに小さな実が幾つかあり、そのツルを畝の峰あたりに動かしておいた。
(7月27日)
5日前に草引きをしたが、まだまだ生えている。ていねいに草引き。実が少し大きくなっており、枯草が薄い所は動かしたり寄せたりして枯草が座布団になるように。
(8月5日)
枯れるものは少なく、まずまず実を付けており、明日にも初収穫する。
来年の後作はサツマイモにつき、ネコブセンチュウ対策のため、コブトリソウの種をばら撒いておいた。メロンの葉っぱに乗っかった種がけっこうあり、手でなでおろし。
(8月8日)
ちょっと収獲が遅れたが10数個収穫。うち完熟しすぎのものを1個種取り用に。
<2020年>
(2019年11月18日)
サツマイモを収穫した2畝は来年メロン作付けとなり、その畝づくり。先日、刻み藁をばら撒いてある。まず、畝の西側半分をビッチュウで軽く起こしながら刻み藁を埋め込む。ついで、畝の東側半分を同様に行う。これで粗整形できた。
(11月22日)
来年のメロン畝は枯草など全く被せてないので、休耕田の枯草を一輪車で運び、たっぷり被せておいた。
(2020年5月25日)
昨日、畝の草叩き、削り上げを行ない、今日、苗を定植。1畝(約7m)に10株を水をたっぷり差してから植え付け。なお、ポット苗は大半が3本立てになっているがネキリムシ対策としてそのまま植え、十分に大きくなってから1本立てにする。
隣のサツマイモの畝に乗っている枯草を含め、敷き藁代わりに畝に均等に被せる。なお、畝は気持ち台形になるように手で軽く土移動させながら作業した。
ウリハムシがどれだけかいそうなので、寒冷紗でもって防虫ネットトンネルを作る。当分このままでいく。ある程度成長したところで外すこととする。
(6月6日)
ネキリムシ被害はなく、今日、1本立てにすべく、ハサミで切り取り、1本にする。
(6月18日)
ウリハムシはおらず、まずまずの大きさになったので、今日、寒冷紗を外す。
雑草はわずかしか生えていなかったが、ていねいに草引き。
休耕田から搬入した枯草を畝と畝間に十分に敷き詰める。
(7月5日)
畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。株周りを手で草引き。
(7月29日)
昨年同様ずっと放置しておいたがため、今日、見てみると完熟がけっこうあった。
昨年は、同じ日に完熟物(色が白くなって部分的に黄色味を帯びたもの、ヘタの部分にヒビが入ったもの)を30個弱収穫できたが、今年は数個。降り続く長雨で受粉がうまくいかなかったからだろう。
熟しすぎが数個あり、良さそうな2個を種取用にする。
(8月2日)
昨日、やっと梅雨明け。「網干メロン」は「みずほニューメロン」と違って湿気に強く、一部枯れた株もあるが、大半は大丈夫だ。10個強を収穫。完熟物は首元をちょっと引っ張るとポロッとちぎれるのが分かった。
来年はこの畝でサツマイモを栽培するから、ネコブセンチュウ対抗作物「コブトリソウ」の種を畝全体にばら蒔いておいた。
(11月9日)
コブトリソウを草刈機で刈り取り
<2019年>
(2018年11月14日)
須賀前の畑と同様にサツマイモのネコブセンチュウ被害が目立つ。そこで、ネコブセンチュウ退治薬剤をサツマイモ、メロン交互作付け4畝に散布し、枯草や刻み藁を混ぜ込みながら畑起こしを行う。最後に休耕田の枯草で覆っておいた。
(2019年5月26日)
前日に草叩きをし、覆ってあった枯草を畝間にどかしておいた。
種蒔きして冷床育苗してきたポット苗が随分と大きくなったので、本日、定植。
1畝約7mに10本を植える。定植穴をテボで掘り、当面雨が望めないので、たっぷり水を差す。
枯草がサツマイモの畝にもたっぷり乗っており、2畝分の枯草をメロンの敷き藁代わりになるよう、株周りに広く厚く敷き詰める。
ウリハムシがどれだけかいそうなので、寒冷紗でもって防虫ネットトンネルを作る。当分このままでいく。ある程度成長したところで外すこととする。
(6月9日)
毎年ネキリムシの被害に遭うので、ポット苗は複数本芽吹いたものをそのまま定植して様子見してきた。ここのところ随分と成長著しく、茎も太くなったので、もうネキリムシの被害は出そうにないから、今日、1本立ちにすることとし、複数本のものは一番太いものを残し、他は株元から鋏で切り取る。
なお1本だけ枯れたものがあり、掘ってみると、その原因はモグラ穴が地表近くを走り、水枯れしたからであった。こんな経験は記憶にない。
そこで、複数本の株から1本引き抜き、根がほとんど切れてしまったが、それを移植しておいた。梅雨に入ったから根付くであろうが大幅な生育遅れになるだろう。
(6月20日)
ここのところずっとウリハムシはほとんど見かけず、寒冷紗を外していい時期となり、梅雨の晴れ間が続いているから、今日、外すこととした。
枯草がけっこう敷かれているが、休耕田から枯草を持ちこみ、たっぷり敷く。
移植株は青息吐息の状態。
(7月28日)
ずっと放置しておいた。今日、見てみると完熟がけっこうあった。
今日は、丁寧に草引きをしておいた。枯れたものは全くない。
(7月29日)
完熟物(色が白くなって部分的に黄色味を帯びたもの、ヘタの部分にヒビが入ったもの)を30個弱収穫。味はまずまず。
(8月4日)
完熟物を10個ほど収穫。ほかに過完熟が数個あり、腐臭がした。こまめに収穫せねばいかんかった。なお、生ったままで腐りがきていたものが10個近くあったが、これはここのところ連日猛暑だったからだろう。
まだ、ほとんどが枯れずに残っており、今後もどれだけか収穫が続く。
(8月7日)
今日、10個ほどを収穫。残り10個ほど。
(8月12日)
昨日最終収穫し、裏生りが数個あるが、今日、株元から切り、残骸をサツマイモの株元に押し込む。
草引きし、敷いてあった枯草をざっと均し、コブトリソウ(ネコブセンチュウ対抗植物)の種をばら撒く。畑は乾いているが、明後日から台風の雨が期待できよう。
<2018年>
(5月27日)
自宅前の畑で2畝作付けする。東からサツマイモ、メロン、サツマイモ、メロン、と交互に植え付けを行い、メロンが終わったら、サツマイモ畑になるというやり方で行う。
作付け畝の1畝は、一昨年とおおむね同じ場所となる。
7mほどの畝に10株ずつ植えつけることとした。予備苗は数株あり。
品種は「網干メロン」で、少々小振りなるも、たくさん実を付ける。
各畝とも既に刻み藁をすき込んだり、畝の両サイドに藁を埋め込んだり、また、野菜の残骸をすき込んだりしてあり、肥料は入れてない。なお、前作は広幅2畝に東:サツマイモ、西:ペポカボチャの2列栽培)をしたから、メロンは概ねカボチャ跡となる。
定植穴を掘った後、たっぷり水を差し、メロン苗をポットから取り出して置き、全体を埋める。もう一度軽く水を差す。
なお、ウリハムシがけっこういそうなので、寒冷紗でもって防虫ネットトンネルを作る。当分このままでいく。
(6月17日)
ずいぶん大きくなったので、寒冷紗を外し、草叩き。
1本は生育が悪く、1本はネキリムシに食いちぎられていた。予備苗を植える。
敷き藁用の藁を須賀前で使ってしまったので、JAへ行って購入し、敷く。藁ってバカ高いのにビックリ。軽く一抱えで450円。7m2畝分で4束しめて1800円。これでも少々足りない。
(6月24日)
藁の外へツルが伸びていっているので、藁の上をツルが這うように位置変更。
(7月2日)
再度、ツルを藁の上に誘導。大きくなりかけた実が2個。
(7月8日)
サツマイモのツルの入り込みを直し、メロンのツルは再び藁の上に誘導。
草引きを合わせて行う。
(7月15日)
メロンのツルがどんどん伸びだしており、サツマイモの畝への入り込みを直す。けっこう大きな実が所々に付いている。
7月9日に梅雨が明け、昨日から本格的な猛暑が始まった。メロンが枯れなきゃいいが。
(7月19日)
ものずごいツルの伸びようだ。昨日までで38度超えが3日続いたが、イキイキ元気である。この分なら枯れることはなさそうだ。実はあまり多くないが、まずまず生っている。
(7月22日)
熟し始めたものが幾つかあり、完熟と思われる2個のうち1個は虫食いで捨て、小さい1個を食べてみた。甘くておいしい。
なお、ネットで調べたら、「熟果は肩の部分に輪状のネットを生ずる。」とあるが、そうでなくても十分に甘い。
(8月5日)
枯れるものが全くない。間もなく完熟と思われる。2個食べてみたら、完熟間近の様子。10個ほど収穫し、大宮へ他の野菜とともに送る。
(8月7日)
お客様に差し上げるため10数個を収穫。一部で枯れるものが出てきた。
(8月11日)
本日、過半を一気に収穫。小さいものは捨て、まずまずの大きさが約40個。
(8月17日)
残りの大半を収穫、20個ほど。残りは数個。評価★★★★☆(少々甘め)
<2017年:作付けなし>
<2016年>(有機肥料栽培)
メロン栽培4年目の今年、何とか成功させたい。過去3年とも合格点に至っていない。メロンは湿気を嫌うから、自宅前の畑は湿気畑であり、適さないが挑戦してみることにした。
今年もメロンとサツマイモとを混植することにしており、肥料を多く必要とするメロンと肥沃な畑では肥料を与えてはならないサツマイモであるからして、施肥方法に注意せねばならない。
そこで、広幅の畝の峰に溝を掘り、そこに肥料を敷き込むことにした。これは5月に実施済みである。「メロン&サツマイモの混植」の記事で書いた。
(6月9日)
自宅前の新設南区画で「網干メロン」を定植。概ね60cm間隔で順次植えていき、13株が植わった。1ポットに2、3本発芽したものが多いが、選って捨てた。ネキリムシなどに株元を齧られたらお仕舞いだが、そうならないことを祈ろう。そして、ウリハムシが多いから防虫ネットを張ることにした。
(6月27日)
品種によっては随分と生長したものもある。ウリハムシは今、湧いていないから防虫ネットを外すことにした。
ネットを外したら、まず、ていねいに草引きをし、藁を敷く。サツマイモとの混植につき、随分と成長したサツマイモのツルは外側へ伸びるよう誘引した。
(7月11日)
メロンよりサツマイモの生長が著しい。そこで、メロン側に伸びたツルをサツマイモ側に曲げ、メロンに光がよく当たるようにした。
メロンのツルも一部で込み合ってきた。ツルを選ったり、長いツルは摘心しておいた。
全体に所々で小さな実が付いている。
(7月28日)
密植したこととサツマイモの生長が著しく、葉が重なり合い、メロンの実には日が当たらない状態。そこで、メロン側に伸びたツルをサツマイモ側に曲げ、メロンに光がよく当たるようにした。
実がだいぶ大きくなってきたものがあるが、全体に実の付きようが少ない。
(8月4日)
敷藁が薄くて、メロンに腐りがきているものがけっこうある。藁を寄せたり、ツルの上に置いたりした。全体に、生っている実の数が少ない。
(8月5日)
3、4、5日に各1個収穫し、食べたら、概ね熟していた。5日に4個収穫し食べたら1個は早すぎて味なし。他の4個は味良し。
(8月7日)
少し腐りがきた色付いた物を食べたら、1個はまあまあ、1個は味なし。
(8月9日)
少し腐りがきた色付いた物を食べたら、1個はまあまあ、1個は味なし。
良品を1個収穫。→娘に送る。
(8月12日)
小振りだが色付いた4個を収穫。3個はまあまあ。1個は何とか食べられる。
(8月14日)
小振りだが色付いた4個を収穫。2個は美味、1個はまあまあ、1個は何とか食べられる。
(8月18日)
小振りだが色付いた8個を収穫。1個はまあまあ。
残り3、4個。(8月23日最終収穫。)
(総括)
26個収穫。多くは味よし、まあまあ。評価★★☆☆☆
<2015年及びそれ以前:作付けなし>
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