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4.10 早々とエンドウの初収穫 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>
 今年は桜が咲くのが早かった。3月の気温が異様に高かったからである。岐阜気象台の記録によると、3月の平均気温は観測史上最高の11.1度であり、過去の最高記録10.4度をはるかに上回る。
 これは地球温暖化によるものでは決してない。1年均せば変化はない。4か月前の昨年11月は異常に寒かった。足し合わせればプラスマイナスゼロになり、単なる異常気象だ。
 こうした異常気象は百姓にとっては実に迷惑なものだ。11月にエンドウの種蒔きをしたのだが、例年より少々遅れたがために異常低温で1、2%しか芽吹かず、大半の種は凍みてしまって、3月になって追加種蒔きした。よって、生育具合は非常にアンバランスなものとなり、大きく育ちつつあるものと、まだこれから生育するものとに2分されている。
 そして、3月に引き続き4月も暖かい、いや暑い日がけっこう多かったから、11月に芽吹いたエンドウに付いた実が一気に膨らみ、もう食べ頃になったものがけっこう出てきた。
 エンドウの収穫期日は2001年から記録してあるが、最も早い初生りは4月12日、次が13日、その次が15日であり、ここ18年間で今年が最も早い初生り収獲である。
 加えて、11月芽吹きの少しばかりの本数で、まずまずの収穫となったのだから、すごいことである。エンドウの実の成育は気温に大きく左右されるから面白いものだ。最盛期に気温が高いと連日バカ採れとなり、あっという間に終わってしまう。うちのように大半をお客様に差し上げるにはいいが、生産農家泣かせとなり、露地物の栽培は敬遠される傾向にある。
 さて、今年、うちのエンドウの生り具合はどうなることだろう。春蒔きは根張りが悪く、たくさんは実を付けないと言われる。きっと不作ということになろうが、自家用には十分過ぎる量が収獲できよう。まずまずの量、お客様に差し上げることができるのではなかろうか。もっとも、今年から自然農法に取り組み、無肥料でやっているから、かなりの不作となるかもしれないが。
 いずれにしても、今日、初収穫したものは卵とじにして初物をいただくこととする。
 気紛れすぎる今季のお天道様ではあるが、エンドウの初収穫に対して、お天道様に感謝、感謝、感謝。
 
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