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固定種「白ナス」無肥料(→減肥料)連作栽培5年目(付録:2017年露地種蒔き有機栽培記録) [白ナス]

(2023年からは別ページ→白ナスの手抜き栽培

 例年、固定種の「白ナス」苗は、自家用約30株と隣近所や友人などに差し上げる分として100~200株を、お隣の新家(分家)のビニールハウスで3月初めに種蒔きし、老夫婦に育苗していただいていた。ところが、夫婦併せて180歳となられた2017年からは夏野菜の苗作りを止められてしまった。
 これは数年前から予想されていたことであり、そのために2014年に自宅前畑にミニビニールハウスを作り、ここで3月初めに種蒔きして育苗する段取りをしたのだが、電熱器を買う必要があるし、毎日の温度管理・水やりが欠かせない。毎日の管理はおふくろに頼もうと思っていたのだが、そのおふくろも2015年に他界し、薬屋稼業が本職の自分一人ではハウス育苗は不可能だ。よって、「白ナス」苗の早期育苗はあきらめ、2017年から露地栽培することとした。
 そして、白ナスは2018年から自然農法「たんじゅん農」によることとし、無肥料・連作でいく。なお、ナスは連作障害が大きいとのことだが、自然農法がうまくいけば、連作障害は起きないとのことであるから、果敢に挑戦することとした。

<2022年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月20日:種蒔き)
 昨年から種蒔きのやり方を変え、苗移植をしない方法をとることとした。
 大きな発泡スチロール箱に小ポットが35個入るので、これを使用。ポットに培養土を入れて4粒ずつ種を置き、軽く押さえ、再び培養土を少々乗せて軽く押さえる。軽く水やり。
 発泡スチロール箱を大きなポリ袋の中に入れ、少し空かし、保温。夕刻には発泡スチロール箱に蓋をし、ポリ袋を密閉し、冷え込みがないようにする。
 これから毎日、この作業の繰り返し。10日後の初発芽を期待。
(5月3日)
 やっと多くのポットから2~3本の発芽が見られた。
(5月15日)
 発泡スチロール箱から出し、苗トレイに入れる。そのとき選って2本立てにする。
 堆肥場の上に板とビニールシートを敷き、苗場にし、寒冷紗でトンネル仕立て。
(5月22日)
 わりと順調に生育中。選って1本仕立てに。

<連作畝2畝の土壌改良> 
(2021年11月26日)
 肥料を欲しがり、連作を嫌うナスである。よって、ナスの生育は極端に悪く、実の付きようも芳しくない。特に、紫ナスにその傾向が強く、普通苗は無収穫に終わった。ただし、今年初めて接木苗も栽培したが、こちらは大成功であった。これは根っこが他の植物であるゆえ、肥料も欲しがらず、連作も利くからだ。
 さて、白ナスだが、これは冷床種蒔きでの苗づくりをして育てており、接木の仕方も分からないから、普通苗で栽培するしかない。白ナスの無肥料連作栽培を成功させるには、土壌細菌が適正化してくれるのを期待するしかなく、そのために土壌改良を実施するしか手が残っていない。
 なお、過去に行った土壌改良は次のとおり。 
(2017年10月31日)
 半月前に刻み藁を乗せておいた。それをビッチュウではつり込んでおいた。
(2018年10月25日)
 畝の表土5cm程度をビッチュウで畝の東側に退ける。雑草の細かな根っこが非常に多い。これは土壌細菌の格好の餌となるとのこと。なお、白ナスの根っこは掘り出さないようにした。ついで、テンワで、ほぐれた土を東側に退ける。
 次に、畝と畝間をスコップで畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行う。これで根張りが深く進むというもの。
 休耕田から運んできた刻み藁をばら撒き、東側に退けた土を鍬を使って被せながら戻す。十分に被らなかったので、敷地境界の先(排水路の公共用地)から土を調達し、再度土を被せる。
(2019年11月17日)
 まず、枯れ草を畝の両サイドに退ける。小型ビッチュウで表土を数センチ削り、畝の両サイドへ。次に、刻み藁をばら撒き、スコップで畑起こしもどき。このとき、刻み藁をどれだけか地中に入れ込めた。最後に、退けておいた枯草をばら撒き、鍬で土寄せしながら枯草を埋め込む。
(2020年3月31日)
 畑起こしもどきをしながら、西の畝だけ牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(2021年4月5日)
 畑起こしもどきを行う。昨年1回牡蠣殻粉末の投入を畑起こしもどきのとき行ったが、今年も行う予定にしていたものの、忘れており、出直して、上から振りかける。どれだけかは雨で溝に流れ落ちるだろう。
(2021年11月26日)
 今回は、本格的な土壌改良を実施。まず、2畝とも畝が大きいから、表層の土1cmぐらいと一緒に枯草や雑草もろとも土移動させ、隣の畝(サツマイモ畝、ビタミン大根畝)へ。
 次に、表土数cmをテンワで西側に退ける。そして、その下の表土10数cmを小型ビッチュウで東側に退ける。これで畝間と概ねフラットになった。ここに刻み藁をたっぷりばら撒き、ビッチュウで起こしながら刻み藁を入れ込む。
 最後に、東側に退けておいた表土に刻み藁を混ぜ込みながら小型ビッチュウで戻し、そして、西側に退けておいた表土をテンワで戻す。なお、このとき、東畝の表土の一部を両サイドの畝(ビタミン大根畝、トマト畝)に寄せた。これで、畝の大きさが適正規模になった。
 この作業により、刻み藁(まずまずの高炭素素材)がけっこう地中深くまで入り、土壌細菌の適正化が期待できないかと思っている。

<定植畝の整備・植え付け>
(2022年4月4日、5月6日)
 雑草がけっこう生えてきているので、草叩き。
(6月5日)
 苗はまだ小さいが、定植に耐え得る大きさだし、今晩からまとまった雨が降るので、今日、定植することに。
 ところで、白ナスと一緒に、まだちょっと早いがオクラも定植することにした。そこで、考えた。白ナスもオクラも足が長く、一毛作で無肥料連作しているから、単一栽培畝とするよりも、2種類混植にしたほうが育ちが良くなるのではなかろうかと。
 白ナス苗は33ポットあり、オクラ苗は30ポットある。3畝に交互に植え付ければ、ちょうどうまく納まる。もっとも、ネキリムシ被害に遭ったら、その部分は歯抜けになるが、昨年の植え方だと両方とも予備苗を残し、苗の若干は処分しているから、それを思えば歯抜けになったっていい。
 ということで、1畝(10m強)に白ナス11株、オクラ10株を定植することにした。まず、白ナスを1畝に11株均等に植え付け、その株間にオクラ10株という、やり方である。
 なお、白ナスもオクラも無肥料で栽培していたが、今年は植え付け穴に牛糞堆肥を両手で一握り(約1リットル)を投入し、初期の根張りを促進させることにした。また、苗には、定植前に木酢液500倍散をポットの上からジョウロでたっぷりかけておいた。(木酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
(6月29日)
 生育にムラがあるも、白ナス苗はだいぶ生育してきた。去年のオクラ畝が全般に生育がいい。
 株周りはたいして雑草が生えていないが、畝全体に雑草が繁茂しだした。テンワで草叩きし、削り上げ。
(7月24日)
 東畝のみ、小型コテでざっと草叩き。
(7月26日)
 2個を初収穫。育ちのいい株、ヒョロヒョロにした育たないでいる株、と個体差がけっこうある。
(8月1日)
 ボツボツ収穫できているが、勢いのいい株は少ない。実に黒い斑点ができているものが今年は目立つ。樹体がまだ小さいので、悪そうな実は全部除去。
(8月7日)
 例年のように実が大きくならず、小さい状態で収獲。今年は種取りできそうにない。
 西2畝は、草刈機で法面&畝間を草刈り。
(9月20日)
 依然として生りは悪いが、小さな樹体でありながら、なんとか生ってくれている。
 花芽に虫が入って不良となるものが半分はある。形のいい良品を小さいうちに収穫している状況である。評価★☆☆☆☆
 なお、連作していない畝(昨年までのオクラ専用畝)のほうが成績が悪いのは、土壌改良の有り無しの影響か。
(9月26日)
 少し涼しくなり、実の膨らみようが落ちた。小さ目のものを収穫。
(10月21日)
 ここのとろこ3日に1回の収穫で、2~3個収穫出来たり、ゼロであったり。今日はゼロ。あと収穫できそうなのは2~3個残っているだけ。
(10月30日)
 小さなものを2個最終収穫。草刈機で刈り取り、残骸はヤーコンの畝間へ。

<2021年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月19日:種蒔き)
 今年から種蒔きのやり方を変えた。苗移植をしない方法をとることとした。
 中ぐらいの発泡スチロール箱に小ポットが4×8個(32個)入るので、これを使用。ポットに培養土を入れて軽く押さえ、4粒ずつ種を置き、再び培養土を軽く乗せて軽く押さえる。軽く水やり。
 発泡スチロール箱を大きなポリ袋の中に入れ、今日は天気がいいので少し空かし、保温。夕刻には発泡スチロール箱に蓋をし、ポリ袋を密閉し、冷え込みがないようにする。
 これから毎日、この作業の繰り返し。 
(5月1日)
 今年は低温傾向だが、昨年同様10日後に初発芽。その2日後の今日、発芽4本。
(5月7日)
 種蒔きして18日になるも発芽しているのは4割程度。これではダメだ。竹ヘラでほじってみると、3ポットほど発芽が始まったものが見られたが、それも含めて追加種蒔き。
 ほじった後で種を数粒ばら撒き、竹ヘラでかき混ぜ、軽く押さえる。
(5月14日)
 1週間でどれだけか発芽が見られた(再種蒔き分か当初のものか不明)。
 今日は暑くなり、もう冷え込みはないから、全部の苗を苗用トレーに移し、5トレイを堆肥場の上に並べて寒冷紗(当分二重)掛けしておいた。
(5月19日)
 不発芽ポットが8つほどあり、複数株発芽ポットを2分割して30ポット確保。不発芽ポットの半分ほどは芽吹きかけた。
 寒冷紗は昨日から一重。なお、雨が多い日はビニールシートを重ねて掛ける。
(5月30日)
 まだ小さいが、半分ほどは定植可能につき、定植。残りは引き続き苗場で管理。
(6月6日)
 小さかった苗がだいぶ大きくなり、本日定植。予備苗3本。
(6月11日)
 昨日、欠損1株発生。本日、予備苗を定植。

<定植畝の整備・植え付け>
(3月22日)
 昨年11月9日に撤去して以来、そのまま放置。雑草はそれほど生えておらず、株間に植えてあった薬味ネギを全部収穫(大半は処分)。草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
(4月5日)
 畑起こしもどき(スコップを10~15cm間隔で刺し込み、前方へ少し押す)を行う。
 昨年1回牡蠣殻粉末の投入を畑起こしもどきのとき行ったが、今年も行う予定にしていたものの、忘れており、出直して、上から振りかける。どれだけかは雨で溝に流れ落ちるだろう。なお、振りかけた量は畑起こしのときの投入量に比べて4割減程度となった。
(4月26日)
 大きな雑草は草刈機で刈ってからテンワで草叩き。少々削り上げ、定植畝整備完了。
(5月15日)
 明日から梅雨入り模様。畑がよく乾いており、細かな草をテンワで草叩き。
(5月30日)
 大きそうな苗15株をまず西畝に水を差さずに(土は適度に湿っている)定植。なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
(6月6日)
 西畝に残りの苗15株を竹酢液処理して定植。土は適度に湿っており、水を差さず。
(6月24日)
 成育はあまり芳しくない。今後を期待。
 雑草が繁茂し、株周りの草引きをしつつ、テンワで草叩きしながら、削り上げ。
(7月23日)
 けっこう生育してきた。数日後には収穫できよう。1本だけ紫ナスが生っており、これは交配したものである。引き抜いて処分。
 雑草が繁茂し、株周りの草引きをしつつ、鍬で畝間を中心に草叩きしながら削り上げ。
(7月28日)
 随分と大きくなり、気持ち白くなりかけた4個を初収穫。
(8月1日)
 概ね初生りを全部収穫。まだ小さい初生りは数日後に。2番生りは当分先になる。
(8月8日)
 草刈機で畝間、法面の草刈り。畝間も少し草刈り。
(8月24日)
 二番生りがポツポツ収穫できているが、長雨で花が流れるのだろう、生りはイマイチ。
 長雨で雑草の伸びがすごい。再度草刈機で草刈り。
(9月12日)
 まずまずの生りが続いている。まだ枯れるものはない。
(9月19日)
 枯葉、虫食いの葉、込み入った枝や葉を剪定。雑草を手でざっと引き、畝に覆い。
(10月21、23日)
 小振りの樹体ながら元気な株もある。少しずつ収穫できていたが、4日前からの冷え込みで、実の生育はストップした感がし、もう終わりだ。出来は昨年並み。評価★★☆☆☆
(10月29日)
 最後の2個を収穫し、概ね終了。
(11月7日)
 小さな実を数個収穫。
(11月21日)
 草刈機で白ナスをなるべく細かく切り、株元から切り取る。畝の雑草も刈り取り。

<2020年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月26日)
 例年4月半ばに冷床種蒔きしているが、昨年は失敗し、28日に蒔き直したので、今年は今日(26日)冷床種蒔きすることにした。種は、昨年は生育が悪くて種取りできなかったので、一昨年の種を使用。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種を適当量ばら撒く。軽く散水して種を浸みらせる。
 この箱を大きな発泡スチロール箱に入れ、大きなビニール袋に包んで、日中はビニール袋で温室にし、夕刻前に2重の蓋をして冷えるのを防ぐ。
(5月10日)
 例年、芽吹きに2週間ほどかかっていたのが、昨年より種蒔きを遅らせたから、10日で芽吹いた。発芽率は3割程度だろうか。
 まだ小さな苗だが、同じ箱に種蒔きしたトマトがだいぶ大きくなったので、今日、ともにポット詰め。1トレイ(35ポット)作る。芽吹いたばかりの苗は引き続き発泡スチロール箱で養生し、予備とする。
 堆肥場に板を敷き詰めて臨時苗場に。白ナス・世界一トマト同時に作ったポット苗に軽く水を打って、苗場にトレイを並べ、寒冷紗を二重に掛け、さらにビニールシートを二重に掛ける。ビニールシートは当面雨除けと夜間保温に使い、日中は当面二重の寒冷紗で日差しを和らげ、後日一重にし、防虫のために使う。
(5月30日)
 数日後、ポット詰めしたもののうち2、3株は発育不良で、予備苗を詰め直す。
 まだ少々小さな苗だが、トマトのついでに本日定植。残り苗は小さなものがわずか。
<定植畝の整備・植え付け>
 連作・無肥料栽培3年目となる今年。西畝(牡蠣殻粉末&草木灰入れ込み)はそのとおりとするが、東畝(牡蠣殻粉末のみ入れ込み)は同じナス科のトマト連作・無肥料栽培畝跡とし、違いを見てみることにする。
(3月31日)
 秋以来そのままにしていた昨年のトマト畝を3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。
 今日は、畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、西の畝だけ牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(4月5日)
 今日は、東畝の畑起こしもどきを行ない、牡蠣殻粉末のみ入れ込み、栽培比較する。
(4月29日)
 雑草が少々生えており、草刈機(紐タイプ)で草刈り。
(5月30日:定植)
 雑草がかなり生え、テンワで草叩き。
 植え付け穴にたっぷり水を差し、1畝15株、計30株植え付け。
(6月1日)
 ネキリムシに2本食いちぎられてた。株周りを探すも虫は発見できず。
 コンパニオンプランツとして畝の峰、白ナスの株間にネギ苗を10本ずつ植え付け。
(6月5日)
 欠損2株に予備苗を再定植。ずっと雨なしだから、たっぷり水を差して行う。
 北のほう2株に鳥害あり、葉を1枚ずつ大きく食われていた。
(6月6日、7日)
 畑が乾いてきており、当分雨なしだから、2日連続たっぷり水やり。
 株間のネギ苗も枯れそうだから、併せて水やり。
(6月9日)
 白ナスとコンパニオンプランツとして畝の峰に植えたネギの周りを丁寧に草引きし、枯草は白ナスの株周りに草抑えに敷く。
(6月10日)
 今日の午後から雨となり、梅雨入り。よって、欠損1株を予備苗で再定植。
(6月15日)
 欠損1株生ずる。予備苗で再定植。
 少しは大きくなったが生育速度はのろい感じがする。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。ざっと草引き。
(7月12日)
 北のほう3分の1ほど木灰を散布。生育を比較実験する。
 だいぶ生長しだした。連作の西畝のほうが生育がいい。
(8月7日)
 3日前に初収穫2個、今日1個。いずれも白っぽくなり、種が多い。生育は良くない。
 株周りを鎌で草刈り。
 株間のネギはちっとも大きくならず。周りを手で草引き。
(8月13日)
 その後1回、今日も収穫したが、小さなもの2、3個。
 畝間と法面を草刈機で草刈り。
(8月17日)
 1か月前の木灰散布は効果現れず。
 西畝(牡蠣殻粉末&草木灰入れ込み)と東畝(牡蠣殻粉末のみ入れ込み:昨年のトマト畝)では生育が若干違ってきた。草木灰入れ込みに成育効果あり。
 小さ目のもの5個を収穫。今後もどれだけか収穫できよう。
(9月14日)
 その後の収穫はパッとしなかったが、猛暑が去り若干涼しくなった今日、4個良品を収穫。樹体は小さいながらもイキイキしており、今後もボツボツ収穫できそう。
(9月26日)
 その後も数日ごとの少しづつ収穫できていたが、今日は良品10個をゲット。樹体は小さいが、生き生き元気で、当分収穫が続こう。
(10月7日)
 週2回ぐらいのペースで毎回10個ほど良品を収穫中。調子いい。
(10月25日)
 随分と涼しくなり、今日でほぼ収穫終了。昨年よりはいい。評価★★☆☆☆
(11月9日)
 本日撤去作業。鎌で株元の根切りをし、根っこの大半は地中に残す。残骸はヤーコン畝間に放り、ヤーコン収穫時に埋め込む予定。

<2019年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月14日)
 ここ2年、4月15日冷床種蒔きで成功したので、それに習って同様に行う。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種を適当量ばら撒く。種は、昨年種取りしたものが十分あり、そのほんの一部を使用。
 軽く散水し、種を浸みらせる。
 大きい発泡スチロール箱に収納し、蓋を取った状態で大きな透明ビニール袋で包み、昼間は太陽光で保温し、夕刻に蓋をして冷気を防ぐ。今年は発泡スチロール箱を2重にしたから、より冷気を防げるだろう。これから毎日この繰り返し。
(写真は4月16日撮影。手前は里芋の芽出し箱、後方が世界一トマト&白ナスの小箱にトウモロコシ種蒔きポット6個を収納した大箱。)
DSCN0639.JPG

(4月28日)
 種蒔きして14日経った。昨年は12日でけっこう発芽したが、今年は全く芽吹いていない。ほじってチェックしたがたった1個発芽しかかっていただけである。
 よって、昨年採取と一昨年採取の種を半々混ぜて、種蒔きを追加した。
(5月12日)
 5月初めに白ナスかトマトか不明だが、若干の芽吹きあり、これは最初に種蒔きしたものであろう。その後、順調に芽吹いた。今日現在、白ナスもトマトもまだ小さいが、ポット詰めし、苗トレイに入れて日中は日陰で養生。
 夕刻に、今年作った簡易苗場に置き、防虫ネットを二重に掛けておいた。これはいきなり直射日光に当てると焼けてしまうので、それを防ぐため、昨年から実行。
 なお、簡易苗場は、堆肥場に厚手の板を並べ、苗トレイを置きやすくしただけのもの。
 白ナスは苗トレイ1個分(35ポット)ほどでき、これで事足りるが、育苗に失敗することもあるから、小さすぎる苗は引き続き発泡スチロール箱で養生するとともに、苗不足とならないよう、再々度、種を追加蒔きしておいた。
(5月14日)
 昨日まで続いた暑さも終わり、今日は雨になる。防虫ネットを二重掛けしてあるが、あまりの幼苗につき、雨に当てるのは良くないのでビニールシート(狭い幅のもので裾に隙間あり)を掛けておいた。これから当分の間、雨の場合はこうすることに。
(5月21日)
 発泡スチロール小箱に発芽した幼苗は、不足するかも知れないトマトを探すも10本ほどしか見つからず、大半が白ナス。白ナスの大きそうな数本をポット詰めする。白ナスの1畝分(15株)は親戚からいただいた大きな苗で定植済みで、残り1畝分の苗を育てればよく、これで十分に間に合う。
(6月1日)
 育苗中の苗が順調に生育し、だいぶ大きくなり定植することに。苗の余りはたっぷりあるが、当分そのまま管理し、定植した苗のネキリムシ被害に対処しよう。

<定植畝の整備・植え付け>
(4月21日)
 連作するから、昨年の10~11月に畝を整備してある。枯草で覆われているから、たいして草は生えていないが、今日、草刈り機でざっと草刈り。
 コンパニオンプランツとして、小さなネギ苗の残りを2、30cm間隔で3本ずつ法面の下のほうに植えこんでおいた。なお、ネギ苗を植える辺りは丁寧に草引き。
(5月19日)
 育苗中の苗はまだ小さく定植できない。
 ところが、親戚のTMさんが白ナスの苗の余り15本を持ってきてくださった。
 早速、これを西畝に定植。畝にびっしり雑草が芽吹いているので、植え付け箇所周りを丁寧に草引きし、植え付け。最後に畝全体の芽吹き雑草をざっと引き抜き、枯草とともに畝全体を覆っておいた。
(6月1日)
 育苗中の苗がだいぶ大きくなり、定植。1畝15本。昨年は、ネキリムシ対策として、防御壁(2ℓペットボトルで作った囲い:高さ10cm弱、2分割)を設置したが、今年は予備苗がたっぷりあるし、防御壁を外すときに根を傷めるから、使わず。
 植え付けに当たっては、畝にびっしり雑草が芽吹いているので、植え付け箇所周りを丁寧に草引きした。
 なお、コンパニオンプランツとして畝尻にネギを植えているから、これを所々から引き抜き、白ナス苗1株にネギ1本を寄せて植え付け。こうすると、ネギの根が害虫防除になるとのことだ。
 それを思い出したのは白ナスを数株定植してからのこと。先植えの白ナスやトマトそしてメロンなどにもそうすればよかった。
(6月3日)
 昨日、1株がネキリムシに株元を食いちぎられた。ほじってみたらヨトウムシらしき虫を1匹発見。今日、苗場から予備苗を持ってきて補充。
(6月7日)
 再びネキリムシ被害1本。これで2本目。予備苗で再定植。
 後植えの白ナスに枯草を株周りに敷き込んでおいた。
 なお、先植えの1畝は連作・無肥料のせいか葉色は薄く、生長もほとんどない。
(6月17日)
 コンパニオンプランツとして植えた小さなネギ苗の周りを5月に1回草引きしたが、また雑草で埋まりそうになり、今日も一部草引きするも、手間がかかりすぎるから途中で止め。
 雑草が生い茂っているので、畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
 どちらの畝も、成育スピードは実にのろい。
(6月23日)
 西畝の西法面にのみ、休耕田から持ち込んだ枯草を敷いておいた。
 成育スピードは実にのろいが、苗を後から植えた東畝のほうが大きくなった。一昨年は白ナスを作付けし、昨年はオクラを栽培したから、少しは連作障害を免れたのだろうか。あるいは、今年の苗が、冷床種蒔き2年、無肥料栽培1年の記憶をしてくれているから、その適合によるものなのか。いずれかであろう。
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(7月6日)
 雑草が生い茂っており、株周りを鎌でざっと刈り取る。ついでにネギ周りも。
(7月8日)
 2回目の万田酵素噴霧(1000倍散)
(7月15日)
 生育速度は実にゆっくりしたもの。無肥料栽培1年目の昨年は7月20日に初収穫できたが、今年は花もほとんど咲いておらず、収穫ゼロの恐れもある。
 周りの雑草の成長がすごいので、畝全体を草刈機でざっと草刈り。
(7月27日)
 白ナスの生育は遅々たるものだが、2畝で2個小さな実を付けていた。
 再び雑草が生い茂ってきたので、ネギ周りも含めて畝の峰とナス周りの草引き。
(7月29日)
 3回目の万田酵素噴霧(600倍散)
(8月10日)
 どれだけか生育し、実を少しずつつけ出した。
 4日前に初収穫2個、今日4個、まだ小さいうちに収穫。実がなかなか大きくならず、種だけが生育しており、焼きナスにして食べたら、種っぽかった。
(9月14日)
 その後もぼちぼちの収穫で、もうこの先は望めないかと思っていたが、ここのところ生長が目立つ感がし、秋ナスとしてどれだけか望みが出てきた。
(9月15日)
 草刈機で畝の両サイドをざっと草刈り。
(9月16日)
 畝の西面とサツマイモとの間の畝間を鎌で草刈りし、サツマイモのツルを白ナス側に伸ばしておいた。
(10月27日)
 今日収穫したが、細々とした収穫も次回で終わりだ。なお、いただいた苗を定植した西畝はすでに終わっており、東畝のほうがの成績がいい。これは、無肥料栽培種から育てたことによるのか、畝の土壌の違いか、それははっきりしない。
 今年は昨年ほどの猛暑でなかったが、昨年より成績が悪く、種取りもできなかった。ただ、遅くまでぼつぼつ収穫できただけ。評価★☆☆☆☆
(11月8日)
 東畝から2個収穫し、これで終了。鎌で株元から切り、畝間の雑草も鎌で草刈り。白ナスの残骸はヤーコンの畝間に入れる。
(11月17日)
 来年用の畝づくり。まず、枯れ草を畝の両サイドに退ける。小型ビッチュウで表土を数センチ削り、畝の両サイドへ。
 次に、刻み藁をばら撒き、スコップで畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、空気を入れ、土ほぐし)。このとき、刻み藁をどれだけか地中に入れ込めた。
 最後に、退けておいた枯草をばら撒き、鍬で土寄せしながら枯草を埋め込む。
(11月21日)
 雑草抑えと堆肥化のため、休耕田から枯草を搬入し、畝全体を覆う。
 
<2018年>
(4月15日)
 昨年、4月15日冷床種蒔きで成功したので、それに習って同様に行う。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、昨年は軽石を敷いたが今年は省略し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種をばら撒く。種はともに昨年と一昨年のものを半々に使用。
 軽く散水し、種を浸みらせる。
 大きい発泡スチロール箱に収納し、蓋を取った状態で大きな透明ビニール袋で包み、昼間は太陽光で保温し、夕刻に蓋をして冷気を防ぐ。今年は発泡スチロール箱を2重にしたから、より冷気を防げるだろう。
これから毎日この繰り返し。
(4月27日)
 3日前に2粒の発芽を観測したが、今日、幾つもが芽吹きかけた。
(5月7日)
 順調に成育し、3、4cmの大きさになった。ポット苗にする時期が来た。トマトもポット詰めに程よい状態となり、今日、両方ともばらして1本ずつポット詰め。
 白ナスは芽吹きがよく、大きそうなものから使用。必要量の倍の数(52)を作る。
 大中の発泡スチロール箱にビッシリ入れ込み、引き続き前と同様に保温管理。
 なお、箱に入りきらなかった10数本はトレイに載せ、夜間はプラスチック箱を被せて冷気を防ぐことにし、昼間は完全露地とする。
(5月11日)
 昨日、今日、出かけることが多くて、昼の苗管理がお留守となり、2日連続して苗の一部を枯らしてしまった。苗が少々不足しそうである。
(5月12日)
 おっと、忘れていた。白ナスはポット苗が十分作れたからと、余った苗を空きプランターに入れておいた。日陰に置いてあったから、まだ枯れていない。これでもって10ポット作り、足りるようにしておいた。
(5月14日)
 2日前に直射日光が当たる所に置いたポット苗は紫外線でやられてしまった。
 昨日の雨で発泡スチロール箱に水が入り、苗トレイに移し、堆肥場の上に各種全部の野菜苗トレイを並べ置く。直射日光対策として、寒冷紗を3重に掛け(夕刻前から2重)、日差しを和らげる。明日以降、当分の間、2重とし、その後一重にする。
(5月27日)
 育苗が順調に行き、おおかたはもう定植していい大きさとなった。まだ小さな苗(10株弱)は予備苗とし、育苗を続ける。
 1畝に13株(株間80cmほど)定植することとし、定植穴にたっぷり水を差してから植え付け。
 ところで、昨年、ネキリムシに株元を食い千切られる被害が多発し、その対策として、急きょ2ℓペットボトルで作った囲い(高さ10cm弱、2分割)をして防御できたから、今年もそうしたが、7株分は囲いが不足して防御壁なしとなった。
 なお、作付け場所は、1畝は昨年と連作。もう1畝は一番東の昨年オクラを栽培した畝とした。
(6月8日)
 近くに植えたオクラ(防御壁なし)に全然ネキリムシ被害がなく、防御壁を外すこととした。西の畝1株にネキリムシ被害あり。大きな芋虫が1匹いた。
 ネキリムシ被害1株と育ちの悪い1株にポット苗を植え直す。
(7月9日)
 連作した西区画の畝のほうが生育がいい。東区画のオクラ跡のほうが生育が悪いとは、どうしたことだろう。
 3本やぐら仕立てで支柱を立てる。畝全体を手で草引き。
(7月20日)
 西区画(連作)のまずまずの大きさになった1個を初収穫。
 南淵の株の1個は鳥に齧られている。こんな被害は経験ない。
 地面に着きそうな実はプラスチック座布団を敷く。
 東区画(オクラ跡)は花は咲いているが、まだ実らしいものは無し。
(7月23日)
 東区画の畝:畝の雑草を簡単に草叩き。畝間の草叩きと削り上げ。
(7月24日)
 西区画でやっと2個目が収穫できた。昨年より1週間以上の遅れであり、生りも悪い。東区画はもっと遅れている。
(7月30日)
 西畝で2日に1個程度の収穫。東区画で1個初収穫。
(8月2日)
 東畝もだいぶ収穫できるようになったが、2畝とも昨年より成績が悪い。
(8月5日)
 西畝が雑草で負けそう。鎌でざっと畝の草刈り。軸の下部の脇芽や枯葉を除去。
(8月6日)
 東畝の畝間の雑草を鎌で刈り取り、畝に被せる。軸の下部の脇芽や枯葉を除去。
 本日、東畝を中心に、初めてけっこうな量を収穫。
(8月8日)
 今日、数個収穫したが、あとが続かない。昨年の今頃は絶好調であったが、寂しい限りだ。
 カラカラ天気の影響で生育が止まった感がする。
 西畝も樹体はイキイキ元気で連作障害を感じさせない。
(8月11日)
 西畝の西法面の雑草がけっこう刈り残しが多く、残っている雑草を大雑把に鎌で削り取る。
(8月18日)
 3日前の雨で生き返ったのか、実の生育がスピードアップした感がする。少々小さめで数個収穫。
(8月19日)
 種用に型の良い1個を残す。(交雑しない西畝で残す。)
(8月20日)
 台風接近に備え、支柱に結わい付け。
 東畝でコゴメが大発生している1株を引き抜いて処分。例年、お盆過ぎからコゴメが目立つようになるが、今年はそうしたことはない。
(8月30日)
 両畝とも肥料不足で背は低いが、例年とは違って、まだまだイキイキ元気。ただし、生りようは少なく、自家消費分を若干上回る程度だ。
 チャノホコリダニの発生もなく、きれいな実が収穫できている。
 雑草がけっこう繁茂してきているが、共生を図ろう。
(9月2日)
 台風21号が直撃しそうである。強風で支柱が倒れる恐れあり。そこで、不安定な3本支柱の株に支柱1本補強。
(9月5日)
 最大瞬間風速39.3 mの猛烈な風が吹いたが、大丈夫であった。
(9月16日)
 ぼつぼつ収穫できているが、台風で擦られて皮が硬くなっているものあり、今まで半分は捨てた。チャノホコリダニの被害が少々出だした。
(9月19日)
 雑草が繁茂しているので、草刈り機(紐タイプ)でざっと草刈り。
 数は少くないが、みずみずしい白ナスがまだまだ生ってくれている。
(10月15日)
 その後の生りは低調で、今日、小さな良品を3個収穫。どちらの畝も昨年ほどの収穫はなかった。評価:★★☆☆☆
 西畝は連作だが、障害は感じられなかった。
 不作の原因は、無肥料ということもあるが、梅雨明けが早く、異常な猛暑で旱魃被害が紫ナスにひどかったから、白ナスも干ばつ被害で生りが悪かったとも思われる。
(10月21日)
 最終収穫し、白ナスの株元を鎌で切り取り、柳の木の下へ。草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈りしておいた。
(10月23日)
 連作する西畝について来年用の畝づくり。
 まず、畝の表土10cm程度をビッチュウで畝の東側に退ける。雑草の細かな根っこが非常に多い。これは土壌細菌の格好の餌となるとのこと。なお、白ナスの根っこは掘り出さないようにした。雑草の細かな根っこはさほどない。
 ついで、耕土10m程度の土を西側に退ける。
 窪地をスコップで畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら20cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行う。これで根張りが深く進むというもの。
 休耕田から運んできた刻み藁を窪みに撒く。西側の土、東側の土の順で埋め戻すのだが、全部の土を戻さず、若干低畝にした。ナスは水を好むから、今年のような高畝は望ましくないからだ。
 これで、来季の白ナス用の畝づくり終了。
(10月25日)
 前年のオクラ跡に今年白ナスを栽培したのだが、来年はこれを再びオクラ栽培に戻すべく、10月21日に白ナスの株元を鎌で切り取り、草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈りしておいたのだが、今日、畝づくりを行なった。
 畝の表土5cm程度をビッチュウで畝の東側に退ける。雑草の細かな根っこが非常に多い。これは土壌細菌の格好の餌となるとのこと。なお、白ナスの根っこは掘り出さないようにした。ついで、テンワで、ほぐれた土を東側に退ける。
 次に、畝と畝間をスコップで畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行う。これで根張りが深く進むというもの。
 休耕田から運んできた刻み藁をばら撒き、東側に退けた土を鍬を使って被せながら戻す。十分に被らなかったので、敷地境界の先(排水路の公共用地)から土を調達し、再度土を被せる。
 けっこうな高畝となったが、これで来季のオクラ用の畝づくり終了。
(10月29日)
 昨日草刈りをした休耕田の草を軽トラで運び、雑草抑えに畝全体を覆う。
(11月19日)  
 白ナスの西の畝の隣、サツマイモ&メロン混植畝づくりを今日行ったら、少々畝幅が大きすぎるので、白ナス畝を少々動かすことにした。
 覆ってある枯草を退け、細かな雑草を叩きながらテンワで若干の土移動。畝の峰を10cmほどサツマイモ側にずらした。
 そして、再度枯草で覆ったが、枯草の一部をサツマイモ&メロン混植畝に使ったから、覆いが薄くなりすぎ、田んぼから刻み藁を持ってきて被せた。これで草抑えがまあまあできよう。

<2017年>
 栽培法をネット検索するも、イマイチはっきりしないので、2畝栽培を予定しているから、露地種蒔きも2回に分けて行うことにし、栽培比較することにした。「世界一トマト」(これも2畝栽培で、同様に露地種蒔き)については、次のような説明書きがあるから、「白ナス」もトマトと同時平行して行うこととする。
 播種期 温床で3月中旬。冷床で4月中旬。露地播きは5月から。
 播種法 浅箱にスジまきする。スジ間隔6cm、種の間隔2cm位
 覆土 種子の厚みの2、3倍。発芽まで乾かさぬこと。
 以上のことから次の2回とする。
 4月15日 発泡スチロール箱でスジ蒔き。発芽後、ポット苗に。
 5月1日 ポットに種埋め込み。発芽後に定植。→4月15日種蒔きが成功し、止め。
<苗作り>
(4月15日)
 発泡スチロール箱(水抜き穴なし)に軽石(草花プランター栽培用)をたっぷり敷き、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナス、ペポカボチャの順に種を並べ、培養土で覆う。軽く水やり。
 庭の角に置き、今日は雨模様だから、蓋を逆さ(多少の空気抜き)に被せ、重石を置く。晴天の昼間は、ビニールで覆い、温室と同じ状態にすることに。
 午後1時過ぎに急に晴れてきたので、、ビニール袋をかけ、少しすかせておいた。日暮れ前に蓋を被せる。これから毎日この繰り返し。 
(4月30日)
 25日に2本の芽吹きあり、その後も少しずつ芽吹いている。今日で10本以上になった。よって、第2弾のポットに種埋め込みは止めにした。
(5月8日)
 例年だと3月末頃に芽吹いた苗をポット詰めするのだが、その時よりもやや小さながら、今日、ポット詰めした。できたポットは30個。あまりに小さい苗は数本、予備に残しておいた。
 ポットは別の発泡スチロール箱に入れ、引き続き保温管理する。
(5月11日)
 ほぼ全部が活着した。
 暑くなってきたし、朝の冷え込みもないから、今日から日中のビニールの覆いと夜間の蓋はなしとし、完全露天とした。
(5月28日)
 少しずつ大きくなり、まだ例年より小さな苗だが、今日、定植することに。この分なら、例年より少し収穫時期が遅れるだけで、十分に時期的に間に合いそうだ。
(6月2日:追加種蒔き)
 ネキリムシに株元を食い千切られる被害が多発。半分がやられた。よって、15ポットに種蒔き。
(6月12日)
 かすかな芽吹きが大半のポットで見られる。
(7月4日)
 各ポット2、3本芽吹いたが、苗の生長が止まった感がし、一部の葉が黄色に変色したり、虫食いもある。
 そこで、大きいポットに詰め直し、全部で24ポットをしばらく育苗。
(7月18日)
 2週間経つもどれだけも大きくならない。間もなく梅雨明けだから、小さいままで定植することに。 

<畝作り・定植>
(5月8日)
 須賀前の予定位置に畝作り。肥料敷き込み。肥料は、苦土石灰、草木灰、混合(鶏糞、種粕、有機肥料粒)そして石灰窒素。
 随分と高畝になってしまった。
(5月28日)
 まだ例年より小さな苗だが、定植しても十分に大丈夫に思われ、定植することに。 
 例年どおり1畝13株とし、定植穴に牛糞をたっぷり入れ、土とかき混ぜて、たっぷり水を差し、植え付け。
 クズ苗2株は捨て、予備苗2株を株間に植え込んでおいた。
(6月3日)
 ネキリムシに株元を食い千切られる被害が多発し、その対策をあれこれ実行。次の記事に記す。
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/
(6月16日)
 ネキリムシの被害は止まる。
 11日から毎日水やりし、ずんぐりむっくり生長しだした。
(6月18日)
 晴天続きで草はあまり生えていないが、削りあげ。
(6月20日)
 ネキリムシ対策のペットボトルで作った囲いを取り外す。
(7月8日)
 1番花が咲いた。下部の小さな脇芽を全部欠く。
 株周り草引き、畝削り上げ。
(7月9日)
 3本やぐら仕立てで支柱を立てる。
(7月19日)
 本日、初生りを6、7個収穫。
 樹勢は近年にない良好な状態で、多収穫が望めそう。
(7月21日)
 本日でもって一番生りの収穫は概ね終了。
(7月25日)
 2番生り以降が24、25日と連続し、1番生りも混じって毎日数個収穫できている。樹勢もものすごく、こんな元気な白ナスを見たのはちょっと経験にない。
(8月1日)
 2日置いての収穫で、籠いっぱい採れた。絶好調。3個を種取り用に残す。 
(8月9日)
 枝が伸び、ビニール紐で幾箇所か枝ぶら下げ。絶好調。
 1株だけ病害虫で葉がけっこうやられており、生りが悪い。
(8月17日)
 順調に収穫が続いているが、ここへきてコゴメが全体に湧き出した。よくあることだが、少々心配。
(8月23日)
 だいぶ樹勢が弱ってきて生りも悪くなった。今日の収穫でしばしストップの感がする。コゴメは若干治まりぎみ。コゴメがひどい葉を切り落とす。不良品も多くなった。
(9月9日)
 コゴメがひどい葉の切り落としを続けてきたが、コゴメは少々下火になり、元気な葉が出てきた株もある。収穫はボツボツといったところ。
(9月10日)
 元気な枝以外は秋ナス仕立てに剪定。コゴメがついた葉も切り落とす。
(9月23日)
 涼しきなって、どんどん生りが悪くなった。今日3個収穫したが、当分だめだ。
 だいぶ前にコゴメはほとんど消失した。まだ、けっこう生き生きした樹体を保っているものがあり、秋ナスが楽しめよう。
(10月11日)
 株によっては、ここへ来てイキイキ元気になり、若々しい葉をいっぱい付け、生った実もみずみずしい。こんな年も珍しい。
 樹勢の弱いもの、半分ほどを引き抜き、処分。樹勢のいいものも実を付けていない枝を選る。
(10月22日)
 明日は台風で1日風が強まろう。少々小さ目のものまで収穫。
(10月27日)
 台風よりもその吹き返しが強かったから、ナスがかなり擦れて肌が茶色になっている部分が目立つ。朝晩冷え込むようになって、もう生長は望めない。良さそうなものを収穫し、明日、処分する。評価:★★★☆☆

<補充定植>
(7月18日)
 当初の定植は、予備苗(2株)をもってしても、ネキリムシ被害には対応できず、ちょうど半分が歯抜けとなり、追加種蒔きで対処したのだが、苗の生長がとんと悪い。
 間もなく梅雨明けだから、小さいままで定植することに。 
 苗はほぼ倍の数あるから、歯抜け箇所に2本ずつ(間隔10cm)植え、前に行ったネキリムシ対策は当面見送ることとした。なお、水やりの必要が生じた場合に備え、植え付け箇所の周りを少々高くし、水が流れ出ないようにしておいた。
(7月19日)
 本日から3日間連続して水やり。
(7月28日)
 大半は元気よく生長しだした。これからグングン伸びるだろう。ネキリムシ被害はゼロ。
(8月6日)
 生長の仕方にむらがあり、ほとんど大きくならないものがある。2本ずつ植えたもので2本とも勢いがいいものがあるので、3か所から、それを生長遅れの箇所に移植した。明日は大雨となる予報だが、念のため水をたっぷり差して移植。
(8月23日)
 半分ほどはスクスク成育し、第1弾はコゴメが付いても、この若木にはコゴメが付いていない。ただし、貧弱な若木は免役力が弱いようでコゴメが付いている。
(8月31日)
 元気な若木に小さな実が幾つか生りだした。
(9月7日)
 順調に生育中。1個、初収穫。みずみずしい良品だ。
(9月11日)
 元気な若木は数本しかないが、今日2回目の収穫で2個。
(9月18日)
 順調に良品が収穫できている。
 昨夜の台風で傾いたから、第1弾の老木の支柱を外し、若木を立て直した後、支柱立て。
(9月23日)
 ここのところ涼しさで少々元気を失った。しばらく収穫できそうにない。
(10月9日)
 多くの株が、ここへ来てイキイキ元気になり、若々しい葉をいっぱい付け、生った実もみずみずしい。
 一部の樹勢の弱いものを引き抜き、処分。樹勢のいいものも実を付けていない枝を選る。
(10月22日)
 明日は台風で1日風が強まろう。少々小さ目のものまで収穫。
(10月27日)
 台風よりもその吹き返しが強かったから、ナスがかなり擦れて肌が茶色になっている部分が目立つ。朝晩冷え込むようになって、もう生長は望めない。良さそうなものを収穫し、近日処分する。評価:★★☆☆☆

<後処理>
(10月31日)
 本日、引き抜いてヤーコンの畝間に放置。
 半月前に刻み藁を乗せておいた。それをビッチュウではつり込んでおいた。「たんじゅん農」にのっとり、無肥料で1畝は連作予定、もう1畝はオクラ栽培の予定。
 
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