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2019年に宇宙芋の栽培に再度取り組むことにするも… [栽培中止野菜・果物・果樹]

 2016年12月に、宇宙芋なるものを知人からいただいた。芋は芋でも地下にできるのではなく、山芋同様に「むかご」として地上に生る、でかい芋(むかご)である。
 おでんの具として鍋に入れて食べたところ、ジャガイモと代わらぬ味がした。(ただし、女房が言うには、ツルツル滑って皮むきに手こずると不満顔であった。)
 宇宙芋の料理法は他にもいろいろあるようで、面白い芋(むかご)である。
 ネット検索したら次のとおり。
・ 収穫
 ムカゴを軽くひねるようにして収穫します。霜が降りる直前が収穫のベストタイミングとなりますので、日の最低気温が5℃になる前に収穫しておきましょう。早すぎるとムカゴの皮を剥いても緑色の未熟状態、遅すぎると霜害で腐りやすくなってしまいます。
 地中の芋も同時に収穫しましょう。
・食べ方
 ムカゴの皮を厚めにむいて利用します。炊き込みごはん、けんちん汁、コロッケ、カレーなどに。ジャガイモやサトイモのように利用します。
 地中のいもはとろろ汁や磯部揚げなどに。ヤマイモと同様の使い方で利用できますがヤマイモほどの粘りはでませんので、とろろご飯としては物足りないかもしれません。
・ムカゴの保存
 収穫したムカゴは翌年の種ムカゴにすることができます。小さなミカンくらいの大きさのものが種ムカゴとして使いやすいです。
 霜害を避けるため10℃以上で越冬させるようにしましょう。発泡スチロールやダンボールなどの断熱性のある容器の中にモミガラ・新聞紙などを入れてムカゴを埋め込み、人の生活圏内の高い位置(冷蔵庫の上など)に置いておきます。
 地中のイモは越冬用としては不向きですのでムカゴを越冬させましょう。

 いただいた宇宙芋のうち、小さなものを3個残し、これを種芋にして2017年に栽培に取り組むことにしたが、冷え込みに弱く凍みてしまってダメであった。
 そこで、2019年に種芋を購入し、栽培に着手。場所は、葉っぱを全部ちぎり取った椿の木にツルを這わせることとした。まずまずの成果を得た。
 翌2020年は無肥料栽培で、ゴーヤとは反対側のミニビニールハウスの枠にツルを這わせることにした。そうしたところ、チョウ不作。食用に回す分はゼロで、全て種芋に。
 2021年は、再び椿の木の株元に栽培場所を戻すも、晩秋には伐採する予定であり、宇宙芋の栽培は、今年限りとなろう。
 以下、時系列にしたがって栽培記録を残しておく。

<2017年>
(3月31日)
 宇宙芋の栽培場所を決めねばならない。ネット検索してみると、随分と背高くうっそうと生い茂るようであるから、どこかにツルを這わせねばならぬ。
 参考としたサイトは次のもの。
 http://ameblo.jp/maroo-maro/entry-11842592072.html 
 http://usamimicook.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
 さて、どこに植えようか。
 南庭をぶどう園にしたから、その角に生えている大きな椿の木が邪魔になり、来年あたりには伐採しようと考えていたが、ここに宇宙芋のツルを這わせるとちょうど良い。
 そこで、今日、椿の木の上部を切り取り、最上部に少しだけ小枝を残し、それ以外の小枝は全部払うことにした。これで、幹が支柱になり、大きい枝にツルが広く這うことが可能となろう。
 次に、椿の木の幹の一角(南東側)をツルハシで掘り、根切りして堆肥を入れ、植え付け準備を完成させた。
 時期が来たら、芋を植え付けてやれば、あとは放っておけばよかろうというものだ。

 山芋のむかごと一緒に保存しておいた宇宙芋を手にしたら、水気が飛んだ(凍みた?)のであろう、少々柔らかくなっていた。植え付け時期をネット検索すると様々であったが、4月15日に里芋を芽だし育苗床に植え付けすることにしているから、同日、植付けすることとしよう。
(4月15日)
 宇宙芋はどうやら真冬の低温で凍みた感がする。山芋のむかごと違って低温に弱いようだ。ダメモトで所定の位置に埋め込んでおいたが。→(後日追記:ダメであった。)

<2018年>
 今季は友人から宇宙芋がいただけなかったので、栽培見送り。

<2019年>
(2月17日)
 先日、宇宙芋をネット注文し、今日、早めに植え付け場所づくり。
 2017年に予定した位置とし、椿の木にツルをはわせることとし、椿の木の小枝や葉を全部除去。椿の木の株元付近から南に草木灰を振り、周辺をツルハシで叩き、太い根を一部掘り出すとともに、ある程度深く耕す。予定位置の東半分にマンホールがあったので、少々西側もツルハシで耕す。
 どれだけか土盛りできたが、少々低いので、堆肥場の半分堆肥化しかかったものを被せておいた。これにて、植え付け準備が一先ず完了。
(4月28日)
 植え付け予定場所に雑草がかなり生え、3月終りと今日、草叩きした。
 椿の木の株元近くに20cm間隔で3個並べ、その外側に2個並べ、購入したむかご5個をミニ支柱を立てながら埋め込み。
(6月19日)
 なかなか発芽しなかったが、6月(5月下旬?)になってから次々と発芽。
 発芽次第順次支柱を差し込み、椿の木にツルがはうようもたしかける。
 ざっと雑草を引き、草マルチにし、雑草抑え。
(8月12日)
 ツルがどんどん伸び、はわせた椿の木から隣の梅の木に伸びていったツルがあり、それは外して椿の木に戻す。1株にツル1本といった感じで、ネットで見た写真のようにうっそうと生茂るには程遠い状態。
(10月1日)
 その後、順調に生育し、椿の木から隣の樹木(梅とは別)へとツルが這って行き、葉っぱもでかくなった。大きなむかごが所々に生っているのを発見。
(12月11日)
 まだ葉っぱが青々しており、収穫はもっと先かと思ったが、もう時期が来たようだ。
(12月16日)
 葉っぱが部分的に黄色くなってきた。今日、全部収穫。ちょうどいい時期なのだろう、簡単にポロリと取れる。最大で1個200g程度か。100g弱以上のものが5株で20個ぐらいか。
 1個50gほどのものを数個、種芋にすることとした。それ以下の大きさのもの20個ほどは捨てる。
(12月18日)
 宇宙芋のむかごは冬季に凍みやすいようであり、少しは暖かい所を探し、店の2階の居室の第2冷蔵庫の上に置くとととした。種にするむかご6個(1個50gほどのもの)を発泡スチロール箱に入れ、蓋をせず。
(12月23日)
 来年はどこで栽培しようか。1案として「地中のイモは越冬用としては不向き」とあるが、掘り出さないでそのままとし、凍み防止に枯草を厚く掛けておいた。これが春に発芽してくれれば世話ない。
 2案として、ミニビニールハウス(ハウスとしては使わず、南面はゴーヤのツルを這わせる)の北面で、むかごを植え付けることとする。そのために、ハウス内側を深く掘り、枯草を4重に敷き込んでおいた。

<2020年>
 2年目栽培の今年。昨年栽培の椿の木周りに「地中のイモは越冬用としては不向き」とあるが、掘り出さないでそのままとし、凍み防止に枯草を厚く掛けておいたから、これはそのままとし、初夏に発芽してくれれば、昨年同様に育てる。
 もう1箇所、ミニビニールハウス(ハウスとしては使わず、南面はゴーヤのツルを這わせる)の北面で、むかごを植え付けることとする。
<ミニビニールハウス北面での栽培>
(4月29日)
 昨年12月下旬に、ハウス内側を深く掘り、枯草を4重に敷き込んでおいた。 
 今日は、畑起こしもどき(スコップを10cm間隔で差し込み、前方へ少し押し、空気を入れ、土をほぐす)をしながら、牡蠣殻粉末(石灰代わり)を入れ込む。ここは元々樹木が植わっていた場所で、長年そのままにしてあり、土がやせていると思われるが、ここのところ何もかも無肥料栽培をしているから、肥料は何も入れずに栽培を試みることとした。
 冷蔵庫の上に保管しておいた7個とも全く凍みておらず、芽が出かかっていた。
 それを深さ3cmほどの所に等間隔(30cm弱)に埋め、枯草で覆い。
(5月27日)
 先日、ミニビニールハウス北面に漁網を張っておいた。全て芽吹き、ツルが60cmほどになっている。短い支柱を株元に差し、ネットに誘導。
(11月17日)
 その後、ツルは伸びに伸び、横に這わせたりしたが、1本は隣のしだれ梅の上に這う。一部まだ葉が青々しているが撤去。漁網に絡みついているものが多く、てこずる。
 しかい、収穫量は皆無に等しい。最大のもので1個30g程度のもの。種用に10g以上のものを8個残して捨てる。ゴーヤ同様に肥料を欲しがる宇宙芋だ。
 土壌改良を十分にしたつもりだが、ミニビニールハウス南面のゴーヤと同様にチョウ不作となったのはなぜだろう。ここは、わけのわからぬ草花が植えっ放しで放置してあったところであり、土が相当にやせているからか。
<昨年の場所で放任栽培>
 昨年の種芋を埋めたままにし、枯草で厚く覆っておいたが、発芽せず。

<2021年>
(2020年11月22日)
 今年初めて作付けしたミニビニールハウス内での栽培は全くの不作で終わり、今年も次のとおり土壌改良した。
 昨年ほどの深掘りではないが、ビッチュウで土を除け、枯草と蛎殻粉末を入れ込みながら埋め戻し、畝幅が広いから鍬で淵を削り土盛しておいた。
 なお、掘ったとき、宇宙芋の種芋が出てきたが、小さいので捨てた。
(2021年4月19日)
 以上のとおり予定したが、宇宙芋は女房に見放され、その貰い手がなく、この場所もゴーヤ栽培とし、宇宙芋は初年度の椿の木の周りに変更。
 単に穴を掘り、無肥料で地中5cmほどの深さに埋め込み。秋に収穫できたときに貰っていただける人がいたら差し上げよう。もっとも、無肥料では大して収穫できないだろうが。
 残念ながら、宇宙芋は、たぶん今年限りの栽培となろう。

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