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チマサンチュの栽培 [栽培中止野菜・果物・果樹]

 4月になると、これからしばらくの間、青物野菜の端境期となるが、40年前ぐらいまでは一人生えの「チシャ葉」が貴重な青物野菜であった。これがいつしか絶えてしまった。
 そのチシャ葉を食べたくなり、2016年4月にチシャ葉の種をネットで探し出して購入しようとしたが、値段を見ると送料が600円を超え、こりゃどういうこと?種代を足すと1000円を超えるじゃないか、暴利を貪るこんなものはパス!ということで、やむなく類似品のチマサンチュ(結球しないリーフレタスの一種で韓国料理で焼き肉をこれに巻いて食べることで有名な野菜)の種を購入することにした。価格は送料込みで180円と正直価格<みつぼ商店「チマサンチュ 青葉種 (韓国カキチシャ)」>。なお、後から知ったのだが100円ショップでも手に入るようだし、JAやホームセンターでも売っている。
 栽培は案外簡単で、初年度の2016年から成功した。
 2016年の収穫終了後、放置しておいたら、花が咲き、種ができ、栽培した畝に種がこぼれ、念のため枯れだした頃に引き抜いてその畝に横倒しにしておいたが、自然発芽はしなかった。ただし、2019年は2株だけ自然発芽した。
 ジャガイモ同様に連作しての無肥料栽培。ジャガイモはうまくいかないが、チマサンチュはこれでもうまくいく。

<2021年>
(3月1日)
 毎年4月初めに種蒔きしていたが、昨年から1か月早めて種蒔きすることにした。
 種は、先日JA売店で購入済み。畝はジャガイモの畝の両側法面とし、畝は既に整備してあり、ジャガイモの種芋も昨日植え付けた。
 よって、単に種をばら撒くだけ。土は乾いているが、今夜から雨となり、明日は一日雨だから、ちょうどいい。また、予報では今後はもう冷え込むことはなさそうであり、暖冬だった昨年と同様にちゃんと芽吹いてくれることだろう。
(3月20日)
 種蒔きから3週間経ち、今日見てみたら、細かな発芽がいっぱい見られた。
(5月10日)
 大きいものは何とか収穫できそうに。今日、初収穫。
 雑草がけっこう生えきているので、チマサンチュ2列周りを大雑把に草引き。
(5月28日)
 その後、大きそうなものを1回収穫し、今日3回目の収穫。全体に大きくなっており、部分的に収穫しただけ。まだいくらでも収穫可能という状況にある。
(6月27日)
 どんどん生育し、1週間に1回弱収穫するも、まだいくらでも収穫可能。
(7月11日)
 選り方式の収穫は終わり、葉をむしる形の収穫に代わる。
 ただし、アブラムシなどの虫食いが目立ちだした。

<2020年>
(2月24日)
 毎年4月初めに種蒔きしていたが、昨年、前年の種がこぼれて自然発芽が2本あった。たぶん3月中頃に発芽したのだろう。
 そこで、今年は早めに種蒔きすることとした。予報では今後はもう冷え込むことはなさそうであり、ネットで検索するに2月下旬以降に種蒔きとあったから、種袋に表示された3月下旬以降種蒔きを無視して、今日種蒔き実行。
 2年連続して東の柿の木の南淵で栽培したが、今年はそこでショウガを栽培することとしたので、チマサンチュは西の柿の木の南淵(昨年はじゃがいも)に変更。
 枯草を被せてあるので、それを退けながら丁寧に草引きし、台形に均す。鍬で転圧し、半袋を種蒔き(ばら撒き)。畝の法面の土をほぐしながら軽く覆土。
 最後に、枯草をほぐしながら被せる。どれだけか防寒になろう。 
(3月8日)
 きれいに発芽しているのを発見。
(4月6日)
 なかなか大きくならない。雑草はあまり生えていないが、大ざっぱに草引き。
(4月30日)
 だいぶ大きくなった。種を蒔きすぎたか、密生している。選るのに大変。でも、雑草がその分芽吹きが少ないかも。再度選るときは食べ頃となっていよう。
(5月12日、24日、31日、6月7日、16日、24日、7月3日)
 4月終わりから暑いほどの陽気になり、ぐんぐん成長。込み合ったところの大きなものを選り、食用に。これから数回以上も選りを食べられよう。
(7月5日)
 2日前に選り終わり、今日はざっと草引きし、株元に手で土寄せし倒壊防止。
 下のほうの葉をもいで捨て、良葉を収穫。

<2019年>
(2月17日)
 同じ畝(柿の木の南淵)で昨年無肥料、今年は草木灰振りでの栽培とし、今日、両側から土寄せし、畝を大きくした。
(3月31日)
 雑草がかなり生えているので、埋まり込んだ雑草とともに草引き。
 一人生えと思われるチマサンチュが2株かたまって生えている。様子見しよう。
(4月1日)
 昨年の残り種を全部畝にばら撒く。畝の両側にこぼれている土をほぐして覆土。たっぷり散水して作業終了。
 好光性種子であることを今年も忘れていた。けっこう覆土したが芽吹くだろう。
(5月5日)
 しっかり芽吹いており、びっしり生えている。大幅に選り。
 一人生えと思われた2株は、まさにチマサンチュであった。近いうちに収穫しよう。
(5月25日)
 なかなか大きくならないが、2回目の選りを行う。雑草が多く、しっかり草引き。
(6月12日)
 だいぶ大きくなり、葉食用のため、3回目の選り(葉食用は第1回)を行なう。
(6月22日)
 4回目の選り(葉食用は第2回)を行なう。
(7月1日)
 5回目、最終選り。葉食用は3回目。以後は、かき葉でいく。
(7月8日)
 畝全体をざっと草刈機で草刈り。
(7月11日)
 今日から、かき葉として摘み始めた。
(8月12日)
 その後1回摘んだが、ずっと忘れており、もう摘めなくなった。上のほうの葉は色が濃く、食べられるかどうか。食べたことはない。放置しておこう。
(10月6日)
 無肥料で2連作した昨年、まずまず問題なかったので、畝はそのままにしておけばいいが、ジャガイモ栽培するかもしれぬので、土壌改良を行った。
 まずビッチュウで畝の土を両サイドに退け、凹地をさらにビッチュウで掘り、休耕田の枯草を2層に敷き込む。再び枯草を敷き、片側の土を被せ、また枯草を敷き、もう片側の土を被せる。最後に飛び出している枯草を、鍬で畝を整形しながら畝尻の土で覆う。これで枯草が何層にも入り、土壌細菌の餌となろう。
 再び休耕田の枯草を持ち込み、畝をすっぽり覆い、雑草抑えとする。

<2018年>
(4月1日)
 2年連続、南区画の西端で有機肥料栽培したが、今年は、東の柿の木の南淵で、無肥料による自然栽培をしてみることにする。今日、草叩きし、簡単な畝を作ったおいた。
(4月9日)
 本日、種蒔き。1袋の2割ほどを使う。「・1cm間隔に種まきをし、好光性種子なので土は種が隠れる程度にごく薄くかけます。」とテキストにあるが、これを忘れており、適当にばら蒔き、軽く土を掛け、テンワで転圧し、ジョウロで散水。たぶん発芽してくれるだろう。
(5月8日)
 全部発芽したのではなかろうか。3cm間隔ぐらいに第1回選り。
(6月3、16日)
 第2、3回選り。食用に。
(7月7日)
 少々遅れたが、7日から、かき葉を収穫。豪雨とどれだけかの風で葉がこすれて汚くなったものがけっこうあり、それはそのままに。
(7月17、23日)
 きれいな葉っぱになってきた。少しずつ摘む。無肥料につき葉っぱが小さい。

<2017年>
(3月20日)
 チマサンチュの畝は、そのままにしてあり、今日、草叩きをして畝を整備し、芽吹きを待つことにした。昨年は4月8日種蒔き、15日発芽確認であったから、4月半ばを楽しみにしていよう。
(4月3日)
 いまだ芽吹きはない。雑草を抜いておいた。しばし様子見。
(4月21日)
 どうやら自然発芽は無理なようで、JAで種を購入。
(4月23日:種蒔き)
 昨年と同じ畝で栽培。
 畝に苦土石灰、草木灰、混合(種粕、鶏糞、有機肥料粒)を振り、小型ビッチュウで細かくはつり、足で畝を粗整形。
 峰を鍬で押さえて平らにし、筋蒔き。籾殻とほぐした土を軽く乗せ、散水。籾殻が少ない感がし、再度軽く振る。散水は15時頃にもう1回。
(5月5日)
 土が乾かないよう、数回散水したが、数日前に十分に芽吹いた。
(5月17日)
 草引きと選り。6、7cm間隔とした。
(5月31日)
 食用に選り第1回
(6月4日)
 畝の削り上げ。
(6月19日)
 だいぶ遅れたが、今日から順次最終選り。随分大きくなっており、食べ終えるのに随分と日数を要しよう。6がつ24、25日に連続して行い、選り終了。
(7月4日)
 少々株間が狭い1株を収穫。他は、下部の枯れた葉をもいでおいた。これから幾らでも収穫できる。葉先が黒くなるものがけっこう目立つ。
(7月6日)
 豪雨で半分が寝る。土を寄せて立たせる。
(7月10日)
 畝周りの削り上げ。 
 6月下旬に選りを大阪に差し上げたが、好評であり、かき葉を収穫。でも、葉の淵が黒くなっているものがあったりし、半分は捨てる。
(7月14日)
 12、14日の雨で寝るものが数株あり、立て直す。良品のかき葉を収穫。
(7月23日)
 そろそろ終わりかけになった。自家用に収穫。
(7月30日)
 自家用に収穫。これでもう終わりだろう。評価★★★★☆
 
<2016年>
(4月8日)
 注文しておいた種が昨日届き、雨が上がった今日早速種蒔きした。いつものことながら我流で種蒔きを終え、その後でネット検索し、正しい種蒔き方を調べる。
<正しい種蒔き:ワンポイント>
・1cm間隔に種まきをし、好光性種子なので土は種が隠れる程度にごく薄くかけます。
・発芽したら株間2~3cmに間引きし、本葉が3~4枚になったら最終的な株間に間引き、もしくは定植をします。
・茎が15cm以上に生長したら下のほうから収穫を始めます。上の方に5~6枚の葉を残しておくと、葉の再生力が維持されるので、長く収穫することができます。冬季はビニールで囲って保温しましょう。
・収穫期間が長いので、収穫後期になったら追肥を施しましょう。
 いやぁー失敗。ニンジンと同様に好光性種子だったのだ。でも、1袋全部蒔き、適当に土を掛けたから、薄く土がかかった所もあろう。どれだけかは芽吹くだろうから、きっと大丈夫だ。
 種蒔きの作業手順は次のとおり。
 場所の選定が弱った。作付け計画でびっしり植え付けを予定しているから場所がない。もっとも基本的に1畝置きだから、空いた畝を使えばいいが、これでは面白くない。そこで、予備的に里芋を予定していた南区画の一番西(切り株が幾つか残っている)の南半分(4m弱)とした。
 既にできている畝を鍬で凹状にし、施肥(苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒)し、元の状態に戻す。
 頂を手で転圧し、種を適当に蒔いていく。1袋全部使ったからけっこう密に蒔いた。最後に再び手で転圧し、乾燥防止。土がたっぷり湿っているから当分は水やり不要。
 さあ、うまく芽吹くだろうか。
(4月15日)
 種蒔きした翌日には、もう乾きかけており、13日の雨まで4日連日水やり。
 1週間後の今日、十分なる芽吹きを確認。
(4月20日)
 芽吹いたら2~3cm間隔で間引きせよとあり、本日間引き。
(4月26日)
 4cm間隔程度に間引きし、草引き。
(5月26日)
 その後1回間引きして捨て、本日また間引き。
(6月5日)
 本日、5、6本を残し、最終間引き。
(6月11日)
 間引きしたものを、今までに4回食した。味噌和え、おひたし、野菜炒めの具、焼き肉(牛タン)に巻いて食べた。どれもうまいが、やはり焼き肉に巻いて食べるのが一番だ。
(6月22日)
 葉っぱの虫食いが生じだした。朝取れを女房が早速ゆでたら虫が2匹いたようだ。
 下のほうは枯れ葉が混じり、それを捨て、良い葉を3枚ぐらいずつ摘んだ。これから1週間か10日ごとにかなりの量が収穫できそうだ。
(6月28日)
 6日後の今日収穫したら、北株にコゴメが少々湧いていた。水洗いすれば取れた。良い葉を3、4枚ぐらいずつ摘んだ。
(7月19日)
 少々コゴメが湧いたものがあるが、葉の虫食いはなし。いくらでも摘むことができる。評価は★★★★☆
 随分と背が高くなり、花芽がかすかに出だした。
(7月25日)
 背丈は1mを超えた。だいぶコゴメが湧き、本日の収穫は半分は捨てた。花芽が大きくなった。そろそろ収穫終了。
(12月19日)
 その後、花が咲き、種ができ、倒れて種がこぼれた。ずっと放置してあったチマサンチュの畝であり、夏の雑草が枯れ、冬草がけっこう生えている。そこで、枯れ草や冬草を引き、細かい冬草は土をかき混ぜて大方絶やしておいた。
 こぼれた種が来春に芽吹くのを楽しみにしているが、はたして期待どおりにいくか?
(翌年4月21日)
 どうやら自然発芽は無理なようで、JAで種を購入。

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