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ミョウガの栽培 [野草・山菜]

 ミョウガと言うと、「食べると物忘れがひどくなる」という俗信がありますが、決してそんあことはありません。夏が旬の野草で、日本原産とも言われます。
 して、その薬効はというと、いろいろありそうです。
 まずは、アルファ・ピネンという芳香成分。「物忘れ」とは真逆で、大脳皮質を刺激し、覚醒作用があり、気分を高揚させます。そして、血液循環の促進、発汗作用、呼吸を整える、食欲増進の効果もあるとか。
 辛味成分は、熱さまし、解毒、喉の痛みに効くとのことです。
 その他に、生理痛や生理不全、不眠症、口内炎、風邪の予防などなど。
 これらにどの程度効くかは定かではありませんが、夏が旬のものですから、体の熱を取り、頭をスッキリさせるのにけっこう役立つのではないでしょうか。
 ミョウガの使い道で一番なのが薬味でしょう。特に、カツオのタタキの場合、ネギ、青シソ、ミョウガをたっぷりまぶし、チューブ入りのショウガ、ニンニクを乗せて食べるのが最高。
 でも、うちは、あまりにも収穫量が多いから、茹でて味噌合えにして食べるのが常だ。たいしてうまいものではないが、いい風味が味わえる。旬の野草は体にいいはずだから、ありがたくいただくことにしている。
 なお、2015年7月テレビ(和風総本家)で、おいしそうなミョウガ料理を紹介していた。それは、ミョウガだけの吸い物で、最後に卵を溶いて入れるというもの。

 さて、ミョウガは自宅前の畑の東側の生垣の淵あたりと須賀前の畑の隣家の陰に自生しているのであるが、2016年に生垣の一部を壊して畑を広げたために、果樹園西区の南北の淵にその分を移植した。
<自宅前の畑でのミョウガ栽培>
 2016年から柑橘類の陰と隣地倉庫の陰になる部分の2箇所で移植栽培。柑橘類の陰はまずまずの好成績をあげているも、隣地倉庫の陰は初年は収穫できたが2年目は無収穫に終わった。よって、ここは2017年秋以降フキの栽培に切り替える。→2021年に少ししか取れず、2022年には絶えてしまった。
 なお、垣根にまだミョウガが結構あり、ここでも収穫ができる。→須賀前の畑で十分すぎるほど収穫でき、2021年からは収穫せず。
<須賀前の畑でのミョウガ栽培>
 昔から南隣の住宅の陰(全く日が当たらない)で自生させているが、除草(除草剤噴霧と草引き)したところ、繁茂するようになり、2016年から高収穫できている。2017年からは、こちらが主力となった。その後も地下茎を伸ばして自生範囲が広まり、2020年からは十分すぎるほど収穫できている。

<2024年>(須賀前:隣地住宅の陰)
2.12肥料(石灰、鶏糞)ばら撒き(2022年12月以来)
3.31雑草がかなり繁茂しだし、芽吹き前につき除草剤を噴霧。

<2023年>(須賀前:隣地住宅の陰)
3.19晩秋に刻み藁を敷かなかったせいか、雑草がかなり繁茂しだし、手でざっと草引き。
4.10細かな雑草が目立ちだした。まだ芽吹いていないので、除草剤を軽く噴霧。
8.7初収穫は7月下旬に若干あり、その時、目だった雑草を引き抜く。
 その後に2回目の収穫まずまず。今日は数十個の大収穫。
9.24その後も収穫したが、今日40個ほど収穫。
10.14今日最終収穫、10数個。今年も豊作であった。

<2022年>
 須賀前の畑で、ほとんど自生状態のミョウガがたくさん採れるので、自宅前のものは果樹周りの草刈のとき、雑踏と一緒に刈り取ることとした。
<須賀前:隣地住宅の陰>
(4月30日)
 刻み藁を押しのけ、けっこう芽吹きだした。今年は3月に除草剤を噴霧しなかったので、所々に草が生えてきており、今日、ざっと草引き。
(8月1日)
 その後も目立つ雑草を引き、今日も収穫しながら引いた。
 毎年8月1日にどれだけか採れ、今年も今日探してみたら、30個は採れた。
(8月17日)
 その後の収穫を忘れており、今日、2回目の収穫。数十個は収穫。
(8月28日)
 今日、3回目の収穫。数十個は収穫。
(9月5日)
 今日、4回目の収穫。30個ほどの収穫。
(9月26日)
 その後1回収穫し、今日で6回目の収穫(30個ほど)
(10月2日)
 7回目の収穫。20個ほど。
(10月9日)
 8回目の収穫。10個ほど。今日で終わり。
(12月4日)
 施肥(有機肥料粒)

<2021年>
<須賀前:隣地住宅の陰>
(3月29日)
 所々に草が生えており、今日、草が生えている所に除草剤をしっかり噴霧。
(8月28日)
 8月初めから今日で3回目の収穫。いずれも大量。
 今年は少々まめに草引きし、雑草はほとんど気にならない程度にしか生えていない。
(9月12日)
 毎週収穫し、今日で5回目か。まだまだたくさん出る。
(9月19日)
 だいぶ少なくなり、20個弱収穫。
(10月31日)
 全部枯れ、来年に備えて、刻み藁をたっぷり敷き詰める。

<自宅前:柑橘類の陰>
(3月29日)
 所々に草が生えており、今日、草が生えている所に除草剤をしっかり噴霧。
(8月1日)
 今日、10個近く初収穫。少々小さい。
(8月28日)
 西の方に数個のみ。近年とんと採れなくなった。(追記:以後全く取れず:)

<2020年>
<須賀前:隣地住宅の陰>
(4月6日)
 今年は枯草や刻み藁をたっぷり被せてあるので雑草は少ない。目立つ雑草だけ除草剤を軽く噴霧。
(8月2日)
 ツユクサがけっこう生えており、ざっと抜く。まだミョウガは出ていない。
(8月5日、13日、17日、?日、29日…)
 やっと出だした。毎回大量に収穫。
(10月22日)
 今日、雑草をざっと引き、枯れたミョウガの上に刻み藁をたっぷり敷いておいた。
(12月7日)
 毎年ミョウガが少々小振りだから、軽く施肥(鶏糞、有機肥料粒、種粕)。

<自宅前:柑橘類の陰>
(4月6日)
 雑草が繁茂。除草剤をしっかり噴霧しておいた。
(8月2日)
 数個初収穫。なお、自宅母屋裏にもミョウガがあり、数個収穫。今年は遅い。
(8月17日)
 初収穫後、1個も出ていない。どうしたことか。

<2019年>
<須賀前:隣地住宅の陰>
(4月1日)
 一昨年の今頃、除草剤を噴霧して雑草を抑えたら、ミョウガの勢いがすごかったので、昨年と同様に今年も雑草に除草剤を軽く噴霧。
(8月15日)
 今回が2回目か? 今日は30個ほど収穫。今年も調子いい。
(10月28日)
 その後もいくらでも取れたが、今年は昨年より早く終わった感がする。
 今日、雑草を奇麗に引き、枯れたミョウガの上に刻み藁をたっぷり敷いておいた。
<自宅前>
(4月1日)
 みかんの木の北淵で、例年、雑草があまり生えないが、今年は目立つので、除草剤を噴霧しておいた。
(7月15日)
 今年は急に勢力を増したようで、ミョウガの群落が広がった。
 今日、早々と10個ほどを初収穫。
(7月23日)
 けっこう出だした。20個ほど収穫。
(8月15日)
 その後1回採ったと思うが、もうほとんど出なくなった。
(10月28日)
 その後もいくらか取れたが、今年は昨年より早く終わった感がする。

<2018年>
<須賀前:隣地住宅の陰>
(4月1日)
 昨年の今頃、除草剤を噴霧して雑草を抑えたら、ミョウガの勢いがすごかったので、今年も雑草に除草剤を軽く噴霧。
(4月23日)
 数日前から新芽がチョコチョコ芽吹いているのを発見。
(8月20日)
 草引きをほとんどせずにすんだ。例年7月末から採れはじめるが、今年は大幅に遅れた。今日全体を探し、30個ほど初収穫。少々小振り。
(8月27日)
 2回目の全体探しで30個ほどを収穫。
(9月16日)
 3回目の全体探しで40個ほどを収穫。
(9月27日)
 4回目の全体探しで10個ほどを収穫。
(12月2日)
 完全に枯れている。今日、雑草抑えのため、刻み藁を被せていた。

<自宅前>
(4月23日)
 柑橘類の陰で新芽がかなり伸びているのを発見。雑草を引いておいた。
 なお、隣地倉庫の陰は不作であったので止めにし、代わりにフキ・ショウガの栽培場に。
(8月17日)
 その後はほとんど草引きせずに済んだ。例年7月末から採れはじめるが、今年は大幅に遅れた。西角のほうは少々日が当たり、そのせいかかたまって一斉にミョウガが顔を出していた。30個ほどを収穫。
(8月27日)
 全体を探すも10個ほどしかなかった。その後、5個。
(9月27日)
 その後、5個収穫するも、9月半ば以降は無収穫。
(10月15日)
 もうないと思っていたが、今日10個収穫。

<2017年>
<自宅前>
(4月9日)
 まだ芽吹きはない。施肥として草木灰をばら撒いておいた。
(8月8日)
 柑橘類の陰は、昨年7月末からボツボツ採れだしたが、今日、30個は採れた。
 なお、垣根にまだミョウガが結構あり、昨年は7月20日に大量収穫したが、今年は一通り見て収穫したが20個程度と少なかった。
(8月20日)
 柑橘類の陰は3、4個しか採れず。隣地倉庫の陰は樹体に元気がなく、無収穫。垣根も少なかった。
(9月15日)
 一通り見てみたがほとんど出てなかった。
(9月29日)
 隣地倉庫の陰になる部分は拭き栽培のため、掘り起こして処分。
(10月1日、12日)
 柑橘類の陰で、それぞれ10個ほど採れた。
(11月28日)
 若干の草引きを行い、刻み藁を撒いておいた。

<須賀前:隣地住宅の陰>
(4月初め)
 除草剤を噴霧。
(8月8日)
 雑草がなく、密生している。昨年は7月31日に初収穫であったが、今年は今日、数個を初収穫。
(8月20、28日)
 両日とも大量に収穫。
(9月15日)
 その後も1回収穫したか? 本日大量収穫。
(9月30日、10月1日)
 本日大量収穫。翌日にも数個。
(10月9日)
 10個ほど収穫。

<2016年>
<自宅前>
(2月19日)
 生垣を狭めたから日当たりが良くなり、日陰を好むミョウガが絶えてしまうかも知れない。そこで、ミョウガがありそうな箇所を掘ってみた。さて、どれがミョウガの根っこだろう。フキの根っこも出てくる。比較すれば分かるから、フキはフキで秋に作った新設畝に埋め込んでおいた。なお、後から物の本を見たら、移植は桜が咲く頃がよいとのことであった。
 掘り出したミョウガの根っこを、予定していた西区画(果樹園)の柑橘類が植わっている北側際に溝を掘って植え付け。1列でちょうどピッタリ納まったが、施肥するのを忘れていた。施肥は芽吹いてからにしよう。
(3月20日)
 北東区画の畦づくりをしていたら、ミョウガの地下茎を掘り出した。そこで、これを果樹園の南淵(隣地倉庫で陰になる)に3列植え付け。
(4月26日)
 柑橘類の北側際でかなりが芽吹きだし、今日、施肥。各種混合肥料を撒き、枯草をばら撒いておいた。
(5月14日)
 移植箇所の芽吹きは疎らで、また、芽吹いたものも日が当たらないから生長も悪い。生垣の従前のところは密に生え成長もいい。
(7月20日、21日)
 生垣のミョウガを探したところ、樹木を伐採して残っているのはアジサイだけであるから、ミョウガの生長がすごい。あるわ、あるわ、である。花が萎れかけたものが大半だが20日に40個ほどを収穫したところで、時間切れ。翌21日に20個ほどを収穫。
(7月23日)
 生垣で採り忘れを20個ほど。移植した柑橘類の陰でやっと2個収穫。
(7月31日、8月6日)
 生垣の陰で大収穫。
(8月3日)
 移植した果樹園西区の南淵は元気がなく、出が悪い。
 柑橘類の際のほうは数日前に2、3個採れ、今日3個ほど収穫。
(8月9日)
 柑橘類の際で3個採れたが、南側はまだ全然で、枯れるものが結構でてきた。
(8月23日)
 8月9日、16日にそれぞれ全部で10個ほど収穫したが、もうほとんど出なくなった。
(8月16日)
 柑橘類の際で3、4個収穫。
(8月23日)
 南淵で初収穫2個。
(9月8日)
 南淵で4個収穫。
(9月24日)
 南淵で数個、柑橘類の際はなし。
(10月3日)
 柑橘類の際で数個収穫。

<須賀前>
 南隣の住宅に密接して日陰にミョウガが生やしてある。もう何十年も前からだろう。毎年、どれだけかはミョウガが取れるが、雑草がすごい。
(6月18日)
 4月初め、ミョウガが芽吹く前に除草剤を噴霧し、その後、大きな草は草引きしたので、ミョウガだけ元気良く生長している。
(2016年6月18日撮影)
DSCN0468.JPG

(7月31日)
 雑草を絶やしてあるので成育がいい。10個ほど初収穫。
(10月7日)
 その後も毎週1回順調に収穫。
(10月25日)
 その後は若干の収穫。今日1個あったが古すぎて処分。

<2015年>
(7月24日)
 7月下旬には採れ始めるのだが、以前は、花が咲いたものを収穫していた。でも、花が咲く前のものでないと味が落ちるとのこと。地面から頭を出し、ある程度の大きさになったら、早めに収穫せねばならないのだろうが、それを探すのはたいへんだ。
 昨年の反省として、第1回収穫を7月15日にすべき、としていたが、なんやかやで遅れ、7月24日が第1回収穫となってしまった。
 昨年同様に40個ほどの収穫であったが、花が咲きすぎでボソボソになっているものがけっこうあり、硬く締まった良品は数少なかった。
(8月2日)
 第2回目の収穫。前回と同じぐらい。
(8月13日)
 第3回収穫。10個ほどと少なくなった。
(8月25日)
 自宅前は1個しか出ていなかったが、須賀前で20個ほど収穫。
(9月13日)
 自宅前で10個ほど収穫。
(9月21日)
 須賀前で10個ほど収穫。
(9月30日)
 薬味に欲しく、自宅前で探したら3個あった。

<2014年>
 例年、おふくろが見ていて、時機が来れば収穫し、渡してくれるが、昨年あたりから何事もおっくうなようで、今年は、おふくろ(同年:96歳)には期待できなくなった。
 そこで、本日(7月25日)、もう収穫できるだろうと思って探してみたところ、花が咲いたものを40個程度収穫できた。これから、しばらくはけっこう採れ、それからはポツポツとなろうが、10月まで収穫できるだろう。
 まだ花を付けていないものが数個あったが、いずれも小さすぎて採るのは控えた。
<反省>
 本日収穫したものは、花が2、3本出て、それが萎れてしまっているものが多かったから、来年は7月15日辺りを第1回の収穫とせねばいかんだろう。
(8月5日追記)
 本日、第2回目の収穫。前回より少ないが、けっこうな量あった。
(9月1日追記)
 基本的に週に1回収穫。収穫量が減ってきた。
 なお、須賀前の畑にも少し栽培しており、少々遅れたが今日初収穫(10個ほど)。

<2013年>
 昨年は7月25日に第1回目をおふくろが収穫したので、今日24日に探してみると、そこら中に芽吹いているではないか。
 今日は、東の道路側から約20個を収穫。
 ミョウガは、今の時期にどんどん出るが、昨年の例では8月いっぱいポツポツ収穫できたし、9月は収穫しなかったが、10月にもどれだけか収穫できた。けっこう長期間にわたって収穫できるものだ。
(7月30日追記)
 今年はミョウガがいっぱい出るようだ。本日約20個収穫。
(10月6日追記)
 その後、数回は各々20個程度を収穫。
 自宅の方は今日10個ほど収穫し、終了した感がする。須賀前の方は全く日が射さないところにあり、今日初めて収穫し10個強あった。こちらも今日で終わりだろう。

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