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年初めに思う、ファーマー・ファーマシー二足のわらじ [ファーマー雑記]

(2019年1月7日)
 少々遅れましたが、あけましておめでとうございます。
 数年前に還暦を迎えたと感じていたのですが、すでに昨年に古希となり、あと4年で後期高齢者となってしまう小生です。感覚的には2、3年ということになりましょう。
 ファーマー・ファーマシー二足のわらじを死ぬまでずっと履き続けたいと願っている小生です。薬屋稼業は営業成績を全く気にせず、女房ともども“ボケ防止、暇つぶし”でぼつぼつやっていこう、と決めています。
 一方の百姓は、極力手抜きして力仕事をせずに済むよう、無肥料・自然栽培を軌道に乗せるべく、昨年は深く耕すなど初期作業が重労働でしたが、今年からは楽できましょう。そう願っていますが、少々手を入れなきゃいかんかもしれません。
 当分の間、試行錯誤せざるを得ないと覚悟していますが、不作・凶作であっても畑が広いですから自家消費分ぐらいは収穫できるでしょう。焦ることはないです。

 さて、もう今年も1週間経ちましたが、今までに野菜の収穫は2、3度したものの、ファーマーとして今日が仕事始め。
 本来なら仕事納めですべきことですが、農機具に手入れをしました。
 2、3年前にも少しやった記憶があるのですが、定かでないです。今日は、本格的に行いました。農機具の刃先が曲がっていたり、錆びていたりするものがけっこうあります。
 そこで、グラインダーを持ち出し、石に当たって潰れたり膨らんだりしている刃先を削る。火花が散ってきれいなもの。ついで、錆びが付いている個所をグラインダーで擦り、錆び落とし。錆びを完全に落とすのは難しく、また、薄っぺらくなりそうで、概ね滑らかになったところで止め。
 農機具10本ほどをこうすると、グラインダーの重みで右手首がだるやめしてくる。途中で、左手で補助したりしてなんとか終了。
 これからは、少なくとも年に1回、定期的に農機具手入れをすることにしましょう。
 
<2015年元旦の所感>
 少々遅れましたが、あけましておめでとうございます。
 今年も昨年と同様に、「世の中に流されるのではなく、自分で流れを作っていこう」、そんな気持ちで元旦を迎えました。
 といっても、自分一人では大したことができません。皆で協力したり、助けられたりして進める必要があることを痛感しています。
 薬屋稼業をしながら百姓仕事もこなしていく、という二足のわらじを履いてのことですから“二兎を追う者は一兎をも得ず”となってしまう恐れもありますが、“食と健康”は密接不可分な関係にありますから、両道を極めれば“鬼に金棒”となりましょう。
 両方ともコツコツ勉強していけば、いずれは花開き、二足のわらじを履いていてよかったなあ、と思える日がいつかはやってくるのを信じています。

 そこで、今年のファーマーとしての在り方、年頭所感を綴ることとします。
 化成肥料を使わなくなって4年目になり、有機農法が軌道に乗り始めましたので、今度は昨年から一部取り入れ始めた自然農法を一歩二歩進め、雑草の力を借りた楽な方法を模索していきたいと考えています。
 これは、一朝一夕には参らぬものであり、生涯研究となりましょうから、生涯現役をモットーにして、あせらずコツコツ進めていく所存です。
 なお、農薬使用は極力減らすこととし、昨年は幸いにも病害虫の被害が少なく、白ナス(これどうしても4回程度必要)以外はほとんんど使わずに済みました。今年もそうあってほしいと願っているところです。
 ところで昨年の失敗の数々。これを教訓にせねばなりません。列記すれば、①紫ナスが非常に不作(例年そうですが)、②メロンが全滅、③山芋(丸芋)の切り分けた種芋がわずかしか芽吹かなかった、④ハクサイの種が古くて芽吹かず遅蒔きになり、今現在綺麗な玉が巻いていない、⑤ホウレンソウの種が古くて芽吹かず、第2弾はまだ収穫できる大きさになっていない、などなど幾つもありました。
 新たな取り組みとしては、①ニンニクの試験栽培を踏まえて本格栽培に着手した、②サツマイモとメロンの混食(ただしメロンは長雨で全滅)で狭い畑で効率を挙げられる手応えを得た、③ビニールハウス(2坪)を12月に作り、夏野菜苗づくりの準備が出来た、といったところです。
 そして、種芋や苗の無償配布でヤーコンの普及に地道に取り組んできましたが、昨年は2地区で何人かの方が一緒に栽培を始められ、ヤーコンの輪が一気に広がりそうで、うれしいかぎりです。
 さて、今年。須賀前の畑の一部(約30平方メートル)を隣接地の方に家庭菜園として貸していたのですが栽培されなくなり、ここにも作付けできることになりました。全体に畝幅を広く取ったりして自然農法が一段とやりやすくなるのではないかと思っています。 
 こうしたことどもを併せ考えると、今年は素晴らしい年になるような予感がしてきました。そして、何事も前向きにとらえ、楽しくやっていこう!と決意を新たにしたところです。

<2014年元旦の所感>
 平成26年が始まりました。今年はどんな年になるやら、いやどんな年にしていこうか。世の中に流されるのではなく、自分で流れを作っていこう、そんな気持ちで元旦を迎えました。
 といっても、自分一人では大したことができません。皆で協力したり、助けられたりして進める必要があることを痛感しています。
 薬屋稼業をしながら百姓仕事もこなしていく、という二足のわらじを履いてのことですから“二兎を追う者は一兎をも得ず”となってしまう恐れもありますが、“食と健康”は密接不可分な関係にありますから、両道を極めれば“鬼に金棒”となりましょう。
 両方ともコツコツ勉強していけば、いずれは花開き、二足のわらじを履いていてよかったなあ、と思える日がいつかはやってくるのを信じて。
 そこで、今年は、ファーマーとしては、化成肥料を使わなくなって3年目になりますが、有機農法を一歩二歩進め、美味しくて健康に良い野菜作りに励もうと考えています。また、ファーマシーとしては、有機野菜の力が健康にどの程度貢献してくれるかを中心に食養生の勉強を深めていこうと考えています。
 どちらも一朝一夕には参らぬものであり、生涯研究となりましょうから、生涯現役をモットーにして、あせらずコツコツ進めていく所存です。
 なお、今年はヤーコン栽培の輪が広がりそうです。岐阜市内でグループで栽培に取り組んでいただける方々が現れ、これが大きく展開されそうな気配もしていますから、将来がとても楽しみです。少々自信のあるヤーコン栽培ですから、全面的に協力させていただこうと考えています。
 今年は何となく良い年になるような感じがしてきました。何事も前向きにとらえ、楽しくやっていこう!と決意を新たにしたところです。

<2013年12月31日ファーマー仕事納め>
 仕事納めとなると、ビッチュウやクワなどを水洗いして泥を落とし、農機具や肥料置き場を整理すべきなのだが、今までやったことがなく、今年も何もせず終わってしまった。
 これではファーマー失格なのだが、いかんせん半商半農生活だから、何かと小忙しく、中途半端に終わってしまう。
 今年1年を振り返ってみると、昨年の繰り返しが大半で、随分と順調に事が運んだ。と言うのは、一昨年までは、おふくろが須賀前の畑にしょっちゅう出かけて施肥や草取りを小まめにしてくれたのだが、昨年は全く出かけなくなったがために、全部小生がせねばならなくなり、たいそう忙しく、また、あらかじめ施肥の予定を立てねばならないなど工程管理にも気も使わねばならなかった。それが2年目ともなると、かなり慣れてスムーズに事が進むようになったのである。
 そして、おふくろが畑に行かなくなったことにより、作付け計画が自分で自由に立てられるようになり、以前はやたらと多く当地特産「徳田ねぎ」を作付けさせられていたのだが、それを減らして他の野菜を栽培できるようになったのは有り難いことだ。
 さて、今年1年間を個々に振り返ってみよう。
 春野菜、夏野菜は、ほぼ順調にいった。失敗は、この何年か連続してのことだが、トマト第2弾、第3弾である。遅植えしたどちらも無収穫になってしまった。来年はもうあきらめるしかない。
 今年初めて栽培したメロンは目標の半分以下の収穫しかなかった。来年は、もう少し多く収穫できるよう栽培法を改めねばならない。
 秋野菜については、ホウレンソウで失敗した。これは、品種を変えねばならぬ。
 芋類については、例年栽培している里芋は大豊作であったが、一方ヤーコン芋は真夏の猛暑で収穫量が激減した。これはやむを得ない。2年目になるサツマイモは期待したより少ししか収穫できなかった。無肥料としたが、まだまだ残留肥料が多かったようだ。そして、初挑戦の丸芋(いちょう芋)は、ほぼ全滅の大失敗。その教訓を生かして来年は成功させよう。
 冬野菜は今のところおおむね順調である。キャベツを例年より早めに通常どおりの栽培にしたところ、農薬噴霧を何度もせねばならなかったが、年内収穫ができ、助かった。新たに採用した半結球のハクサイは、イマイチの感がし、同様に取り組んだ尾張大根はあまり大きくならず、物足りない感がする。なお、ネギは夏の大雨でイマイチ不作となったが必要量は確保できそうだ。
 大まかに以上のとおりであるが、大した台風も来ず、旱魃もなかったから助かった。お天道様に感謝、感謝、感謝である。来年もお天道様によろしくお願いしますと祈ろう。
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