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従前の冬キャベツ有機肥料栽培 [冬キャベツ]

 2010年秋、初めて栽培したキャベツ。かなり遅植え(10月末?)したので、たしか4月にしか収穫できなかった。
 2011年は、第1弾として10月9日にJA売店で苗を10株購入し、第2弾を11月3日に2種類5株ずつ計10株を購入して定植。その結果はと言うと、第1弾は年末になっても十分には玉を巻かず、何とか大きそうな球を1月下旬と2月上旬に収穫。第2弾は様になったのが4月になってから。
 そこで、2012年は、苗を3回に分けてJA売店で購入し、9月16日(2種各5株)、10月2日(8株)、10月14日6株)に定植した。その結果はと言うと、第1弾は年末になっても十分には玉を巻かず、何とか大きそうな球を1月下旬と2月上旬に収穫。第2、3弾は様になったのが4月。この年は11月12月が低温で成長が遅れたのであろうが、定植が遅かったのが最大の原因であろう。
 このように作付け時期を遅くしていたのは、わけがある。近年、キャベツ栽培をしていなかったのは、当地は都市近郊にあり、よほどしっかり農薬散布しないと、早植えの場合は虫に食われて無収穫になる恐れが大であるとの、おふくろの経験から栽培していなかったのだが、小生としては、やはりキャベツも自家栽培したく、遅植えすれば少しだけ農薬を使えば何とかなりそうというもので、思いっきり遅植えの栽培から始めたのである。
 虫食いの状況は、2011年の第1弾キャベツに虫食いがけっこう出て、11月9日に農薬オルトランを軽く振って土寄せし、根から吸わせることにし、また、11月13日に農薬(ベストガード<アブラムシ用>)を噴霧した。これで虫害は防ぐことができたようだが、本当に農薬が効いたのかどうかは定かでない。寒さで自然消滅した可能性もある。
 2012年の第1弾は、虫害防止のためオルトランを苗の株下に埋め込んだのだが、これが効いたかどうかは不明なるも、さしたる虫害はなかった。
 3年にわたり遅植えを少しずつ早めてきたが、やはり12月には玉が巻いたキャベツを収穫したいものだ。キムチ鍋にはキャベツがいるし、焼きそばにも大量にキャベツを使うからである。
 そこで、過去3年間、大した虫害はなかったので、2013年は、9月6日に第1弾、9月中頃に第2弾、10月2日に第3弾を定植した。なお、芽を虫に食われた3株を10月13日に第4弾として定植。一部を早植えしたので、きっと虫がけっこう付くであろうからと、9月末から11月上旬にかけて4回、弱い農薬の散布を行った。これでは、さしたる効果はないと思われたが、幸い、思いのほか虫食いは少なかった。
 虫害より大きな被害となったのは鳥害であり、9月末に3株食われたほか、翌2月にかなり突かれた。鳥害は今までになかったことであり、その後もない。
 5年目となった2014年は、9月2日と10月2日の2回に分けて苗を定植し、完全無農薬で栽培。防虫ネットを張った所とそうでない所を比較実験してみたが、極端な差は出なかった。飛んでくる虫より地中から発生した虫による被害のほうが大きかったからだろう。
 なお、収穫したキャベツには大なり小なり虫が潜んでいた。とても人様に差し上げることはできないが、自家用としては十分に使えた。
 6年目となった2015年は、極力自然農法(福岡正信方式)を取り入れようと、畑起こしはせず、雑草もなるべく刈らず、枯れた雑草の根や地上部が自然堆肥になるのを期待し、施肥を抑えようと目論んだ。そして完全無農薬である。
 なお、夏キャベツを栽培しており、2015年は、その畝を引き続き利用し、遅植の夏キャベツを収穫しつつ冬キャベツの植え付けを行った。
 雨また雨で苗の購入・定植が1週間以上遅れ、第1弾を9月10日にやっと定植。なお、9月20日、10月23日にも苗を定植。第1弾の定植遅れがあって、翌1月になってから、やっと小さな玉を初収穫し、順次自家用に使うことができた。3月中旬になって大きな玉となり、その頃からパンクが続発。まずまずの成績であった。
 7年目となった2016年は、自然農法をいったん白紙に戻し、通常の農法で栽培。購入苗を8月25日、9月11日、10月12日と3回に分けて定植。第1弾はオルトランを振り込んだが、第2、3弾はオルトランなしとした。いずれも初期の虫食いの被害がけっこうあり、欠損株への跡植えが多くなった。遅植えのものほど生育が悪く、大きな玉にならなかった。
 8年目の2017年からは再び自然農法「たんじゅん農」とし、本格的な無農薬・無肥料栽培とした。
 その詳細は「冬キャベツの無肥料栽培」で記録することとし、このページに従前の冬キャベツ有機肥料栽培の記録を残す。

<2016年>
 作付けは購入苗とし、第1弾を8月末、第2弾を9月10日前後とする。遅植、第3弾は欠損箇所とし、9月下旬(実際は10月12日)とする。
(8月14日)
 肥料(苦土石灰、種粕、鶏糞)をばら撒いてから、ビッチュウで起こし、均して、鍬で畝立てをしてある。
(8月25日:第1弾:苗定植)
 今年は12月収穫を目差し、早めに過半の苗を植え付けることにした。24日は良いお湿りがあり、3、4日後から雨模様だから、ちょうどいい。
 24日にJAで苗を2品種計10株購入。
 今朝定植。テボで大きめに穴を掘り、牛糞を少々入れ、軽くかき混ぜ、農薬オルトランを振り、定植。
 2013年以来のオルトランの使用である。3週間ほど残留性があり、初期の虫害に効果があろう。
(9月1~4日)
 ビタミン大根、ハクサイを種蒔きしたので、ついでに水やり。
(10月18日)
 初期にダメになった4株以外の6株は順調に成育中。虫食いは思いのほか少ない。やや小ぶりながら1玉収穫。
(10月30日)
 少し大きくなった。一昨日1玉、今日2玉収穫。いずれも良品で、虫食いなし。
(11月19日)
 今日2玉収穫し、終了。評価は★★★☆☆

(9月11日:第2弾:苗定植)
 第1弾は随分と成長。10株中南4株が芽を食われたので処分。オルトランの効果は無しか?
 第2弾として2品種計15株の苗を購入。欠損箇所を含めて定植。施肥法など第1弾と同様。
(10月12日)
 虫食いが激しく、芽がなくなっているもの半数。
(11月19日)
 成育が思いのほか遅い。いつ収穫できるやら。
(12月3日)
 11月19日に少し玉が巻き始めた1玉がだいぶ大きくなった。成育に差がけっこうあり、年内に何玉も収穫できそうにない。評価は★★☆☆☆
(2月24日)
 必要な分は収穫できていたが、まずまずの玉はもうない。娘に送るため、少々小さいが1玉収穫。

(10月12日:第3弾:苗定植)
 わりと大きな苗がJAで得られた。第1、2弾の虫食いで処分した箇所に、第3弾として6株を定植。施肥法など第1弾と同様であるが、オルトランは使わず。
(4月12日)
 第2弾の残りと第3弾が混ざってしまったが、いずれもなかなか玉が大きくならず、少々小さいままで1玉パンク。他に少々小さいが収穫できそうな玉が2つ。本日、その1玉とパンクした玉を収穫。
(4月19日)
 少々小さ目だが1玉収穫し、娘に送ることに。パンクした小玉を1個収穫。残りは小さな玉が数個。評価は★☆☆☆☆
(4月24日)
 小さなクズ玉を5個全部(うち2個パンク)収穫し、終了。

<2015年>
(9月10日第1弾定植)
 今年は雨また雨で苗の購入・定植が1週間以上遅れた。また、作付け場所は、今年栽培中の夏キャベツの畝の収穫済みの空きスペースとしているので、収穫遅れ(そうは食べられない)も原因している。
 あまり遅れると、12月に玉を巻かず、3月になってからしか収穫できなくなるので、今年はぎりぎりとなろう。
 JAで苗を9ポット買ったが品種は不明。空きスペースが不足し、2株収穫し、スペースを確保。
 テボで大きめに穴を掘り、牛糞をしっかり入れてかき混ぜ、苗を定植。
(9月15日)
 西面を鍬で溝を立て、施肥(鶏糞、種粕、有機肥料粒、化成)
 なお、3本がネキリムシに株元を食い千切られていた。
(9月20日)
 苗を5株植え付け(補充と収穫した跡)
(10月22、24日)
 草木灰を株元にばら撒く。概ね順調に生育中。草引きと畝に枯草敷き。
(10月24日第2弾定植)
 夏キャベツは多くが盗まれたが、あと2玉残っている。23日にその跡に冬キャベツ第2弾の苗植え付け準備を行う。
 定植位置7箇所をテボで掘り、牛糞をまぶし、埋め戻し。その途中で水をたっぷり差す。その周りに混合肥料を埋め込む。苦土石灰は振り忘れ。
 24日に7株を植えつけ、畝に枯草を敷く。
(翌3月18日)
 第1弾は、1月はまだ小さかったが、大きそうなものから順次収穫。ここにきて皆大きな玉になった。どれだけか虫が入っているが大したことはない。なお、1玉は少々パンクした。良品が4玉あり、食べ切れそうにない。
 10月定植苗は、少しずつ玉が大きくなりかけたが、まだまだである。
(3月25日)
 10月定植苗の成育した6株中、まだ小さいのに玉を巻いた4株のうち3株はパンクした。どういうわけ?
(3月28日)
 10月定植苗はもう1株もパンク。原因は、どうやら鳥が突いたからのようだ。1玉は鳥の糞が乗っており、けっこう齧られていたから。よって、4株とも収穫。

(2014年の冬キャベツ栽培)
<冬キャベツ第1弾>
(9月2日定植)
 作付け場所は、今年試験栽培中の夏キャベツ(6月18日種蒔き:今、玉を巻き始めている)の畝、残り半分とする。
 6月に粗起こししてあり、その後、時々大きな草を除草。
 ここ1、2年のやり方は、有機肥料4種類を畝の下に敷き込んで畝立てしているが、少しでも自然農法(土の掘り起こしをしない)に近づけるため、そのまま利用。
 昨日(9月1日)JAで購入した「中晩生 彩音 キタイ交配(F1種)」12株を40センチ間隔で植えることにし、位置決め。
 株と株の間をテボで掘り、有機肥料粒、鶏糞、種粕を埋め込む。これは、生長が進んでからの肥料。
 定植位置をテボで掘り、牛糞を埋め込む。これは、苗が活着したら、直ぐ肥料が効くようにするためである。
 ここを再度テボで掘り、苗を定植。
 今年は夏の長雨で土が十分に湿っているので、水差しはせず。
 なお、昨年は植え付けに当たり、定植穴にオルトランを振ったが、今年は夏キャベツ同様に一先ず無農薬でスタートすることにした。
(9月4日)
 夏キャベツに覆ってある防虫ネットを引き伸ばし、全体(といっても端2株は露出)を覆い、虫害防止する。
(9月16日追記)
 全体に順調に成育中であるがネット内の1株が枯れている。補充は当分見合せ。
(9月19日追記)
 ネット外の2株に虫食いがあり、1株はけっこう被害を受けている。
(9月30日追記)
 ネット外の2株の虫食いがさらに進む。
(10月11日追記)
 ネット内の枯れかけた2株を処分し、苗2株を植えた。
(11月14日追記)
 ネット内であっても葉っぱの虫食いはかなりある。まだ、玉が巻いていないから様子見するしかない。
(11月29日追記)
 綺麗に玉を巻いたものが1株あり、まだ小さいが収穫。他は随分と生長遅れしている。
(12月5日追記)
 他に玉を巻いているのは1株だけで、それもごく小さいから、春まで待たねば収穫できそうにない。
 中晩生ではダメで、早生品種の作付けとせねばならなかった。
(3月16日追記)
 やっと玉が大きくなりだした。まだ小さいが3玉収穫。
(4月18日追記)
 パンクするものや腐りがくるものが半分ほどあり、今日2個収穫。残りは1個。

<冬キャベツ第2弾>
(10月1日)
 9月28日にゴーヤを撤去した跡に第2弾を近日作付けすることにし、昨日(9月30日)、苗を15株買ってきた。品種は第1弾と同じ「彩音」。
 ゴーヤ跡は平地であり、起こさずに、苦土石灰、有機肥料粒、鶏糞、種粕を撒いてから、周りの土を鍬で寄せて低い畝を作ることにした。自然農法の真似事だ。
 定植位置に牛糞を入れ込んでから植え付け。なお、当分、雨なしだから定植穴に水を差してから植え付け。
(10月4日追記)
 3本がネキリムシに株元を食いちぎられた。他に1本が大きな葉を1枚食いちぎられた。
(10月9日追記)
 昨日購入したキャベツ苗5株を畑に持っていったら、とんでもなくでかいイモムシを発見。これもネキリムシか。5株を再移植。
(11月14日追記)
 虫食いはどれだけかあるが、玉を巻くにはほど遠く、放置しておく。
(2月1日追記)
 この1畝だけに防鳥ネット掛け。
(3月16日追記)
 やっと玉が大きくなりだした。防鳥ネット掛けしてあり、収穫はまだ。
(4月9日追記)
 その後順次収穫。ここへ来てパンクしかけたものが1個発生。防鳥ネットを外す。
(4月18日追記)
 パンクするものが1/3程度。今日3個収穫し、残り2個。

(2013年の栽培記録)
 今年の9月は雨続きであり、また、7日までは当店のセールで早朝しか農作業ができない。やっと今日(5日)お昼前から晴れてきて明日も晴れ模様であるから、JAに行く用事があったので、売店で苗を買い、明日(6日)早朝に定植することとした。
 畝立ては済んでおり、肥料(有機肥料粒、牛糞、鶏糞、種粕)は畝の下に入れ込んである。なお、今年の夏野菜から化成肥料は使わないことにしている。
 作業手順としては、かまぼこ型の小さな畝の法面に窪みをつけ、虫害防止のためにオルトランを振り、そこに定植する。
(9月6日追記)
 1畝約10mであるから、40cm間隔として約25株が植えられる。定植した苗は次のとおり。
   中晩生 彩音 キタイ交配(F1種) 8株 (畝の中央)
   早生 おきな  キタイ交配(F1種) 8株 (畝の北側)
   (9月中頃、別品種を5株購入)
(9月17日追記)
 昨日の台風で皆少し傾いた。土を当てて真っ直ぐに。
(9月25日追記)
 雑草叩きと削り上げをし、今後ずっと雨が期待できないので、株元に土寄せし、乾燥を防ぐ。
 害虫予防のため農薬(パダン)を噴霧。
(10月1日追記)
 グングン成長して来ているが、芽を鳥に食われてしまったものが3株。
(10月2日追記)
 上記欠損3株、別品種(サラダ用?軟らか)5株を購入し、定植。
(10月6日追記)
 最初に植えた苗は随分と大きくなった。土寄せの時期に来ている。そこで、小さいものも含めて本日土寄せ。
 畝の東面は単に土寄せ。西面は軽く溝立てし、施肥(ようこん(動物残渣ペレット)、種粕)して埋め戻し後、土寄せ。ぐらつくものがあるので、足や手で株元に土寄せし固める。
(10月7日追記)
 他のついでに、後植えの苗にたっぷり水やり。
(10月9日追記)
 台風の影響で、良いお湿りに。有り難い。これで、後植えの苗も活着する。
(10月13日追記)
 早植えのキャベツが少し巻き始めたが、虫の糞が目に付く。酷く糞があるものは巻きが悪い。よく見るとイモムシがいる。こいつが芽を食ってるんだ。そこで、全部のキャベツ類(ブロッコリー、カリフラワーなど)を点検すると、数匹見つかった。それを潰す。もっと早くから点検しておかなきゃいかんかった。
 また、芽がほとんど食われているものがあり、引き抜いて苗を植え直さないとダメだし、そして、消毒せにゃいかんだろう。
 そこで、15時過ぎにJA売店に行き、苗を3本購入。被害の酷いものを植え替えする。
 そして、2回目の農薬噴霧。前回同様にパダン(1500倍散)を芽を中心に噴霧。ところが、大きな葉っぱにもイモムシが付いていた。そこで葉っぱ全体にも噴霧。
(10月14日追記)
 今朝、農薬の効き具合を調べるため畑に行き、芽の辺りをよく観察すると、つぶし忘れのイモムシがいる。摘まんでみると死んでいる。そうしたものを3匹発見。標準量の1500倍散で効くものだ。
(10月23日追記)
 その後の虫害はなさそうだ。しかし、糞がけっこうあるものがあり、後日消毒の必要あり。
 なお、1株だけかなり玉が巻いてきた。
(10月28日追記)
 大きく玉が巻いた1株を本日初収穫。なお、10月13日に引き続き、早朝に3回目の農薬散布。朝露で濡れているから農薬が効かない恐れがあるが…。
(11月9日追記)
 2日前に1個、今日1個収穫。数日後にまた1個収穫できる。
 3回目の消毒が効かなかったのか新手が繁殖しだしたのか分からないが、イモムシがいる。本日4回目の消毒。ただし、間もなく収穫の1個は消毒せず。
 使ったのは、2008年10月期限の「プレオ フロアブル」(ピリダリル水和剤)で、はたして効くかどうか。
(11月18日追記)
 名古屋住まいの娘が来ているから今日1個収穫。これは前回農薬噴霧していない。下の方の葉にイモムシが2匹いたが玉には幸いいそうにない。
 残りはまだ玉が十分に巻いていない状態だ。
(11月24日追記)
 急激に玉を巻き始めた感がする。その後、2個を収穫。
 本日、草木灰を全体に撒き、まだ小さい株の部分を土寄せ。
(1月5日追記)
 今日2玉を収穫。綺麗に玉を巻いたものは残り1株。
(2月12日追記)
 鳥害防止のため、防虫ネット掛け。
(4月1日追記)
 一時収穫できなくなった時期があったが、3月中旬からは必要な分が収穫できている。
 ここへ来て玉がグングン大きくなりつつあり、食べきれそうにない。
(4月19日追記)
 4月10日に1個パンクし、18日に2個目がパンク。でも、ちゃんと食べられる。残りは2個。明日、虫除けネットを外すことに。
 なお、苗を何度も追加して植えているから、どれがどれだか分からなくなってしまったが、結球しない緑色のキャベツは硬いし少々苦味があり、ごく普通のキャベツが一番良さそうだ。
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