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「白ナス」の種取り [白ナス]

 固定種の「白ナス」であるから、毎年、今頃には種の自家採取に取りかかる。かれこれ20年ほど繰り返しているが、2015年は不作で病気をもっているかもしれないと思い、中止した。
 なお、うちの白ナスは鹿児島の「白ナス(丸なす:巾着型)」にほぼ間違いないことが2015年に分かり、万一の場合は、「野口のタネ」が最近この種を販売し始めたのでネット購入ができ、安心した。

<2021年>
(9月13日)
 無肥料連作栽培で生育が悪いが、昨年と同様に、生り始めから2週間ぐらいした頃に、わりと良さそうなものを3個ちぎらずに残した。
 1か月ほどしたら順次黄色くなり、1個は落下したので、それをまず納屋で発酵するのを待つことにした。その後、1週間ほどして真っ黄色になった2個を収穫。
 落下した1個は十分に発酵したので、種取り出して水洗いし、金網ザルに入れて日陰干し。残り2個は発酵を待って種取り出しの予定。
(9月17日、22日)
 2個目、3個目が醗酵したので、前回同様に種取り出し。金網ザルに入れて日陰干し。
(10月3日)
 十分に乾いたであろうから、紙封筒に入れチャック付きポリ袋に入れ、冷蔵庫保管。

<2020年>
(10月11日)
 無肥料連作栽培で生育が悪いが、昨年種取りしなかったので、今年は種取りしようと、生り始め(8月4日初収穫)から2週間ぐらいして頃(8月20日頃)にわりと良さそうなものを2個ちぎらずに残した。
 1か月ほどしたら黄色くなったので、ちぎり取り、納屋で発酵するのを待つことにしたが、2週間経った今日、しなびるだけで腐らず。
 そこで、やむなく種を取り出すこととした。指先でそぎ落とし、金網ザルに入れる。あまり大きくなっていない白ナスであるが、種は一人前。2個あると十分すぎるほどの種が採れる。
 水洗いして、肉の部分を拾い取り、また、浮いた種も拾い取る。
 当分の間、若干夕陽が射す納屋の軒先で日陰干し。

<2019年>
 無肥料連作で非常に生育が悪く、種取り中止。

<2018年>
(8月19日)
 今年は昨年同様に種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので収穫が遅れているし、カラカラ天気で成長が鈍く、実の生りようも悪い。よって、種用の良品がなかなか見つからず、やっと今日、1個を残せることができた。1個で十分に種が取れるから、これが腐らず完熟するのを期待しよう。もし、腐ったら、来期の種は昨年一昨年のものを使うことにする。
(9月6日)
 4日に台風が襲来し、猛烈な風が吹いたが種用に残したナスは無事だった。部分的に黄色くなってきた。真っ黄色になったら収穫しよう。
(10月29日)
 9月中頃には真っ黄色になり、収穫し、納屋に入れておいた。それを忘れており、今日、探し出す。
 黄色のナスが部分的に黒く乾いていた。種を手でそぎ落とし、果肉が混ざったものを金網ザルに入れて手で押し付け、大半の果肉を押し出し、概ね種だけにしたが、黒く乾いた切れ端がかなり混ざっている。
 陰干してから、何とかしよう。

<2017年>
(7月31日)
 今年は種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので、例年より収穫が20日程度遅れた。初収穫から2週間ほど経ち、良品が勢いよく生りだしている。そこで、その中から4個残して、種取り用のものとして残すことにした。昨年まで4個としていたが、1個で十分に種が取れるから、完熟前に2個が腐ってしまっても大丈夫だ。
(8月26日)
 種取り用に残したものは、その後白くなり、そして黄色くなった。もう十分に黄色くなったから、今日、収穫。ザルに4個入れ、当分の間、放置しておく。昨年、一昨年と同様、4個とも腐ることなく収穫できたのは珍しい。
(9月3日)
 腐りはまだきてないが、少し柔らかくなった感がする。8つ切りにして、指で種をそぎ落とす。水に漬け、ワタや浮いた種を捨て、半日日干しし、大雑把にかき混ぜてくっつきをどれだけか外し、後は陰干し。
 
<2016年>
(7月16日)
 そろそろ種取り用の実を残さねばならない。今年はうちの畑の離れた場所に紫ナスを3株栽培しているから交配の恐れもあり、4株から4個を種取り用のものとして残すことにしている。
 樹体が元気なもので、大きくて形の綺麗な実4個を選択したいのだが、今年はそうした実が全般に少なく、選択に苦労する。まあまあのものを4個残したが、少々心配。
(8月15日)
 種取り用に残したものは、その後白くなり、そして黄色くなった。もう十分に黄色くなったから、今日、収穫する。
 ザルに4個入れ、当分の間、放置しておく。昨年と同様に、4個とも腐ることなく収穫できたのは珍しい。
(9月22日)
 ザルに入れておいた4個のうち2個は腐り、2個は腐っていない。
 腐ったものは細かい目の篩に入れ、水を流せば種が篩にかかる。残ったワタなどを浮遊物を取り除いて終わり。
 腐ってないものは4つに切り、包丁で削ぎながら叩いて、別の篩に落とす。7割方種が篩に落ちれば終了。
 十分な種が得られ、2つの篩を陰干し。
(9月24日)
 白ナスの種はトマトと違ってぬめりがないが、それでも少しはある。篩にけっこうくっ付いている。それを掻き落として、1つの篩にまとめ、陰干し。
(10月9日)
 その後、丸1日直射日光に当て、本日収納。紙封筒に入れ、昨年産の袋をセロテープでくっ付け、ブリキ缶にしまいこみ、冷蔵庫で保管。種はたっぷりある。

<2015年>
(7月14日)
 そろそろ種取り用の実を残さねばならない。例年、1個あれば十分に種が採れるが、実る前に腐ったりすることがあり、また、紫ナスとの交配(近くで栽培されている所はないが過去に1例あり。今年はうちの畑の離れた場所に3株栽培)の恐れもあるから、4株から4個を種取り用のものとして残すことにしている。
(7月19日)
 樹体が元気なもので、大きくて形の綺麗な実4個を選択。ビニール紐で、その枝を3角やぐら支柱の頂点から吊るす。間違って収穫しないよう、選択したナスにビニール紐でリボンを付ける。
(8月5日)
 黄色に変わりだしたものがある。もう少ししたら順次千切ってよかろう。
(8月16日)
 4個とも真っ黄色になったいたから千切り取り、とりあえず籠に収納し、日陰に置く。4個とも腐ることなく収穫できたのは珍しい。
(8月31日)
 全然腐りが来ず、当分放置。
(9月13日)
 腐る様子はないので、8つに切り分けて包丁で種をそぎ落としたり叩いたりして7割がた種を回収。
 ザルに入れ、浮かんだ種や実を捨て、沈んだ種のみ回収し、日陰干し。たっぷり種が得られた。
 
<2014年7月16日>
 昨年採取した種は病気を持っていたのか育苗時に病気を拾ったのか分からない(どうやら育苗時のようだった)が、半分は枯れたり葉が縮んだりして処分せざるを得なかった。加えて、昨年は葉っぱが例年より早めに黄変したのが気になったし、今年も同様の傾向にある上に、全体に葉っぱの縮れが気になる。こんなことは過去に経験がない。もっとも昨年は思いのほか高収穫であったし、今年の収穫は始まったばかりだが、順調そのものである。
 よって、葉っぱの状態をそれほど気にすることはないのだろうが、例年、作った苗の9割ほどは人に差し上げているから、どうしても慎重にならざるを得ない。
 先日、ネット検索をしっかりやってみたら、うちの「白ナス」は、鹿児島の「白ナス(丸なす:巾着型)」にほぼ間違いないことが分かり、「野口のタネ」でネット購入できることも分かった。
 あわせて、「白ナス」の種は5年以上前のものであっても十分に発芽することも知った。
 昨年の種も一昨年の種も十分に在庫があり、今年の収穫ぐあいを見てみなければ、はっきりした結論は出せないが、一昨年の種で来年は苗作りを行うのが良かろうと思っている。それでも具合が悪そうなら、再来年は「野口のタネ」で種の更新をすればいい。
 そうしたことから、今年は「白ナス」の種は自家採取しないことにした次第である。
 今年も豊作になり、来年も病気がない苗がすくすく育つのを祈るのみです。

<2013年7月17日>
 市場に出回っている大半の野菜の種はF1種子であるとのこと。F1種子は生命力のない種で、一代交配つまり命が一代限りで次世代へ続いていかない種になっていることが多いようである。だから、極力自分で種を採ってやり、次世代へ命をつないであげねばいかんのである。
 うちで主力に栽培している「白ナス」は、市場に出回っていないナスであり、当然にF1種子でない。これの種取りをしている農家は近隣にはありそうになく、うちで毎年種取りしている。そして、苗をたくさん育てて皆さんに差し上げる。これを十数年来続けている。なお、昨年、岐阜市の知人が種取りを開始されたので、万一のときは、その方に助けてもらうことにしている。(翌年追記:うちの白ナスは鹿児島の「白ナス(丸なす:巾着型)」にほぼ間違いないことが判明。種も入手できる。)
 さて、種取りの方法。
 元気にバンバン実を付けていて、病気にかかっていない株の実を1個千切らずに残す。例年、1個あれば十分に種が採れるが、実る前に腐ったりすることがあり、また、紫ナスとの交配(近くで栽培されている所はないが過去に1例あり)の恐れもあるから、4株から4個を種取り用のものとして残すことにしている。
 そこで、本日まず3個を残した。近日また1個を残すことにしたいが、今年は例年になく病気(葉の黄変)が広がっており、予定どおりにいかないかもしれない。
(8月14日)
 その後3個中1個が腐り処分。10日ほど前に黄色くなった2個を収穫した。
 種用としてその後2個を残したが、千切り忘れが1個あり、それも種用とした。
 そのうち黄色くなったものを1個本日収穫。
(8月14日)
 先に収穫した種用のうちの1つが完全に腐ってから2、3日経つが、おふくろが種取りしない。そこで、小生が種取りすることにした。
 中身がトロトロになっており、目の細かい金網のザルに入れて洗い出す。浮かんだ繊維質を手で拾って捨て去り、種だけにし、とりあえずそのままにし、メモを残しておいた。
 あとは日向に干すことになるが、おふくろが果たしてそれをやるかどうかだ。
(8月15日)
 おふくろがそのまま日陰干しにしていた。それを小生が空き菓子箱に入れて日陰干し。
(9月18日)
 その後、半分腐った2個のナスからおふくろが種取してくれた。あと1個まだ腐りが全然ないナスがあるが、おふくろはどうするのだろう。種は十分過ぎるほど出来ているから捨ててもかまわないのだが。
(後日追記)
 最後の1個もおふくろが種取りしてくれた。それが放置してあり、種袋に仕舞いこんだのは翌年の6月。

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