2016.7.4 白ナスに付くチャノホコリダニには農薬散布が欠かせないのだが… [白ナス]
うちの畑の白ナスは、芽や花に虫が入りやすいようで、その被害はたいてい8月になってからだが、早いこともある。いつもの被害は、実の尻が薄茶色に変色し、かさぶたのようになる。
これは、花芽に害虫が入ったことにより、病気を持ち込んだのであろう。どんな虫害なのか調べたら、チャノホコリダニに間違いなさそうだ。過去の調べではブプロフェジン水和剤が良いとのことであったが、2014年にネットで調べたら、10種類程度ある。
ここのところ、各種野菜に年々農薬を使うのを止めてきているが、白ナスだけは欠かせないだろう。無農薬でいくと、うちの白ナスは、お盆過ぎあたりからは、どの実にも、その尻に薄茶色のかさぶたが貼るようになって何ともならないからである。
それも、6月末から半月毎に9月半ばまで欠かさず行わないとダメだ。それでも9月半ば以降は少しずつ被害が出だす。その頃は生り方も少なくなるが収穫終盤だから、被害が出たナスは捨てることにしている。
困ったものだが、毎年のように頻繁に消毒せざるを得ない。
<2017年>
今年は苗作りを冷床種蒔きとせざるを得なかったから定植が1か月遅れ、かつ、半分がネキリムシにやられ、その部分は2か月遅れの定植になるなど、出だしが大きく狂ってしまった。
そんなわけで、白ナス栽培に少々うんざりし、年に4回ほどの消毒は止めにした。
そうしたところ、例年どおりお盆が近づいた頃にコゴメとともにチャノホコリダニが付いたようであったが、後植えには付かなかったし、先植えの痛んだ葉や枝を例年以上にバッサバサと切り取ったら、つまり秋ナス仕立て風まではいかないがそれに近いものとしたたところ、大半の葉っぱがイキイキとしてきて、ナスの尻に薄茶色のかさぶたが貼るようなものはほとんど生じなかった。
10月2日現在、収穫量は減ったが、良品が過半であり、チャノホコリダニの被害はない。
2017年は例年以上に白ナスがイキイキしていたから、免疫力を発揮してチャノホコリダニの被害が軽症で済んだのかもしれない。
2018年も冷床種蒔きとなるから再び無農薬でいって、どうなるか見てみよう。
<2016年>
(7月4日)
1番生りの収穫も終わり、一部2番生りの収穫となった。例年より少々遅れたが、本日、ダニ発生予防のために第1回目の消毒を実施。ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を使用し、余った農薬は畝間の雑草にも噴霧。
なお、消毒に先立ち、変色した葉や幹元の小さな脇芽を欠いたり、地面にくっついている大きな葉も切り落とした。
ところで、消毒した4時間後に夕立があった。どれだけ農薬が効いたのか心配。
なお、ネット検索してみたら、次の記事があった。
「散布後、薬液が乾く前に雨が降ると、せっかく散布した薬剤が洗い流されてしまうので、散布前から天気予報に注意しておく。なお、雨が降ってしまっても、散布後一時間くらい経過していれば、全て流れてしまうことはないらしい。」
これによれば、先ず大丈夫だ。
(7月19日)
ダニの発生はまだのようだが、今回も予防のために第2回消毒。黄変した葉、込み入った葉を除去し、ダニトロン・フロアブル2000倍散を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月31日)
今年の白ナスは何かの病害虫にやられて元気がない。黄変した葉を思い切り切って、消毒。ダニだけでなく広範囲に対応すべく「アファーム乳剤1000倍散+スミチオン乳剤1000倍散」を噴霧。
(8月15日)
白ナスの生りは悪いが、病気はなさそうだ。予防のため、ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナス他に噴霧。
(8月29日)
割と元気な感がし、病気はなさそうだ。予防のため、アファーム乳剤1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナス他に噴霧。
(9月14日)
生育が悪く、生りがイマイチ。病気はなさそうだが、予防のため、ダニトロン・フロアブル1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナスに噴霧。
<2015年>
(6月27日)
明日にでも第1回目の消毒をすることにしよう。1番生りの収穫が今日ひとまず終わったからちょうどいい。
(6月29日)
昨日は風が強く、消毒は不可能で、変色した葉や幹元の小さな脇芽を欠いて、準備だけしておいた。
本日(6月29日)、ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月14日)
第2回消毒。黄変した葉、込み入った葉を思い切って除去し、アファーム乳剤2000倍散を噴霧。特に、芽と花にしっかり噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月30日)
第3回消毒。黄変した葉、込み入った葉を除去し、ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
午前7時に実施したのだが、正午頃に一雨来た。たった5時間でダニ退治できただろうか?
(8月16日)
第4回消毒。昨日、葉っぱをどれだけか千切り、本日、ダニコール1000を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(9月13日)
第5回消毒。9月初めに行おうとしたが、秋雨前線がために連日雨模様で、やっと今日できた。
所々の葉にダニが湧いていそうで、まだらに白くなっている。その葉っぱを全部切り落とし、黄ばんだ葉や込み合った葉も切り落として、葉っぱの裏表に十分に農薬が当たるようにしてから、消毒。
使った薬剤は、アファーム乳剤2000倍散。
(9月27日)
第6回消毒。所々の葉にダニが湧いていそうで、まだらに白くなっている。前回同様にして、消毒。
ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。
<2014年の記録>
(6月29日)
昨年、一昨年は、オールラウンドに効くであろうスミチオン乳剤を多用したが、これは強すぎて人畜に害がありそうだ。よって、今年は、チャノホコリダニに的を絞って、農薬を使うことにする。
ネットで調べたもので在庫があるのは、アファーム乳剤(エマメクチン安息香酸塩)だけだが、ダニトロン・フロアブルは、ハダニ類に効くとあるから、これもたぶん良かろう。
チャノホコリダニに同じ薬剤を繰り返し使うと耐性ができるので薬剤を変えよとのことであり、今日、JAでダニコール1000(TPN・有機塩素系)を買ってきた。
この3つを順繰り使えば良いだろう。
昨年は概ね20日毎に4回消毒を行ったが、それでも十分に虫害を防ぐことはできなかったから、今年は半月毎に1回行うことにする。分かりやすいよう、月末・15日にしよう。第1回は、今日(6月29日)の午後、アファーム乳剤を使うことにしている。
(同日追記)
本日(6月29日)予定どおり農薬(アファーム乳剤)を噴霧。葉の裏側にもしっかり噴霧。周りの雑草にも噴霧すると良いとのことで、それも行い、農薬が余ったので、余計なことだが、西隣のトマト2畝と東隣のニンジンにも噴霧しておいた。
(7月15日:第2回)
葉の縁を中心に黄変するものが昨年同様に多い。これは、病気というより、土壌の毒によるものと思われる。
また、葉が白っぽくなってきたものも少しある。これはうどんこ病かダニがついたのかであろう。
そして、花が枯れたものも目立つし、小さな実で尻に薄茶色のかさぶたが貼ったものが1個あった。これは、チャノホコリダニの害であろう。
そこで、まず、枯葉と葉が少々黄変したものを全部除去し、消毒しやすくした。大半が、何だか秋ナス仕立てになった感がする。除去した葉はすべて回収し、堆肥場へ。
そして、ダニトロン・フロアブル1200倍散(指示書では2000倍散)を葉の両面に噴霧し、芽と花には念入りに噴霧しておいた。
なお、この農薬は、使用1日後に収穫してよいとなっているが、噴霧前に少々小さいものも収穫し、3日後に収穫することにした。
(8月1日:第3回)
数日前に黄変した葉や縮れた葉を概ね切り取り、昨日さらに切り取り、幹の下の方の脇芽も欠きとっておいた。
今現在、チャノホコリダニの害は認められないが、本日、少々小さ目の実を収穫した後、予定どおりダニコール1000(指示書どおり1000倍散)を噴霧。
(8月20日:第4回)
15日に予定するも雨また雨で繰り延べ。18、19日に黄変した葉や込み合った葉を切り取り、20日に消毒。当初予定はアファーム乳剤を使用することになっていたが、これでよかったか自信がなく、次回用のダニトロン・フロアブルを使用した。
今日現在、病害虫の被害はなし。
(9月8日:第5回)
夏の長雨で前回から15日後に行おうとするも実施できず、本日やっと農薬噴霧。事前に黄変した葉や込み合った葉を切り取っておいた。ダニコール1000(指示書どおり1000倍散)を噴霧。
(9月23日:第6回)
15日経ち、本日、第1回で使ったアファーム乳剤を噴霧。
消毒に先立ち白ナスを収穫したが、10個中2個が尻に茶色のカサブタが張っていた。今までほとんどなかったが、涼しくなるとこの被害(チャノホコリダニと思われる)が多発する感がする。
<2013年の記録>
(7月2日)
初生りが終わって、2、3番目の実が大きくなりつつあり、少々小さめのものも収穫してから、スミチオン乳剤で本年度第1回消毒。実に農薬が多くかからによう気をつけながら、芽と花を中心に葉にも噴霧。
(7月20日)
青々とした葉っぱが数日前から白っぽくなってきた。チャノホコリダニの発生と思われる。そこで、今朝、スミチオン乳剤で本年度第2回目の消毒。実にかかってもしかたがない。葉の裏面にもなるべく噴霧。特に、芽と花にたっぷり噴霧。
(7月31日)
時々の夕立と一昨日の一日雨で畝が良く湿っている。これで、白ナスがイキイキし、その免疫力でもって立ち直ったのか消毒が効いたのか分からないが、白っぽい葉はなくなり、きれいな青葉ばかりとなった。
当分、消毒の必要はなさそうだ。
(8月16日)
1か月前にも葉が黄変するものがあちこちに出て、これは土壌中の何らかの毒の影響と思われるのだが、昨日、黄変した葉を全部切り取っておいた。
また、根元の新脇芽を切り取って風通しを良くし、コゴメの発生を抑えることにした。
そして、白っぽくなりかけた葉がまた増えてきたので、今日は、本年度第3回目のスミチオン乳剤の噴霧を行った。
今日、生りついている小さなものを良く見てみると、実の尻が薄茶色に変色してかさぶたがはったものは少しあるだけで、前回(7月20日)の消毒の効果があったようだ。
(9月10日)
涼しくなったものの白ナスはまだまだ元気であるが、本年度4回目、最終の予防消毒。スミチオン乳剤を使用。先ずは芽と花にしっかり噴霧し、その後全体に上から噴霧。最後に葉の裏側に全体噴霧。
これで、これから多発する被害がけっこう防げるであろう。
<2012年の記録>
(6月26日)
芽と花にスミチオン乳剤を噴霧しておいた。
(7月19日)
スミチオン乳剤を芽と花に散布する。
(8月4日)
昨日、何株かにコゴメ(アブラムシ)らしきものがうっすらと湧いていた。これを放置しておくとドンドン広がり、ナスの実までがベトベトになってしまう。
そこで、今朝、全面消毒。使った農薬はベストガードで、アブラムシに使う弱いものであるから農薬汚染はどれだけも心配なかろうというもの。
しかし、コゴメでなくてチャノホコリダニとすると、芽や花にダニが入るのをどれだけかは防げるであろうが、ベストガードでは効き目が弱いだろう。
(8月17日)
虫害はどうやらチャノホコリダニらしい。やはりベストガードでは効き目が弱かったらしく、全体に広がったようだ。でも、自然消滅したのか、新たに伸びた葉っぱには付いていない。しかし、小さな実は多くがダニの害に遭っているようだ。そこで、本日、再度スミチオン乳剤を噴霧することとした。
なお、農薬散布に先立ち、ダニが付いた葉っぱや脇からゴシャゴシャに伸びた新芽を切り取り、スッキリさせた。
(8月25日)
オクラのコゴメ消毒のついでに、白ナスの芽と花にベストガードを噴霧。
(9月8日)
これから大きくなろうとする白ナスの実の尻が薄茶色に変色するものが、けっこうある。花もどれだけか咲いている。よって、これからの虫害防止のため、今朝、芽と花に最終の農薬散布。あれこれ農薬の使いかけがあるので、4年前に使用期限が切れている****を噴霧。
これは、花芽に害虫が入ったことにより、病気を持ち込んだのであろう。どんな虫害なのか調べたら、チャノホコリダニに間違いなさそうだ。過去の調べではブプロフェジン水和剤が良いとのことであったが、2014年にネットで調べたら、10種類程度ある。
ここのところ、各種野菜に年々農薬を使うのを止めてきているが、白ナスだけは欠かせないだろう。無農薬でいくと、うちの白ナスは、お盆過ぎあたりからは、どの実にも、その尻に薄茶色のかさぶたが貼るようになって何ともならないからである。
それも、6月末から半月毎に9月半ばまで欠かさず行わないとダメだ。それでも9月半ば以降は少しずつ被害が出だす。その頃は生り方も少なくなるが収穫終盤だから、被害が出たナスは捨てることにしている。
困ったものだが、毎年のように頻繁に消毒せざるを得ない。
<2017年>
今年は苗作りを冷床種蒔きとせざるを得なかったから定植が1か月遅れ、かつ、半分がネキリムシにやられ、その部分は2か月遅れの定植になるなど、出だしが大きく狂ってしまった。
そんなわけで、白ナス栽培に少々うんざりし、年に4回ほどの消毒は止めにした。
そうしたところ、例年どおりお盆が近づいた頃にコゴメとともにチャノホコリダニが付いたようであったが、後植えには付かなかったし、先植えの痛んだ葉や枝を例年以上にバッサバサと切り取ったら、つまり秋ナス仕立て風まではいかないがそれに近いものとしたたところ、大半の葉っぱがイキイキとしてきて、ナスの尻に薄茶色のかさぶたが貼るようなものはほとんど生じなかった。
10月2日現在、収穫量は減ったが、良品が過半であり、チャノホコリダニの被害はない。
2017年は例年以上に白ナスがイキイキしていたから、免疫力を発揮してチャノホコリダニの被害が軽症で済んだのかもしれない。
2018年も冷床種蒔きとなるから再び無農薬でいって、どうなるか見てみよう。
<2016年>
(7月4日)
1番生りの収穫も終わり、一部2番生りの収穫となった。例年より少々遅れたが、本日、ダニ発生予防のために第1回目の消毒を実施。ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を使用し、余った農薬は畝間の雑草にも噴霧。
なお、消毒に先立ち、変色した葉や幹元の小さな脇芽を欠いたり、地面にくっついている大きな葉も切り落とした。
ところで、消毒した4時間後に夕立があった。どれだけ農薬が効いたのか心配。
なお、ネット検索してみたら、次の記事があった。
「散布後、薬液が乾く前に雨が降ると、せっかく散布した薬剤が洗い流されてしまうので、散布前から天気予報に注意しておく。なお、雨が降ってしまっても、散布後一時間くらい経過していれば、全て流れてしまうことはないらしい。」
これによれば、先ず大丈夫だ。
(7月19日)
ダニの発生はまだのようだが、今回も予防のために第2回消毒。黄変した葉、込み入った葉を除去し、ダニトロン・フロアブル2000倍散を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月31日)
今年の白ナスは何かの病害虫にやられて元気がない。黄変した葉を思い切り切って、消毒。ダニだけでなく広範囲に対応すべく「アファーム乳剤1000倍散+スミチオン乳剤1000倍散」を噴霧。
(8月15日)
白ナスの生りは悪いが、病気はなさそうだ。予防のため、ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナス他に噴霧。
(8月29日)
割と元気な感がし、病気はなさそうだ。予防のため、アファーム乳剤1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナス他に噴霧。
(9月14日)
生育が悪く、生りがイマイチ。病気はなさそうだが、予防のため、ダニトロン・フロアブル1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナスに噴霧。
<2015年>
(6月27日)
明日にでも第1回目の消毒をすることにしよう。1番生りの収穫が今日ひとまず終わったからちょうどいい。
(6月29日)
昨日は風が強く、消毒は不可能で、変色した葉や幹元の小さな脇芽を欠いて、準備だけしておいた。
本日(6月29日)、ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月14日)
第2回消毒。黄変した葉、込み入った葉を思い切って除去し、アファーム乳剤2000倍散を噴霧。特に、芽と花にしっかり噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月30日)
第3回消毒。黄変した葉、込み入った葉を除去し、ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
午前7時に実施したのだが、正午頃に一雨来た。たった5時間でダニ退治できただろうか?
(8月16日)
第4回消毒。昨日、葉っぱをどれだけか千切り、本日、ダニコール1000を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(9月13日)
第5回消毒。9月初めに行おうとしたが、秋雨前線がために連日雨模様で、やっと今日できた。
所々の葉にダニが湧いていそうで、まだらに白くなっている。その葉っぱを全部切り落とし、黄ばんだ葉や込み合った葉も切り落として、葉っぱの裏表に十分に農薬が当たるようにしてから、消毒。
使った薬剤は、アファーム乳剤2000倍散。
(9月27日)
第6回消毒。所々の葉にダニが湧いていそうで、まだらに白くなっている。前回同様にして、消毒。
ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。
<2014年の記録>
(6月29日)
昨年、一昨年は、オールラウンドに効くであろうスミチオン乳剤を多用したが、これは強すぎて人畜に害がありそうだ。よって、今年は、チャノホコリダニに的を絞って、農薬を使うことにする。
ネットで調べたもので在庫があるのは、アファーム乳剤(エマメクチン安息香酸塩)だけだが、ダニトロン・フロアブルは、ハダニ類に効くとあるから、これもたぶん良かろう。
チャノホコリダニに同じ薬剤を繰り返し使うと耐性ができるので薬剤を変えよとのことであり、今日、JAでダニコール1000(TPN・有機塩素系)を買ってきた。
この3つを順繰り使えば良いだろう。
昨年は概ね20日毎に4回消毒を行ったが、それでも十分に虫害を防ぐことはできなかったから、今年は半月毎に1回行うことにする。分かりやすいよう、月末・15日にしよう。第1回は、今日(6月29日)の午後、アファーム乳剤を使うことにしている。
(同日追記)
本日(6月29日)予定どおり農薬(アファーム乳剤)を噴霧。葉の裏側にもしっかり噴霧。周りの雑草にも噴霧すると良いとのことで、それも行い、農薬が余ったので、余計なことだが、西隣のトマト2畝と東隣のニンジンにも噴霧しておいた。
(7月15日:第2回)
葉の縁を中心に黄変するものが昨年同様に多い。これは、病気というより、土壌の毒によるものと思われる。
また、葉が白っぽくなってきたものも少しある。これはうどんこ病かダニがついたのかであろう。
そして、花が枯れたものも目立つし、小さな実で尻に薄茶色のかさぶたが貼ったものが1個あった。これは、チャノホコリダニの害であろう。
そこで、まず、枯葉と葉が少々黄変したものを全部除去し、消毒しやすくした。大半が、何だか秋ナス仕立てになった感がする。除去した葉はすべて回収し、堆肥場へ。
そして、ダニトロン・フロアブル1200倍散(指示書では2000倍散)を葉の両面に噴霧し、芽と花には念入りに噴霧しておいた。
なお、この農薬は、使用1日後に収穫してよいとなっているが、噴霧前に少々小さいものも収穫し、3日後に収穫することにした。
(8月1日:第3回)
数日前に黄変した葉や縮れた葉を概ね切り取り、昨日さらに切り取り、幹の下の方の脇芽も欠きとっておいた。
今現在、チャノホコリダニの害は認められないが、本日、少々小さ目の実を収穫した後、予定どおりダニコール1000(指示書どおり1000倍散)を噴霧。
(8月20日:第4回)
15日に予定するも雨また雨で繰り延べ。18、19日に黄変した葉や込み合った葉を切り取り、20日に消毒。当初予定はアファーム乳剤を使用することになっていたが、これでよかったか自信がなく、次回用のダニトロン・フロアブルを使用した。
今日現在、病害虫の被害はなし。
(9月8日:第5回)
夏の長雨で前回から15日後に行おうとするも実施できず、本日やっと農薬噴霧。事前に黄変した葉や込み合った葉を切り取っておいた。ダニコール1000(指示書どおり1000倍散)を噴霧。
(9月23日:第6回)
15日経ち、本日、第1回で使ったアファーム乳剤を噴霧。
消毒に先立ち白ナスを収穫したが、10個中2個が尻に茶色のカサブタが張っていた。今までほとんどなかったが、涼しくなるとこの被害(チャノホコリダニと思われる)が多発する感がする。
<2013年の記録>
(7月2日)
初生りが終わって、2、3番目の実が大きくなりつつあり、少々小さめのものも収穫してから、スミチオン乳剤で本年度第1回消毒。実に農薬が多くかからによう気をつけながら、芽と花を中心に葉にも噴霧。
(7月20日)
青々とした葉っぱが数日前から白っぽくなってきた。チャノホコリダニの発生と思われる。そこで、今朝、スミチオン乳剤で本年度第2回目の消毒。実にかかってもしかたがない。葉の裏面にもなるべく噴霧。特に、芽と花にたっぷり噴霧。
(7月31日)
時々の夕立と一昨日の一日雨で畝が良く湿っている。これで、白ナスがイキイキし、その免疫力でもって立ち直ったのか消毒が効いたのか分からないが、白っぽい葉はなくなり、きれいな青葉ばかりとなった。
当分、消毒の必要はなさそうだ。
(8月16日)
1か月前にも葉が黄変するものがあちこちに出て、これは土壌中の何らかの毒の影響と思われるのだが、昨日、黄変した葉を全部切り取っておいた。
また、根元の新脇芽を切り取って風通しを良くし、コゴメの発生を抑えることにした。
そして、白っぽくなりかけた葉がまた増えてきたので、今日は、本年度第3回目のスミチオン乳剤の噴霧を行った。
今日、生りついている小さなものを良く見てみると、実の尻が薄茶色に変色してかさぶたがはったものは少しあるだけで、前回(7月20日)の消毒の効果があったようだ。
(9月10日)
涼しくなったものの白ナスはまだまだ元気であるが、本年度4回目、最終の予防消毒。スミチオン乳剤を使用。先ずは芽と花にしっかり噴霧し、その後全体に上から噴霧。最後に葉の裏側に全体噴霧。
これで、これから多発する被害がけっこう防げるであろう。
<2012年の記録>
(6月26日)
芽と花にスミチオン乳剤を噴霧しておいた。
(7月19日)
スミチオン乳剤を芽と花に散布する。
(8月4日)
昨日、何株かにコゴメ(アブラムシ)らしきものがうっすらと湧いていた。これを放置しておくとドンドン広がり、ナスの実までがベトベトになってしまう。
そこで、今朝、全面消毒。使った農薬はベストガードで、アブラムシに使う弱いものであるから農薬汚染はどれだけも心配なかろうというもの。
しかし、コゴメでなくてチャノホコリダニとすると、芽や花にダニが入るのをどれだけかは防げるであろうが、ベストガードでは効き目が弱いだろう。
(8月17日)
虫害はどうやらチャノホコリダニらしい。やはりベストガードでは効き目が弱かったらしく、全体に広がったようだ。でも、自然消滅したのか、新たに伸びた葉っぱには付いていない。しかし、小さな実は多くがダニの害に遭っているようだ。そこで、本日、再度スミチオン乳剤を噴霧することとした。
なお、農薬散布に先立ち、ダニが付いた葉っぱや脇からゴシャゴシャに伸びた新芽を切り取り、スッキリさせた。
(8月25日)
オクラのコゴメ消毒のついでに、白ナスの芽と花にベストガードを噴霧。
(9月8日)
これから大きくなろうとする白ナスの実の尻が薄茶色に変色するものが、けっこうある。花もどれだけか咲いている。よって、これからの虫害防止のため、今朝、芽と花に最終の農薬散布。あれこれ農薬の使いかけがあるので、4年前に使用期限が切れている****を噴霧。
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