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梅の木の夏剪定とコゴメ・毛虫の消毒その他管理 [梅の木]

 自宅の庭先にある大中小3本の梅の木。小の木は2014年には枯れてしまったが、これは大中の木や他の木の陰になって生育環境が悪かったからだろう。
 大と中の木は隣合わせに植わっており、以前は冬に庭師さんに剪定をお願いしてクリクリ頭にしてもらったりしていたが、5月下旬ともなるとジャングルになってしまう。そして、大の木は6月にコゴメ(アブラムシ)が全体にビッシリ湧いてしまうことが多い。直ぐ隣にある中の木は若木のせいかコゴメの付き方は少ないが、いずれは大の木から伝染してかなりコゴメが付く。老木は樹体が弱ってきて免疫力も落ち、虫も付きやすくなるのであろう。
 例年6月10日過ぎともなれば、コゴメの大発生により、梅の実が脂でベトベトになるから、梅の実の収穫のどれだけか前に夏剪定せねばならないし、コゴメの消毒もせねばならない。
 そして、コゴメと相前後して毛虫が大発生することがあり、葉っぱを全部食われてしまうことがあり、これまた消毒せねばならない。
 年によって、コゴメ、毛虫の発生規模が異なるが、コゴメはたいてい毎年、毛虫は2年に1回ぐらい消毒が必要となる。その概要は次のとおり。

 2014年 5月下旬  コゴメ少々発生 5.24 夏剪定
 2015年 5月下旬  コゴメ発生せず 5.29 夏剪定
 2016年 6月上旬  コゴメ発生せず 6.10 収穫と同時に夏剪定
       9月25日 椿の木から毛虫が飛び火し一気に葉を食われる
             スミチオン1000倍散を噴霧
 2017年 5月20日 コゴメが随分発生 「スミソン」を噴霧 6.4 夏剪定
       9月21日 椿の木から毛虫が飛び火し一気に葉を食われる
             スミチオン1000倍散を噴霧
       9月22日 全部は死ななかった。「パタン」1500倍散で再消毒
 2018年 4月19日 毛虫が部分的に葉を食う。「パタン」で消毒
       6月 3日 コゴメ発生せず 6. 3 夏剪定
 2019年 5月下旬  コゴメ発生せず 6. 2 と6.17に夏剪定
 2020年 5月下旬  コゴメ少々発生 6. 1 夏剪定
 2021年 5月31日 コゴメ発生せず 5.31 夏剪定
 2022年 6月上旬  コゴメ少々発生 6. 9 収穫と同時に夏剪定
 2023年 6月下旬  コゴメ発生せず 6.25 夏剪定

<2024年>
3.4米糠が入手できたので、昨年(初めての施肥)に引き続き適量ばら撒いておいた。
 花が散りだした。満開してから朝の冷え気味が強く、ミツバチの姿見ず。受粉は大丈夫か?少々心配になる。

<2023年>
2.6米糠が入手できたので、初めての施肥だが、適量ばら撒いておいた。
6.25梅の実収穫から随分経った。やっと今日夏剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものもどれだけか選った。これで風通しが非常に良くなり、コゴメは湧かないだろう。
 なお、剪定くずは、梅の木の周りに敷いておいた。
 南隣の甘夏と再びけっこう重なり合ってきたので、両方とも若干枝落とし。
 ところで、大の梅の木はだいぶ老木となってきており、幹から枝分かれした部分に穴が開き、ぼろぼろになって、大きな枝が少々ぐらつく。近い将来、折れるのではなかろうか。

<2022年>
(5月30日)
 コゴメはまだ全く湧いていない。収穫前に夏剪定を行う予定にしていたが、なかなかできず、今日、樹の下から完全日陰の小枝を全部除去することしかできなかった。
(6月9日)
 今日、梅の実を収穫後に夏剪定を行う。手が届かない脚立を使って、剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものもどれだけか選った。これで風通しが非常に良くなり、コゴメは湧かないだろう。
 なお、剪定くずは、梅の木の周りに敷いておいた。
 南隣の甘夏とけっこう重なり合ってきたので、両方とも若干枝落とし。西隣のサルスベリも同様に。
 ところで、大の梅の木はだいぶ老木となってきた。登ろうとすると太い枝が折れそうな感じがした。

<2021年>
(5月31日)
 コゴメはまだ全く湧いていない。
 今日、夏剪定。脚立を使ったり、木に登ったりして、剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものもどれだけか選った。これで風通しが非常に良くなり、コゴメは湧かないだろう。なお、剪定くずは、梅の木の周りに敷いておいた。
 昨年は実の生りが少なかったが、今年も少ない。どうやら全国的なようだ。
(6月6日)
 今日、梅の実を全部収穫。コゴメは湧いていないし、イラもいなかった。

<2020年>
(6月1日)
 ここ2年、コゴメは全く湧かなかったが、今年は湧きだした。
 今日、夏剪定。脚立を使ったり、木に登ったりして、バッサバサと剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものもかなり選った。
 昨年は実が生りすぎたから、今年は木が弱ったのだろう、生りは少ない。コゴメが多い箇所は、実が生っている枝も込み合っているものは切り落とす。
 これで、風通しが非常に良くなり、コゴメも消滅しないだろうか。
 なお、剪定くずは、梅の木の周りに敷いておいた。
(6月10日)
 今日の午後から梅雨入りし、ずっと雨模様。よって、例年より1週間早く、今日、全部収穫。夏剪定して風通しが良くなり、コゴメはきれいに絶えていた。

<2019年>
(6月2日)
 4月半ばからちょくちょく観察しているのだが、コゴメやイラの発生は全くない。
 今日、軽く夏剪定。株元から出ている枝や陰になっている小枝だけ切り落とした。
(6月17日)
 昨日、梅の実を収穫したが、全くコゴメやイラの発生はなく、無事に収穫を済ませることができた。
 本日、夏剪定。脚立に乗ったり、木の登ったりして、徒長枝は全部切り、横へ伸びた枝で伸びすぎのものを寸切り。
 なお、剪定くずは、梅の木の周りに敷いておいた。

<2018年>
(4月19日)
 梅の実の付き具合を見ていたら、葉っぱが全体に少々食われている感じがした。小枝にはいないが、太い枝や幹に大きな毛虫がかたまって張り付いていた。お昼で直射日光が強く、日陰で休んでいるのであろう。大の木に著しく、中の木はわずかばかりだ。こんな毛虫を見たのは初めてだ。
 そこで、早速、お昼に消毒することに。使用した農薬は柿に使っていた「パタン」で、梅は対象外であったが、これでもよかろう。1500倍散で梅の木全体に噴霧するとともに、群がっている箇所にはビショビショになるほどに噴霧。
 夕刻には半死状態に、翌朝には全部死んでいた。
(6月3日)
 コゴメは全く湧いていないが、今日、夏剪定。
 脚立を使ったり、木に登ったりして、バッサバサと剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものも若干選った。これで、風通しが非常に良くなり、コゴメも湧かないだろう。
 なお、剪定くずは、一部甘夏の下に、大半は梅の木の周りに敷いておいた。
(6月16日)
 小々遅れたが本日、梅の実を全部収穫。コゴメやイラの発生は全くない。

<2017年>
(5月20日)
 今年は例年より早くコゴメ(アブラムシ)が付きだした。若い枝のほとんどに付いている。全体に広がるのは間違いないから、今日、消毒した。使った薬剤は少々強いが草花や花木用の「スミソン」を使用。
(6月4日)
 コゴメは縮小傾向にあるが、まだけっこう付いている。今日、夏剪定。
 脚立を使ったり、木に登ったりして、バッサバサと剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものも選った。これで、風通しが非常に良くなり、コゴメも消えよう。
 なお、剪定くずは、一部甘夏の下に、大半は梅の木の周りに敷いておいた。
(6月23日)
 梅の実を全部収穫。
(9月21日)
 昨年もそうだったが、毛虫がいっぱい湧いて梅の木がほぼ丸裸になってしまった。数日前に毛虫の発生に気が付いていたのだが、食われるのは実に早い。
 そこで家庭園芸用にオールラウンドに使える「スミソン」の1000倍散を4リットルほど用意し、たっぷり噴霧しておいた。
 梅の木に隣接してぶどうと甘夏があるが、一切毛虫が付いていない。毛虫は樹木の種類によって付く付かないがあるのだろうが、樹勢が強いか弱いか、つまり免疫力が強いか弱いか、ということも影響しているのではなかろうか。
(9月22日)
 全部の毛虫は死ななかった。昨日は気が付かなかったが、ぶどうに毛虫が付いており、農薬「パタン」1500倍散で梅の木も再消毒。

<2016年>
(6月10日)
 今年はコゴメの発生はなく、また、例年より梅の実の収穫が10日ほど早めて今日行ったので、梅の収穫と同時に夏剪定することになった。
 脚立を使ったり、木に登ったりして、バッサバサと剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものも選った。
 これで、風通しが非常に良くなり、コゴメの発生も防げよう。
 なお、剪定くずは、例年、柑橘類の木3本の幹周りに敷き、雑草抑えと堆肥化を図ることにしていたが、クローバの育成中であり、堆肥場へ全部投入した。
(9月25日)
 今年は椿の木に毛虫が湧いて丸裸になりつつある。それが梅の木に飛び火し少しずつ被害が広がっていた。そのうち被害は止まるだろうと高をくくっていたが、今朝見てみると一気に被害が広がっていた。
 そこで、スミチオン1000倍散をあわてて作り、噴霧。近くの椿も同様に噴霧。
(後日追記)
 これで毛虫は駆除できたが、もっと早めに消毒せねばいかん。

<2015年5月29日>
 昨年から早めに剪定することとし、5月24、5日に実施している。今年はなかなかできず、今日(5月29日)になってしまったが、やっとできた。
 幸い、好天が続き、コゴメは全く湧いていない。
 脚立を使ったり、木に登ったりして、バッサバサと剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものも選った。ただし、実が生っている枝は残した。
 これで、風通しが非常に良くなり、コゴメの発生も防げよう。
 なお、剪定くずは、柑橘類の木3本の幹周りに敷き、雑草抑えと堆肥化を図ることにした。

<2014年5月24日の剪定>
 例年6月10日過ぎと思うが、大の木にコゴメが全体に広がった頃、真っ直ぐ上に伸びた新枝を全部切り落とすという剪定をしていた。
 これだと、コゴメがシャツに付き、かなり汚れる。また、イラ(毛虫)が発生していることもあり、下手をすると痒くてたまらん。
 よって、昨年から早めに剪定することとし、5月24日に実行した。そのとき、下部の風通しが悪い所だけコゴメがビッシリ湧いていたが、他はまだ大丈夫で助かる。
 脚立を使ったり、木に登ったりして、バッサバサと剪定。真っ直ぐ上に伸びた新枝は当然のこと、横に伸びたものも選った。ただし、実が生っている枝は残した。
 これで、風通しが非常に良くなり、コゴメの発生も防げよう。例年、剪定の後で農薬を噴霧していたのだが、昨年もコゴメは自然消滅してくれたし、今年は発生さえしないだろう。
(写真は2013年5月24日の剪定の後。今年も同程度の剪定)
DSCN0138.JPG

 中の木は、またまた生長したようで、上に伸びた枝を全部剪定し、横に伸びた枝も選った。大の木とゴッツンコしだしたからである。
 ところで、ここ4年、冬の剪定で大の木をクリクリ頭にしていたから、梅の実はほとんど生らなかったのだが、それでも昨年はけっこう実を付けた。今年も、昨年よりは少ない感がするが、まずまずの収穫となろう。
 昨年、初めて女房が梅酒づくりにチャレンジし、それが成功したから、今年も生った梅の実は梅酒づくりにまわす予定。

<2013年の記録>
 従前は、おふくろが、収穫した梅の実で小生しか食べない梅干を作っていたのだが、今年95歳となり、近年は体力が落ち、美味くもない梅干作りという重労働を何とか阻止せんと、梅の木をクリクリに剪定し、梅の実が生らないようにしていたのだが、それでも今年はけっこうたくさんの実が生ってしまった。
 弱ったことになった。おふくろは、きっと梅干作りを再開するのではなかろうか、そんな心配をさせられる。
 大の木は随分と昔からあるようで、樹齢100年を超えているかもしれない。そうなると、免疫力も弱り、コゴメを跳ね飛ばすだけの力がなくなったと考えた方が良いであろう。何やしら、おふくろの体の弱りと梅の木の弱りが重なり合って寂しい気分にさせられるが、今年、大の木に梅の実をいっぱい付けたのは、年寄りの悪足掻きといったところか。
 6月28日、恐れていたことがやってきた。一昨日、おふくろが梅の実を収穫し、昨日、梅干を漬けると言い出した。そうなると、いろいろとお隣さんの世話になり迷惑が掛かりそうだ。あれこれ買ってきてもらった上に、手伝いまで要求することだろう。
 そこで、おふくろに、前にやったことがある梅酒作りを頼んだのだが、全くその気がなく、梅干を漬けると言い張る。
 よって、女房に梅酒を作らせることにし、了解も取った。計量したら5キロもある。おふくろに、女房が梅酒づくりをするから、梅の実を全部もらっていくと告げ、適当なガラス瓶を自宅のあちこちからかき集めたのだが、ほぼ足りそうだ。ビンには10年以上前の梅干が入っていたものが幾つもあり、これらは全て処分。
 そして、無事に梅酒づくりが成功し、長く食前酒として夫婦でいただき、おふくろにも小さな瓶に詰めて時々渡したところである。けっこう味が良く、おふくろも喜んでくれた。
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