十六豆(十六ササゲ)の作付け計画&無肥料(→減肥料)栽培 [十六豆]
(2023年からは別ページ→十六豆の手抜き減肥料栽培)
十六豆(十六ササゲ)、この生産が盛んなのは当地岐阜だけのようで、一般的ではないが、けっこううまい。茹でて、おひたしにしたり、味噌和えにしたり、あるいは、卵とじにしたり、毎日食べても飽きない。
この十六豆、大阪の妹の旦那が滅法うまがり、“こんな美味しい物が大阪にないのは何でや?!”と、こぼしている。でも、家庭菜園大百科(家の光協会)に栽培法が紹介されているところを見ると、さほどローカルなものではなさそうで、当店にいらっしゃったお客様は、前に東海市に住んでいたとき家庭菜園で育てていたとおっしゃったから、愛知県辺りでもけっこう栽培されているかもしれない。
いんげん豆を長くした、40センチくらいの、とても細長い豆で、種を自家採取し続けている固定種であるから、環境や土壌に完全に適応しており、安定した収穫が見込める。
ただし、いったん終わったようでも復活することがあり、そうした年(2年に1回程度か)は思わぬ高収穫となり、収穫が長く続く。
なお、種取については別記事で記録する。
十六豆(十六ササゲ)2種類の種取り
うちで栽培している十六豆は2品種あり、種が真っ黒のものと白(ごく薄い黄色)のもので、特徴は次のとおり。
・黒種より白種の方が数センチは長くなる。
・黒種の方は先が少し赤くなる。
・黒種は綺麗な鞘だが、白種は気持ちシワが寄った鞘になる。
・昔は黒種しかなく、白種は最近になってから。
・味は変わらない。
・栽培のしやすさ、収穫本数など、変わりはない。
ここら辺りでは白種が一般的のようだが、うちではこだわりの2品種栽培である。調理するときの両者の違いであるが、女房に聞いてみたら、ゆでた十六豆を切るとき、ちょうど種の部分に当たった場合に種が白いのと黒いのとがあるし、黒い種のものはサヤが透けて黒味が見えることがあり、見た目が悪いと感ずることがあると言っていた。
こうなると、黒種は分が悪くて、近所の方はだれも栽培してみえないだろう。消えて行く種かもしれない。となれば、この種を守ってやりたい気分になる。小生が生きている限り。
足の長さはキュウリと変わらず、毎年2、3回に分けて時差収穫している。過去には3回に分けて時差種蒔きしたことがあるが、面倒だから近年は2回としている。まれに、もう終わったかと思いきや、復活して再びかなりの量が生る年もある。
今まで種蒔き方法、種蒔き時期、作付け回数をあれこれ変えてきたが、2014年に、まずまずうまくいけそうな方法にたどり着いたから、2回の時差蒔き(ポット苗)することにしている。種が2種類あるから、第1弾は黒い種を使い、第2弾は白い種を使うことにしている。
ところで、2017年冬野菜までは慣行農法により有機肥料栽培していたが、後作の夏野菜から自然農法「たんじゅん農」を導入し、無肥料・連作栽培に挑戦することにした。
夏野菜用の畝作りに当たり、畑起こしのときに刻み藁や野菜の残骸、枯草を入れてすき込んだり、畝下に藁を敷き込んだりしてある。
藁は炭素素材として使用したものであり、冬野菜用の残留肥料があるだろうから、初年度は無肥料でも十分に生育するのではなかろうか。
無肥料で4年間続けたが、初年度は良くても2年目から少々成績が落ちた。そこで、2022年からは定植時に牛糞堆肥を少々入れることに。
なお、従前の有機肥料栽培については「十六豆(十六ササゲ)の作付け計画&有機肥料栽培」で記事を残す。
無肥料栽培での収穫状況の経年変化を下記に示す。
<2018年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★★★★
種蒔き 初収穫 ピーク 最終収穫
4月15日 7月5日 7月11日~17日
復活:8月 5日~10日
再復活:8月23日~30日 9月9日
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月15日 8月1日 8月 5日~ 8日
復活:8月23日~30日 9月7日
<2019年>
第1弾(南西区画:約7mの畝)<黒種> 評価★☆☆☆☆
種蒔き 初収穫 ピーク 最終収穫
4月14日 7月5日 なし<チョウ不作> 8月2日
復活:なし
第2弾(北東区画:約5mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月15日 8月1日 8月 2日~15日
復活:8月27日~9月14日 9月16日
<2020年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★☆☆☆(少々甘いが)
種蒔き(保温) 初収穫 ピーク 最終収穫
4月20日 6月29日 なし<不作> 7月28日
復活:なし
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月16日 8月5日 8月 6日~18日
復活:9月12日~10月7日 10月7日
<2021年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★★☆☆
種蒔き(直蒔き) 初収穫 ピーク 最終収穫
4月25日 7月10日 7月17日~23日
復活:8月10日~9月10日
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月11日 7月29日 8月 3日~18日
復活:8月23日~9月2日
<2022年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★★☆☆
種蒔き(直蒔き) 初収穫 ピーク 最終収穫
4月15日 6月27日 ピークらしきものなし 8月10日
復活:8月20日~9月20日 9月26日
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★☆☆
6月15日 7月29日 7月30日~8月4日 8月10日
復活:8月20日~9月20日 9月23日
<2022年>
今年も昨年と同様に、第1弾を北東区画(連作:小松菜との二毛作)で黒種、第2弾を南西区画(連作:一毛作)で白種を予定する。
ともにポット苗づくりし、種蒔き時期は、第1弾が4月中頃、第2弾が6月中頃。
なお、無肥料で4年間続けたが、初年度は良くても2年目から少々成績が落ちたので、今年から定植時に牛糞堆肥を少々入れることに。
<栽培畝の整備>
(4月11日)
第1弾を予定している北東区画は前作が小松菜で、だいぶ前に草刈機で草刈りしてある。枯れた小松菜をテンワで法尻に退け、畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。前作の小松菜は出来が悪かったが、その前作の十六豆は出来が良かったので、肥料などは何も入れず。
(6月12日)
第2弾の畝は前作が赤ソラマメであるが、病気で枯れて全滅し、5月23日に処分し、草叩きだけしておいた。遅れたが、今日、スコップで畑起こしもどき。
<第1弾(黒種)の栽培:北東区画>
(4月15日:種蒔き<黒種>)
中ぐらいの発泡スチロール箱に35ポット(小)がピッタリ入り、うち25ポットを十六豆とし、残り10ポットはトウモロコシ用(もう一つの箱もトウモロコシ4ポット)とした。同時に種蒔きしたのは、他に枝豆12ポット、カボチャ16ポット(いずれも小ポット)である。
昨年収穫の黒種は量が多く、数年分はある。1ポットに4粒ずつ入れる。
一昨年から発泡スチロール箱は保温措置をとることとした。(夜は蓋を閉め、昼間は大きなビニール袋で包んで天気具合を見ながら開け閉めして保温)
(4月24日)
今年はほとんどが発芽した。生育も良く、間もなく発泡スチロール箱の上蓋に触れそうになるから、今日、定植することに。
十六豆は無肥料でもまずまず育つが、今年は多くの夏野菜を植え付け時に牛糞堆肥を入れるから、十六豆もそうすることに。
畝の嶺を鍬で溝立てし、牛糞堆肥を少々ばら撒き(バケツ半分)軽く土と上混ぜる。
25ポットをびっしり並べ、埋め込んでいく。株周りを軽く手で転圧。
(5月2日)
今日支柱立て。太長1本、細長1~2本の順で株列の北側に差す。
麻紐で3段結わい付け。
(5月22日)
雑草がけっこう生えてきたので、株元は手で引き、テンワで草叩きしながら削り上げ。
牛糞堆肥を今年初めて入れたものの、西3株は葉色がいいが、他は若干薄い。
(5月23日)
畝がカラカラに乾いているから、ホースでたっぷり水やり。
(6月24日)
初期は生育が芳しくなかったが、ここへきてグングン伸びだした。
東の方は生育が悪いので、株から少し離れた所を少し掘り、牛糞堆肥を埋め込み。
(6月26日)
株元は手で草引きし、畝全体は小型コテで草叩き。
(6月29日)
一番西株で昨日2筋、今日8筋を初収穫。まだポツポツの感じ。
(7月28日)
その後、毎日収穫してきているが、少しずつ収穫量が上がり、25日からは、まずまずの量が1把ずつ収穫できている。
なお、種取り用に西端を千切らず残していたが、鳥に突かれる被害はなく、千切り忘れも含めて完全に枯れたものを種用に順次収穫している。
(8月8日)
後作の種蒔きを考え、株周りの草を手で引き、テンワで畝の法面、畝間の草削り
(8月10日)
ここのところ数本の収穫であるが、今日は1本だけ。
まだ樹体は元気だから、復活してくれよう。
(8月26日)
1週間ほど前から復活し、毎日、1把の収穫。良品多し。
(9月22日)
復活生りも今日辺りでお仕舞い。評価★★★☆☆
(9月26日)
垣根壊し、残骸処分、畝の草引き
<第2弾(白種)の栽培:北東区画>
(6月15日:種蒔き<白種>)
苗トレイに35ポット(小)がピッタリ入り、これだけのポット苗を作ることに。1ポットに5粒ずつ種蒔き。今年用の種は良品につき、全部発芽するのではなかろうか。
(6月20日)
発芽率は5割を切る。全く発芽してないポットが3個あり。そこで、1ポットに最低3本発芽するよう適当に追加種蒔き。
(6月23日)
追加種蒔きした分か、遅れて発芽した分は分からないが、1ポットに3本は発芽しており、もう定植できる状態だから、本日、定植することに。苗には、竹酢液400倍散をポットの上からたっぷり与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
まず、支柱立て。太長1本、細長1~2本の順で刺し、麻紐で3段結わい付け。
次に、草引き。
最後に植え付け。第1弾(黒種)の場合、ほんの軽く牛糞堆肥を入れただけであるから、イマイチの生育であり、第2弾(白種)は他の夏野菜の基本的なやり方と同じとし、定植穴を少し大きく空け、牛糞堆肥を両手で一握り(1リットル弱)入れて土とまぶしてから植え付け。
なお、35ポット中不良2ポットはまとめて南端に定植した。
少々株間が狭いし、4~5本立てとなる株もある。後日、選る必要あり。
(7月9日)
だいぶ生育し、選るのは止めにした。
昨日、株間の草引きをし、今日、畝間と法面の草叩き、削り上げ。
(7月29日)
本日、初生りを10本強収穫。これから毎日ばんばん収穫できそうだ。
(7月30日)
今日、大量収獲(2把)でき、明日以降も連日そうなろう。
(8月8日)
大量収穫も長くは続かず、3日前から1把ほどに。
鳥害はないようなので、ちぎり忘れを種取り用に残す。手で畝の草引き。
(8月10日)
今日は数本しか採れず。しばらく中休みになりそう。
(8月26日)
1週間ほど前から復活し、毎日、1把の収穫。
ただし、虫食いが目立つようになった。また、一部でコゴメ発生。
(9月20日)
コゴメは自然消滅するも、その後、だんだん収穫量が減り、復活生りも今日辺りでお仕舞い。評価★★★☆☆
(9月26日)
垣根壊し、残骸処分、畝の草引き
<2021年>
今年も昨年と同様に、第1弾を北東区画(連作:小松菜との二毛作)で黒種、第2弾を南西区画(連作:一毛作)で白種を予定する。
ともにポット苗づくりし、種蒔き時期は、第1弾が4月中頃、第2弾が6月中頃。
<栽培畝の整備>
(4月3日)
南西区画の十六豆栽培は、後作がないから、ものすごく雑草が繁茂している。草刈機で刈ってから、テンワで畝間と法面を土寄せしながら草叩き。
北東区画は前作が小松菜で、草刈機で草刈りのみ。
(4月11日)
南西区画の畝に乗っかている枯草は量が多いから、隣の里芋の畝に草抑えに置いた。
2畝とも畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。なお、前作の小松菜の生育が悪かった北東区画の東の方(十六豆も少々悪かった)には牡蠣殻粉末を適量入れ込む。
(4月25日)
北東区画に第1弾ポット苗を植え付けるに当たり、テンワで草叩きしながら畝間を削り上げ、畝の整形。
(5月12日、6月11日、27日)
南西区画の植え付けはまだ先だが、雑草がけっこう生えだしたので、テンワで草叩きしながら畝間を削り上げ、畝の整形。
<第1弾(黒種)の栽培:北東区画>
(4月15日:種蒔き<黒種>)
大きな発泡スチロール箱に30ポット(小)がピッタリ入るから30ポット用意。足りないかと思ったが、昨年収穫の黒種が十分に間に合った。1ポットに4粒ずつ入れる。
一昨年までは露地育苗としていたが、昨年から、大きな発泡スチロール箱は当面使わないので、当分の間はそこに入れて保温措置をとることとした。(夜は蓋を閉め、昼間はビニール袋で包んで保温)
(4月25日)
発芽率は10%を切る。ポットをほじってみるに発芽しそうにない。
発泡スチロール箱をトマトに使いたかったから、定植することに。2本発芽が1ポット、1本発芽が5ポットあり、これを2箇所に固めて定植。
不発のポットに3年前収穫の種を4粒ずつ入れ込み、培養土をポットから外して、これを定植穴(少々広めに窪みを付けておいた)に植え付け。窪みにたっぷり水やり。
全部で24ポットの植え付けとなったが、3年前の種が発芽してくれるのを祈るのみ。
(5月2日)
今年の4月下旬は低温傾向で、新たな芽吹きがない。よって、20ポットを再種蒔きし、保温措置を取ることとした。1ポットに3年前収穫の種を5粒埋め込み。
(5月4日)
4月25日に埋め込んだ種がけっこう発芽してきた。
(5月7日)
4月25日に埋め込んだ種があらかた発芽。追加ポット苗も発芽しかけた。
昨年の種取りは不作であり、丈夫な種が少なかったのであろう。よって発芽がわずかになったと考えられる。それが、3年前の種取りは豊作であり、丈夫な種であったと思われる。まだまだ残り種が多くあり、早速、冷蔵庫保管して来年の予備にしよう。
(5月9日)
5月2日に種蒔きし直したポットは不用になってしまったが、10ポット弱を少々空いた株間に植え付け。残りは処分。
(5月10日)
今日支柱立て。太長1本、細長2本の順で株列の北側に差す。麻紐で3段結わい付け。
(6月9日)
雑草が繁茂。一部の雑草は草引きしてから、全体を草叩きし、土寄せ。
(7月10日)
本日、初収穫を10数本。今年は昨年より10日ほど遅れた。
西の方はまあまあ生育が良く、東の方はイマイチ。
(7月17日)
順調に毎日1束ずつの収穫が続き、今日は東の方からも収穫でき、2束の収穫。
ここ2年、第1弾は不作が続いたが、今年は2018年の豊作ほどではないが順調。
(7月20日)
順調に収穫できているが、上方に花がいっぱいあって良さそうなものを、ほとんどない。
(7月23日)
毎日1束強の収穫も今日まで。復活を待つこととしよう。(28、29日に数本収穫)
土が乾いてきているのでジョーロで水やり。(25、26日も)
(8月10日)
数日前から毎日10本弱の収穫が続いている。
雑草が目立つので、株周りの草引きをし、テンワで削り上げ。
(8月20日)
3、4日前から毎日数本以下の収穫に落ちてしまった。
(8月24日)
長雨のせいもあってか、今日は10本以上の収穫。まだまだ樹勢は元気。
(9月2日)
昨日まではコンスタントに10本程度収穫できていたが、今日は数本に減った。
(9月19日)
毎日数本も数日前まで。復活の見込みがないので、撤去処分。評価★★★☆☆
生えていた雑草は手でざっと引き抜く。
<第2弾(白種)の栽培:南西区画>
(6月2日)
畝の雑草が目立つようになり、今朝、畝間を含めて草叩き。
(6月11日)
予定より1日早く種蒔き。1トレイに35ポット(小)がちょうどビッシリ入るから35ポット用意。昨年の白種はやや不良につき、発芽率の良かった一昨年の種も使い、各3粒ずつ計6粒を1ポットに埋め込む。
1週間もすれば定植可能となるから、今日、支柱立て。太長を16本立てる。
(6月21日)
発芽率は7割程度か。数日前から数多く発芽したポットは3本に選る。今日定植。なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
1ポットは全く芽吹きなく、2~3本発芽の34ポット全部を均等に並べ、定植。
細長支柱を軽く差し込み、麻紐で3段結わい付け。
(7月26日)
畝間に雑草が繁茂しており、法面下半分とともに草刈機で草刈り。
(7月27日)
1筋だけ初収穫。(29日数本、30日から毎日1把となり、本格的に収穫)
(7月31日)
来年はこの畝でサツマイモを栽培することとし(追記:でも、翌年はそうせず、十六豆Ⅱを連作)、ネコブセンチュウ対策として近日コブトリソウの栽培を並行させるべく、小型コテで畝間を含めてきれいに草削り。
(8月3日)
今年は昨年に比べて1週間ほど早く毎日1把強の収穫となったが、今日は倍の収穫。ちょうど今日から店で月初めセールを始めるので、お客様に差し上げることに。
(8月5日)
コブトリソウの種を畝全体(畝間も若干)にばら撒いておいた。
(8月20日)
18日までは毎日1把の収穫であったが、昨日から数本に落ちてしまった。
(8月24日)
昨日からバカ生りしだし、毎日2把の収穫。当分高収穫が続きそうだ。
(9月2日)
毎日2把の収穫は8月31日まで、9月1日は1把半、今日は半把に減った。ここへきてコゴメが目立つようになってきた。評価★★★★☆
(9月6日)
収穫できそうなものは日に2、3本程度に。もう終わったようだが、復活を待とう。
(9月19日)
その後、数日前から枯れるものが出てきて、復活の見込みがないので、撤去処分。
コブトリソウがだいぶ大きくなった。
(10月10日)
コブトリソウが随分伸びたので、数十cm残して草刈機で草刈り
(10月31日)
コブトリソウを草刈機で全部刈り取り。
<2020年>
(4月5日、6日)
秋以来そのままにしていた南西区画の畝は、冬に法尻に枯草や十六豆のツルを埋め込んでおいた。十六豆作付けの2畝ともに3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。今回は、2畝とも畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
今年は、第1弾を北東区画(連作)で黒種、第2弾を南西区画(連作)で白種を予定する。ともにポット苗づくりし、種蒔き時期は4月中頃、6月中頃の2回。
<第1弾(黒種)の栽培:北東区画>
(4月20日:種蒔き<黒種>)
1トレイに28ポット(小)がゆったりと入るから28ポット用意。昨年収穫の黒種は少なかったので、1ポットに4粒ずつ入れる。そこに昨年の余り種を1粒ずつ追加し、1ポット5粒蒔きとした。
昨年までは露地育苗としていたが、大きな発泡スチロール箱は当面使わないので、当分の間はそこに入れて保温措置をとることとした。(夜は蓋を閉め、昼間はビニール袋で包んで保温)
(4月27日)
3日ほど前に早速芽吹いたが、全然発芽してないポットもあり、昨年の余り種を追加種蒔きしておいた。
(5月3日)
苗がけっこう大きくなったから本日定植。
追加種蒔きしたポットは若干の発芽があるも、どちらが発芽したか定かでない。不良ポット(3ポット)以外は、発芽率はほぼ100%。
20cmほどの間隔で25ポットを並べ置き、植え付け。ジョウロで水やり。
(5月4日)
本日、支柱立て。太長と細長を交互に株間に差す。結わい付けは麻紐で3段。
(5月14日)
畝の削り上げを行ない、株元に枯草を寄せ、土も若干寄せた。
(6月5日)
順調に生育中。ずっと雨なしだから、ホースで散水。
(6月15日)
5日前に梅雨入りし、十分な雨があってグングン伸びだした。好調である。
(6月29日)
本日4本初収穫。過去2年より2日程度早いだけ。
(7月3日)
東の方は生育が悪く、土壌が酸性化しているきらいがあり、木灰を株周りに散布。
(7月7日)
毎日数本ずつの収穫で、昨日は0本。ちょっと生育が悪い感じがするが、この畝(北東区画)は無肥料でも調子いいのに、どうしたことだろう。
今年は雨が多すぎて花が流れてしまうからだろうか。不作は免れないであろう。
(7月12日)
東のほう3分の1ほど木灰を散布。今後の生育を比較実験する。
(7月29日)
一昨日までは毎日10本程度の収穫であったが、それをピークにして、くずが目立つようになり、昨日は数本、今日は無収穫になった。あとは細々か。
昨年の第1弾(南西区画:黒種)よりは生育が良い。評価★★☆☆☆(少々甘いが)
なお、昨年の第2弾(北東区画:白種)は、今年の第1弾(北東区画:黒種)と同じ場所であったが、好成績を得た。黒種は悪くて白種は良いのか?
(8月20日)
その後の収穫はなし。10本ほどは千切らず種取り用にしたが、実は少々。
本日、垣根を壊し、雑草をテンワで叩く。
<第2弾(白種)の栽培:南西区画>
(6月2日)
畝の雑草が目立つようになり、今朝、畝間を含めて草叩き。
(6月16日)
予定より1日遅れで種蒔き。1トレイに35ポット(小)がちょうどビッシリ入るから35ポット用意。昨年の白種は十分にあり、一部を使っただけ、1ポット5粒蒔き。
(6月21日)
十分に芽吹いた。発芽率90%以上。もう定植できる。
長太の支柱(不足するから細長支柱を10本ほど使用)を立ててから、35ポットを植え付け。その後に麻紐で3段に結わい付け。
(7月5日)
畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。
(7月7日)
新たな葉が随分出たが、薄緑色だ。肥料欠乏の様相である。昨年もこの畝(南西区画)は不作であった。何か手を打たねばいかんだろう。
(7月12日)
北のほう3分の1ほど木灰を散布。今後の生育を比較実験する。
(7月30日)
順調に生育し、ここのところグングン生長しだした。花も付け、一部実になり、1週間もしないで収穫が始まるであろう。
(8月2日)
雑草が繁茂。草刈機(紐タイプ)で法面をざっと草刈り。
(8月5日)
本日初収穫10本ほど。
太くなり過ぎた3本は種取り用に残す。たぶん鳥に突かれるだろうが。←鳥に突かれず、8月13日に完全に枯れたから種取り用に収穫。
(8月13日)
8月6日以降、毎日1握りずつ順調に収穫できている。成育は調子いい。
(8月19日)
毎日1握りの収穫も昨日で終わり。14日目の今日から半握りの収穫に。
(8月22日)
今日でしばらくストップ。今のところでの評価★★★☆☆
(8月28日)
その後ポツリポツリと生るも、種取り用に残したものが虫食いであったり、種ができていなかったりで、来年の種が大幅に不足するから、収穫せずにいる。幸い鳥に突かれることはなく、種取りできよう。
樹体は元気で、昨年と同様に9月上旬に復活してくれよう。
(9月2日)
まだ復活生りは先になる。それを期待し、今日は種取り用にしようと思っていたものを10本ほど収穫。
(9月13日)
上のほうに花が咲いていたが、これはどうやら鳥に花を食われ、結実せず。下のほうで芽吹いたツルに花が咲き、これは鳥に食われず、そこに結実。
一昨日と今日、半束程度の収穫。今後も下のほうで復活生りが収穫できる。
樹勢は極めて元気だ。無肥料とはとても思えない。
なお、追加で種取り用に残したものは大半が種なしで、あっても虫害がひどい。
(9月19日)
毎日1束の収穫で、当分これが続きそう。上のほうは全くダメで、下のほうだけ。
(9月30日)
朝の冷え込みで樹体が3、4日前から元気さがなくなってきた。質の悪いものや虫食いが目立つようになり、収穫も半束に落ちた。そろそろ終了。総合評価★★★★☆
(10月7日)
ここのところ朝晩若干冷えてきて生りが悪くなった。そして、ササゲの表面が汚くもなる。もう終わり。今日、細いものも収穫し、本日でもって終了。
良品でないものを種取り用に残してあり、一部すでに収穫したが少しは種が採れた。残っているものから、また少し種が採れるのを期待。
(10月12日)
本日、垣根壊す。併せて雑草をざっと引き、残骸とともに畝に積み置く。
(2021年4月3日)
後作がないから、ものすごく雑草が繁茂している。草刈機で刈ってから、テンワで畝間と法面を土寄せしながら草叩き。
<2019年>
<第1弾(黒種)の栽培>
(4月14日:種蒔き<黒種>:種は大量に余った)
1トレイに28ポット(小)がゆったりと入るから28ポット作り、1ポットに5粒ずつ(昨年は4粒)種を埋め込み、納屋横の育苗スペースに置く。鳥に突かれないよう網カゴを被せる。雨が降り出したから散水せず。
(4月27日)
早々に発芽し、昨年の発芽率は3、4割であったが、一昨年同様に発芽率は6、7割とまずまずの成績。
例年、もう少し後の時期に定植するが、畑が湿っており、定植した。4、5本発芽のポットも選らずにそのまま植えた。
昨年種取りした白種が少ないので、白種は短い畝(北東区画)とし、黒種は南西区画と、昨年までの逆位置に作付けした。
(5月13日)
本日、支柱立て。支柱は、太長と細長を交互に株間に差す。結わい付けは、昨年まではビニール紐3段であったが、今年は麻紐で2段。
(6月16日)
1か月経ったがなかなか成長しない。無肥料連作の影響か、昨年より悪い感がする。やっと2、3株がツルを伸ばし始めた。
雑草に負けそうなので、畝全体の草を鎌でざっと刈り、株周りを覆っておいた。
(6月17日)
畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(7月5日)
樹勢はまずますで(昨年のようには生らない)、時期的に昨年と同様の初生り。太くなり過ぎたもの数本あり、これは種取り用に。10数本初収穫できた。
(7月8日)
2回目の収穫。前回の倍ほど。草刈機で畝の法面をざっと草刈り。
生育はイマイチであるから、成育促進には万田酵素がどれだけか期待できそうで、1000倍散を噴霧しておいた。
(7月13日)
ここのところ隔日収穫しているも、昨年はこの頃からピークになって食べきれなかったが、今年はチョロチョロ。樹勢も弱い。北端がまあまあの樹勢で生りも良く、ここは種取り用にし、収穫を見合わせた。
(7月18日)
毎日収穫するも半握りもない。ツルが20cmに満たない低いものは、裏生りのくずっぽいものしか生ってない。
(7月24日)
毎日のように収穫するも半握りもない。自家消費にも事欠く状態である。この先は、もっと収穫量が減るだろう。評価★☆☆☆☆
(7月30日)
今日数本で、ここ一両日で収穫終了となろう。幸い第2弾とうまくつながった。
(8月2日)
今日は3本で終わりを告げ、残しておいた若干の種も取り入れた。
(8月19日)
昨日、垣根を壊し、今日、畝及び畝間を草刈機で草刈り。
<第2弾(白種)の栽培>
(6月15日:種蒔き<白種>)
昨年種取りした種は、虫食いなどで質が非常に悪い。一昨年に収穫した種のほうがまだましであり、これを20ポット(小)に5粒ずつ種を埋め込む。もう1年、2年前の残り種は質がいいから、これでもって15ポット(小)に5粒ずつ種を埋め込む。苗トレイにびっしり35ポットを作り、軽く散水し、納屋の軒先に置く。今日は丸1日雨だからそうした。
はたして古い種で発芽するだろうか。
(6月21日)
5日目の昨日、きれいに発芽。ただし、一昨年の種のポットより、もう1年、2年前の質の良い残り種のポットのほうが良い発芽が見られた。
定植予定の畝をテンワで草叩き。
(6月22日)
定植畝をスコップで幅広く畑起こしもどきを行う。これで、土がけっこうほぐれる。
テンワで畝の法尻をかき上げ、かまぼこ型に整える。
ポット苗は、1日で随分と伸びるもの。今日、定植。発芽のいいもの18ポットを30cm弱の間隔で植え付け。
長太の支柱を立てて、麻紐で3段(第1弾は2段)に結わい付け。
(7月29日)
勢いよく生育している。少々少なめだが花も咲き、一部は実が付きかけてきた。
念のため、万田酵素噴霧(600倍散)
(8月2日)
昨日初収穫数本、今日から本格的な収穫が始まった。調子はいい。
西端2株の下半分にネット掛けし、種取り用に残す。
(8月19日)
ずっと高収穫を続けてきたが、16日は2本だけで、その後は細々と続いているだけ。今日でそれもストップする。樹体は元気だから復活を期待しよう。評価★★★★☆
北法面を草刈機でざっと草刈り。
(8月27日)
樹体は元気いっぱいで、花もけっこう付いており、生りが復活した。今日から数本採れだし、明日からは増えていこう。
(8月30日)
今日から10本ほどの収穫となり、今後はもっと増えよう。サヤの成長スピードは当初に比べると鈍い。そして、太くなる前に枯れる実も幾つかる。復活生りはいつもこうしたものだが、味は変わらない。
当初には全くなかったが、復活生りには少々虫食いが始まった。
(9月4日)
今日からバカ採れ。うれしい悲鳴。
(9月17日)
バカ採れも数日前に終わり、昨日、細いものまで採り、収穫終了。
今日、畝の草叩き・法尻の削り上げをし、垣根を壊す。
(9月24日)
畝の両サイドを鍬で溝立てし、枯れたツルや雑草を畝の両サイドに埋め込み。
<2018年>
<第1弾(黒種)の栽培>
(4月15日:種蒔き<黒種>:種は大量に余った)
1トレイに28ポット(小)がゆったりと入るから28ポット作り、1ポットに4粒ずつ種を埋め込み、マンホールの上に置く。鳥に突かれないよう網カゴを被せる。軽く散水。
(4月26日)
数日前には発芽したが、今日現在、だいぶ伸びて発芽率は3、4割といったところ。昨年同日の種蒔きの発芽率は6、7割であったから、随分と成績が悪い。これ以上の発芽は見込めなさそう。そこで、全然芽吹いていないポットに5粒、1粒発芽に4粒、2粒発芽に2粒あて、種を押し込み。3粒発芽のポットはそのまま。なお、4粒発芽はなし。
昨年と冷え込み具合は変わらないと思えるが、今年の発芽率の低下は、同日に種蒔きした枝豆も同様であり、来年は保温措置をしたほうがいいかも。
(5月6日)
十分な大きさに生育しており、本日、定植。4月26日に埋め込んだ種は全然発芽しなかった。これはどういうことだろう。不可解である。
栽培畝は北東区画で、畝が短いから、ちょうど程よく植え付けられたから、問題はない。
前作はホウレンソウで、収穫しなかったホウレンソウの残骸(青いまま)と刻み藁をすき込んである。今年は肥料を入れず、残留肥料での栽培となる。
(5月13日)
支柱(長)を立てる。結わい付けは後日。
(6月3日)
立ててある支柱の間に細い支柱を立て、結わい付け。ビニール紐を3段張る。
(6月9日)
なかなか成長しなかったが、ここへ来てグーンと伸びだした。
(6月10日)
雑草が多いので、畝を削り上げ。
(7月1日)
樹勢はものすごいものがある。葉も青々しており、今年から無肥料栽培だが、残留肥料がかなりあると思われる。
太くなり過ぎたもの1本あり、これは種取り用に。2本初収穫。
(7月5日)
太くなり過ぎたもの2本あり、これは種取り用に。10数本収穫。
(7月8日)
昨日から毎日1束の収穫が続くようになった。
(7月11日)
種取り用に残したものは鳥に突かれ、全部ちぎり取って処分。昨日、種取り用にネット掛けした。毎日1、2束の収穫が続いており、食べきれないから明日には大阪の妹へ送ろう。
(7月18日)
その後、毎日2、3握りの収穫で絶好調なるも、今日からは1握り。
(7月20、21日)
梅雨が明けて10日以上経ち、ここ数日の猛暑で、土がからからに乾いており、ホースを伸ばして水やり。
(7月30日)
ずっと1握りが続いていたが、昨日から半握り。第2弾が3筋初収穫でき、うまくつながった。
(8月1日)
くずが数本の収穫。樹勢は十分あり、一休みといったところか。復活が期待できよう。
(8月2、5日)
もう復活。軽く1握りの収穫。5日には2握りとなり、完全復活。
(8月17日)
完全復活も数日で生りが悪くなり、数日前から半握り程度に。
(8月23日)
3日ほど前から再び生りが良くなり、今日からかなりの収穫となるであろう。
(8月31日)
バカ採れが続いたが、今日は大きめの1束に落ち着いた。裏生りが目立つようになり、もうおしまいだ。今年はコゴメがほとんど付かず、残留肥料だけでの栽培であるが、樹勢は例年並みに良かった。評価★★★★★
(9月4日)
強烈な台風が襲い、東西畝につき垣根が傾いて物干竿にもたれかかる。
(9月6日)
ここ2、3日は半束以下であったが、今日はゼロ。
(9月9日)
垣根を壊し、草引き
<第2弾(白種)の栽培>
(6月15日)
今日、1トレイいっぱいに35個のポットに種蒔き。1ポットに種4個ずつ。種はほんの少々余っただけ。
昨年、ネキリムシの大被害に遭った場所での作付けにつき、28ポットから35ポットへと苗を増やしたところである。これで、追加種蒔き不要であろう。
(6月24日)
ポット苗が十分大きくなり、南区画の所定の畝に植え付け。発芽率は8、9割。1畝にびっしり植わった。これで、多少ネキリムシにやられても、たいした歯抜けにはならない。
太長の支柱を適当な間隔で差し、18本立った。間に細長の支柱を軽く差し、3段に結わい付け。
(7月21、22日)
今年から無肥料だが、残留肥料があるようで、順調に生育中。梅雨明けして10日以上経ち、猛暑もあって土がからからに乾いてきた。そこで、ホースを延長してたっぷり水やり。
(7月30日)
今日、3筋初収穫でき、第1弾とうまくつながった。
(8月1日)
軽く1握りの収穫。明日から順次増えよう。ちぎり忘れが3本ほどあり、そのままにしておいたが鳥に突かれなければ種取り用になる。
(8月5日)
大きな2握りの収穫。これからずっとこの調子だろう。
(8月9日)
1握りに落ちる。
(8月11日)
念のため、たっぷり水やり。
(8月17日)
数日前から10本弱に落ち、ここ2日は数本。
(8月23日)
3日ほど前から少し生りが良くなり、今日から急にかなりの収穫となってきた。
(8月31日)
バカ採れが続いたが、今日は大きめの1束に落ち着いた。
(9月4日)
強烈な台風に襲われたが、南北畝につき、垣根は傾かず。
(9月6日)
ここ2、3日は半束以下であったが、今日はゼロ。評価★★★★☆
(9月9日)
垣根壊し
(10月14日)
紐タイプ草刈り機で繁茂した雑草を刈り取った。
(10月28日)
枯れた雑草を畝間に退け、スコップで畑起こしもどき。10cmピッチでスコップを刺し、畝間も一部同様に。
(10月29日)
昨日草刈りをした休耕田の草を一輪車で運び、雑草抑えに畝全体を覆う。
十六豆(十六ササゲ)、この生産が盛んなのは当地岐阜だけのようで、一般的ではないが、けっこううまい。茹でて、おひたしにしたり、味噌和えにしたり、あるいは、卵とじにしたり、毎日食べても飽きない。
この十六豆、大阪の妹の旦那が滅法うまがり、“こんな美味しい物が大阪にないのは何でや?!”と、こぼしている。でも、家庭菜園大百科(家の光協会)に栽培法が紹介されているところを見ると、さほどローカルなものではなさそうで、当店にいらっしゃったお客様は、前に東海市に住んでいたとき家庭菜園で育てていたとおっしゃったから、愛知県辺りでもけっこう栽培されているかもしれない。
いんげん豆を長くした、40センチくらいの、とても細長い豆で、種を自家採取し続けている固定種であるから、環境や土壌に完全に適応しており、安定した収穫が見込める。
ただし、いったん終わったようでも復活することがあり、そうした年(2年に1回程度か)は思わぬ高収穫となり、収穫が長く続く。
なお、種取については別記事で記録する。
十六豆(十六ササゲ)2種類の種取り
うちで栽培している十六豆は2品種あり、種が真っ黒のものと白(ごく薄い黄色)のもので、特徴は次のとおり。
・黒種より白種の方が数センチは長くなる。
・黒種の方は先が少し赤くなる。
・黒種は綺麗な鞘だが、白種は気持ちシワが寄った鞘になる。
・昔は黒種しかなく、白種は最近になってから。
・味は変わらない。
・栽培のしやすさ、収穫本数など、変わりはない。
ここら辺りでは白種が一般的のようだが、うちではこだわりの2品種栽培である。調理するときの両者の違いであるが、女房に聞いてみたら、ゆでた十六豆を切るとき、ちょうど種の部分に当たった場合に種が白いのと黒いのとがあるし、黒い種のものはサヤが透けて黒味が見えることがあり、見た目が悪いと感ずることがあると言っていた。
こうなると、黒種は分が悪くて、近所の方はだれも栽培してみえないだろう。消えて行く種かもしれない。となれば、この種を守ってやりたい気分になる。小生が生きている限り。
足の長さはキュウリと変わらず、毎年2、3回に分けて時差収穫している。過去には3回に分けて時差種蒔きしたことがあるが、面倒だから近年は2回としている。まれに、もう終わったかと思いきや、復活して再びかなりの量が生る年もある。
今まで種蒔き方法、種蒔き時期、作付け回数をあれこれ変えてきたが、2014年に、まずまずうまくいけそうな方法にたどり着いたから、2回の時差蒔き(ポット苗)することにしている。種が2種類あるから、第1弾は黒い種を使い、第2弾は白い種を使うことにしている。
ところで、2017年冬野菜までは慣行農法により有機肥料栽培していたが、後作の夏野菜から自然農法「たんじゅん農」を導入し、無肥料・連作栽培に挑戦することにした。
夏野菜用の畝作りに当たり、畑起こしのときに刻み藁や野菜の残骸、枯草を入れてすき込んだり、畝下に藁を敷き込んだりしてある。
藁は炭素素材として使用したものであり、冬野菜用の残留肥料があるだろうから、初年度は無肥料でも十分に生育するのではなかろうか。
無肥料で4年間続けたが、初年度は良くても2年目から少々成績が落ちた。そこで、2022年からは定植時に牛糞堆肥を少々入れることに。
なお、従前の有機肥料栽培については「十六豆(十六ササゲ)の作付け計画&有機肥料栽培」で記事を残す。
無肥料栽培での収穫状況の経年変化を下記に示す。
<2018年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★★★★
種蒔き 初収穫 ピーク 最終収穫
4月15日 7月5日 7月11日~17日
復活:8月 5日~10日
再復活:8月23日~30日 9月9日
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月15日 8月1日 8月 5日~ 8日
復活:8月23日~30日 9月7日
<2019年>
第1弾(南西区画:約7mの畝)<黒種> 評価★☆☆☆☆
種蒔き 初収穫 ピーク 最終収穫
4月14日 7月5日 なし<チョウ不作> 8月2日
復活:なし
第2弾(北東区画:約5mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月15日 8月1日 8月 2日~15日
復活:8月27日~9月14日 9月16日
<2020年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★☆☆☆(少々甘いが)
種蒔き(保温) 初収穫 ピーク 最終収穫
4月20日 6月29日 なし<不作> 7月28日
復活:なし
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月16日 8月5日 8月 6日~18日
復活:9月12日~10月7日 10月7日
<2021年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★★☆☆
種蒔き(直蒔き) 初収穫 ピーク 最終収穫
4月25日 7月10日 7月17日~23日
復活:8月10日~9月10日
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★★☆
6月11日 7月29日 8月 3日~18日
復活:8月23日~9月2日
<2022年>
第1弾(北東区画:約5mの畝)<黒種> 評価★★★☆☆
種蒔き(直蒔き) 初収穫 ピーク 最終収穫
4月15日 6月27日 ピークらしきものなし 8月10日
復活:8月20日~9月20日 9月26日
第2弾(南西区画:約7mの畝)<白種> 評価★★★☆☆
6月15日 7月29日 7月30日~8月4日 8月10日
復活:8月20日~9月20日 9月23日
<2022年>
今年も昨年と同様に、第1弾を北東区画(連作:小松菜との二毛作)で黒種、第2弾を南西区画(連作:一毛作)で白種を予定する。
ともにポット苗づくりし、種蒔き時期は、第1弾が4月中頃、第2弾が6月中頃。
なお、無肥料で4年間続けたが、初年度は良くても2年目から少々成績が落ちたので、今年から定植時に牛糞堆肥を少々入れることに。
<栽培畝の整備>
(4月11日)
第1弾を予定している北東区画は前作が小松菜で、だいぶ前に草刈機で草刈りしてある。枯れた小松菜をテンワで法尻に退け、畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。前作の小松菜は出来が悪かったが、その前作の十六豆は出来が良かったので、肥料などは何も入れず。
(6月12日)
第2弾の畝は前作が赤ソラマメであるが、病気で枯れて全滅し、5月23日に処分し、草叩きだけしておいた。遅れたが、今日、スコップで畑起こしもどき。
<第1弾(黒種)の栽培:北東区画>
(4月15日:種蒔き<黒種>)
中ぐらいの発泡スチロール箱に35ポット(小)がピッタリ入り、うち25ポットを十六豆とし、残り10ポットはトウモロコシ用(もう一つの箱もトウモロコシ4ポット)とした。同時に種蒔きしたのは、他に枝豆12ポット、カボチャ16ポット(いずれも小ポット)である。
昨年収穫の黒種は量が多く、数年分はある。1ポットに4粒ずつ入れる。
一昨年から発泡スチロール箱は保温措置をとることとした。(夜は蓋を閉め、昼間は大きなビニール袋で包んで天気具合を見ながら開け閉めして保温)
(4月24日)
今年はほとんどが発芽した。生育も良く、間もなく発泡スチロール箱の上蓋に触れそうになるから、今日、定植することに。
十六豆は無肥料でもまずまず育つが、今年は多くの夏野菜を植え付け時に牛糞堆肥を入れるから、十六豆もそうすることに。
畝の嶺を鍬で溝立てし、牛糞堆肥を少々ばら撒き(バケツ半分)軽く土と上混ぜる。
25ポットをびっしり並べ、埋め込んでいく。株周りを軽く手で転圧。
(5月2日)
今日支柱立て。太長1本、細長1~2本の順で株列の北側に差す。
麻紐で3段結わい付け。
(5月22日)
雑草がけっこう生えてきたので、株元は手で引き、テンワで草叩きしながら削り上げ。
牛糞堆肥を今年初めて入れたものの、西3株は葉色がいいが、他は若干薄い。
(5月23日)
畝がカラカラに乾いているから、ホースでたっぷり水やり。
(6月24日)
初期は生育が芳しくなかったが、ここへきてグングン伸びだした。
東の方は生育が悪いので、株から少し離れた所を少し掘り、牛糞堆肥を埋め込み。
(6月26日)
株元は手で草引きし、畝全体は小型コテで草叩き。
(6月29日)
一番西株で昨日2筋、今日8筋を初収穫。まだポツポツの感じ。
(7月28日)
その後、毎日収穫してきているが、少しずつ収穫量が上がり、25日からは、まずまずの量が1把ずつ収穫できている。
なお、種取り用に西端を千切らず残していたが、鳥に突かれる被害はなく、千切り忘れも含めて完全に枯れたものを種用に順次収穫している。
(8月8日)
後作の種蒔きを考え、株周りの草を手で引き、テンワで畝の法面、畝間の草削り
(8月10日)
ここのところ数本の収穫であるが、今日は1本だけ。
まだ樹体は元気だから、復活してくれよう。
(8月26日)
1週間ほど前から復活し、毎日、1把の収穫。良品多し。
(9月22日)
復活生りも今日辺りでお仕舞い。評価★★★☆☆
(9月26日)
垣根壊し、残骸処分、畝の草引き
<第2弾(白種)の栽培:北東区画>
(6月15日:種蒔き<白種>)
苗トレイに35ポット(小)がピッタリ入り、これだけのポット苗を作ることに。1ポットに5粒ずつ種蒔き。今年用の種は良品につき、全部発芽するのではなかろうか。
(6月20日)
発芽率は5割を切る。全く発芽してないポットが3個あり。そこで、1ポットに最低3本発芽するよう適当に追加種蒔き。
(6月23日)
追加種蒔きした分か、遅れて発芽した分は分からないが、1ポットに3本は発芽しており、もう定植できる状態だから、本日、定植することに。苗には、竹酢液400倍散をポットの上からたっぷり与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
まず、支柱立て。太長1本、細長1~2本の順で刺し、麻紐で3段結わい付け。
次に、草引き。
最後に植え付け。第1弾(黒種)の場合、ほんの軽く牛糞堆肥を入れただけであるから、イマイチの生育であり、第2弾(白種)は他の夏野菜の基本的なやり方と同じとし、定植穴を少し大きく空け、牛糞堆肥を両手で一握り(1リットル弱)入れて土とまぶしてから植え付け。
なお、35ポット中不良2ポットはまとめて南端に定植した。
少々株間が狭いし、4~5本立てとなる株もある。後日、選る必要あり。
(7月9日)
だいぶ生育し、選るのは止めにした。
昨日、株間の草引きをし、今日、畝間と法面の草叩き、削り上げ。
(7月29日)
本日、初生りを10本強収穫。これから毎日ばんばん収穫できそうだ。
(7月30日)
今日、大量収獲(2把)でき、明日以降も連日そうなろう。
(8月8日)
大量収穫も長くは続かず、3日前から1把ほどに。
鳥害はないようなので、ちぎり忘れを種取り用に残す。手で畝の草引き。
(8月10日)
今日は数本しか採れず。しばらく中休みになりそう。
(8月26日)
1週間ほど前から復活し、毎日、1把の収穫。
ただし、虫食いが目立つようになった。また、一部でコゴメ発生。
(9月20日)
コゴメは自然消滅するも、その後、だんだん収穫量が減り、復活生りも今日辺りでお仕舞い。評価★★★☆☆
(9月26日)
垣根壊し、残骸処分、畝の草引き
<2021年>
今年も昨年と同様に、第1弾を北東区画(連作:小松菜との二毛作)で黒種、第2弾を南西区画(連作:一毛作)で白種を予定する。
ともにポット苗づくりし、種蒔き時期は、第1弾が4月中頃、第2弾が6月中頃。
<栽培畝の整備>
(4月3日)
南西区画の十六豆栽培は、後作がないから、ものすごく雑草が繁茂している。草刈機で刈ってから、テンワで畝間と法面を土寄せしながら草叩き。
北東区画は前作が小松菜で、草刈機で草刈りのみ。
(4月11日)
南西区画の畝に乗っかている枯草は量が多いから、隣の里芋の畝に草抑えに置いた。
2畝とも畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。なお、前作の小松菜の生育が悪かった北東区画の東の方(十六豆も少々悪かった)には牡蠣殻粉末を適量入れ込む。
(4月25日)
北東区画に第1弾ポット苗を植え付けるに当たり、テンワで草叩きしながら畝間を削り上げ、畝の整形。
(5月12日、6月11日、27日)
南西区画の植え付けはまだ先だが、雑草がけっこう生えだしたので、テンワで草叩きしながら畝間を削り上げ、畝の整形。
<第1弾(黒種)の栽培:北東区画>
(4月15日:種蒔き<黒種>)
大きな発泡スチロール箱に30ポット(小)がピッタリ入るから30ポット用意。足りないかと思ったが、昨年収穫の黒種が十分に間に合った。1ポットに4粒ずつ入れる。
一昨年までは露地育苗としていたが、昨年から、大きな発泡スチロール箱は当面使わないので、当分の間はそこに入れて保温措置をとることとした。(夜は蓋を閉め、昼間はビニール袋で包んで保温)
(4月25日)
発芽率は10%を切る。ポットをほじってみるに発芽しそうにない。
発泡スチロール箱をトマトに使いたかったから、定植することに。2本発芽が1ポット、1本発芽が5ポットあり、これを2箇所に固めて定植。
不発のポットに3年前収穫の種を4粒ずつ入れ込み、培養土をポットから外して、これを定植穴(少々広めに窪みを付けておいた)に植え付け。窪みにたっぷり水やり。
全部で24ポットの植え付けとなったが、3年前の種が発芽してくれるのを祈るのみ。
(5月2日)
今年の4月下旬は低温傾向で、新たな芽吹きがない。よって、20ポットを再種蒔きし、保温措置を取ることとした。1ポットに3年前収穫の種を5粒埋め込み。
(5月4日)
4月25日に埋め込んだ種がけっこう発芽してきた。
(5月7日)
4月25日に埋め込んだ種があらかた発芽。追加ポット苗も発芽しかけた。
昨年の種取りは不作であり、丈夫な種が少なかったのであろう。よって発芽がわずかになったと考えられる。それが、3年前の種取りは豊作であり、丈夫な種であったと思われる。まだまだ残り種が多くあり、早速、冷蔵庫保管して来年の予備にしよう。
(5月9日)
5月2日に種蒔きし直したポットは不用になってしまったが、10ポット弱を少々空いた株間に植え付け。残りは処分。
(5月10日)
今日支柱立て。太長1本、細長2本の順で株列の北側に差す。麻紐で3段結わい付け。
(6月9日)
雑草が繁茂。一部の雑草は草引きしてから、全体を草叩きし、土寄せ。
(7月10日)
本日、初収穫を10数本。今年は昨年より10日ほど遅れた。
西の方はまあまあ生育が良く、東の方はイマイチ。
(7月17日)
順調に毎日1束ずつの収穫が続き、今日は東の方からも収穫でき、2束の収穫。
ここ2年、第1弾は不作が続いたが、今年は2018年の豊作ほどではないが順調。
(7月20日)
順調に収穫できているが、上方に花がいっぱいあって良さそうなものを、ほとんどない。
(7月23日)
毎日1束強の収穫も今日まで。復活を待つこととしよう。(28、29日に数本収穫)
土が乾いてきているのでジョーロで水やり。(25、26日も)
(8月10日)
数日前から毎日10本弱の収穫が続いている。
雑草が目立つので、株周りの草引きをし、テンワで削り上げ。
(8月20日)
3、4日前から毎日数本以下の収穫に落ちてしまった。
(8月24日)
長雨のせいもあってか、今日は10本以上の収穫。まだまだ樹勢は元気。
(9月2日)
昨日まではコンスタントに10本程度収穫できていたが、今日は数本に減った。
(9月19日)
毎日数本も数日前まで。復活の見込みがないので、撤去処分。評価★★★☆☆
生えていた雑草は手でざっと引き抜く。
<第2弾(白種)の栽培:南西区画>
(6月2日)
畝の雑草が目立つようになり、今朝、畝間を含めて草叩き。
(6月11日)
予定より1日早く種蒔き。1トレイに35ポット(小)がちょうどビッシリ入るから35ポット用意。昨年の白種はやや不良につき、発芽率の良かった一昨年の種も使い、各3粒ずつ計6粒を1ポットに埋め込む。
1週間もすれば定植可能となるから、今日、支柱立て。太長を16本立てる。
(6月21日)
発芽率は7割程度か。数日前から数多く発芽したポットは3本に選る。今日定植。なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
1ポットは全く芽吹きなく、2~3本発芽の34ポット全部を均等に並べ、定植。
細長支柱を軽く差し込み、麻紐で3段結わい付け。
(7月26日)
畝間に雑草が繁茂しており、法面下半分とともに草刈機で草刈り。
(7月27日)
1筋だけ初収穫。(29日数本、30日から毎日1把となり、本格的に収穫)
(7月31日)
来年はこの畝でサツマイモを栽培することとし(追記:でも、翌年はそうせず、十六豆Ⅱを連作)、ネコブセンチュウ対策として近日コブトリソウの栽培を並行させるべく、小型コテで畝間を含めてきれいに草削り。
(8月3日)
今年は昨年に比べて1週間ほど早く毎日1把強の収穫となったが、今日は倍の収穫。ちょうど今日から店で月初めセールを始めるので、お客様に差し上げることに。
(8月5日)
コブトリソウの種を畝全体(畝間も若干)にばら撒いておいた。
(8月20日)
18日までは毎日1把の収穫であったが、昨日から数本に落ちてしまった。
(8月24日)
昨日からバカ生りしだし、毎日2把の収穫。当分高収穫が続きそうだ。
(9月2日)
毎日2把の収穫は8月31日まで、9月1日は1把半、今日は半把に減った。ここへきてコゴメが目立つようになってきた。評価★★★★☆
(9月6日)
収穫できそうなものは日に2、3本程度に。もう終わったようだが、復活を待とう。
(9月19日)
その後、数日前から枯れるものが出てきて、復活の見込みがないので、撤去処分。
コブトリソウがだいぶ大きくなった。
(10月10日)
コブトリソウが随分伸びたので、数十cm残して草刈機で草刈り
(10月31日)
コブトリソウを草刈機で全部刈り取り。
<2020年>
(4月5日、6日)
秋以来そのままにしていた南西区画の畝は、冬に法尻に枯草や十六豆のツルを埋め込んでおいた。十六豆作付けの2畝ともに3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。今回は、2畝とも畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
今年は、第1弾を北東区画(連作)で黒種、第2弾を南西区画(連作)で白種を予定する。ともにポット苗づくりし、種蒔き時期は4月中頃、6月中頃の2回。
<第1弾(黒種)の栽培:北東区画>
(4月20日:種蒔き<黒種>)
1トレイに28ポット(小)がゆったりと入るから28ポット用意。昨年収穫の黒種は少なかったので、1ポットに4粒ずつ入れる。そこに昨年の余り種を1粒ずつ追加し、1ポット5粒蒔きとした。
昨年までは露地育苗としていたが、大きな発泡スチロール箱は当面使わないので、当分の間はそこに入れて保温措置をとることとした。(夜は蓋を閉め、昼間はビニール袋で包んで保温)
(4月27日)
3日ほど前に早速芽吹いたが、全然発芽してないポットもあり、昨年の余り種を追加種蒔きしておいた。
(5月3日)
苗がけっこう大きくなったから本日定植。
追加種蒔きしたポットは若干の発芽があるも、どちらが発芽したか定かでない。不良ポット(3ポット)以外は、発芽率はほぼ100%。
20cmほどの間隔で25ポットを並べ置き、植え付け。ジョウロで水やり。
(5月4日)
本日、支柱立て。太長と細長を交互に株間に差す。結わい付けは麻紐で3段。
(5月14日)
畝の削り上げを行ない、株元に枯草を寄せ、土も若干寄せた。
(6月5日)
順調に生育中。ずっと雨なしだから、ホースで散水。
(6月15日)
5日前に梅雨入りし、十分な雨があってグングン伸びだした。好調である。
(6月29日)
本日4本初収穫。過去2年より2日程度早いだけ。
(7月3日)
東の方は生育が悪く、土壌が酸性化しているきらいがあり、木灰を株周りに散布。
(7月7日)
毎日数本ずつの収穫で、昨日は0本。ちょっと生育が悪い感じがするが、この畝(北東区画)は無肥料でも調子いいのに、どうしたことだろう。
今年は雨が多すぎて花が流れてしまうからだろうか。不作は免れないであろう。
(7月12日)
東のほう3分の1ほど木灰を散布。今後の生育を比較実験する。
(7月29日)
一昨日までは毎日10本程度の収穫であったが、それをピークにして、くずが目立つようになり、昨日は数本、今日は無収穫になった。あとは細々か。
昨年の第1弾(南西区画:黒種)よりは生育が良い。評価★★☆☆☆(少々甘いが)
なお、昨年の第2弾(北東区画:白種)は、今年の第1弾(北東区画:黒種)と同じ場所であったが、好成績を得た。黒種は悪くて白種は良いのか?
(8月20日)
その後の収穫はなし。10本ほどは千切らず種取り用にしたが、実は少々。
本日、垣根を壊し、雑草をテンワで叩く。
<第2弾(白種)の栽培:南西区画>
(6月2日)
畝の雑草が目立つようになり、今朝、畝間を含めて草叩き。
(6月16日)
予定より1日遅れで種蒔き。1トレイに35ポット(小)がちょうどビッシリ入るから35ポット用意。昨年の白種は十分にあり、一部を使っただけ、1ポット5粒蒔き。
(6月21日)
十分に芽吹いた。発芽率90%以上。もう定植できる。
長太の支柱(不足するから細長支柱を10本ほど使用)を立ててから、35ポットを植え付け。その後に麻紐で3段に結わい付け。
(7月5日)
畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。
(7月7日)
新たな葉が随分出たが、薄緑色だ。肥料欠乏の様相である。昨年もこの畝(南西区画)は不作であった。何か手を打たねばいかんだろう。
(7月12日)
北のほう3分の1ほど木灰を散布。今後の生育を比較実験する。
(7月30日)
順調に生育し、ここのところグングン生長しだした。花も付け、一部実になり、1週間もしないで収穫が始まるであろう。
(8月2日)
雑草が繁茂。草刈機(紐タイプ)で法面をざっと草刈り。
(8月5日)
本日初収穫10本ほど。
太くなり過ぎた3本は種取り用に残す。たぶん鳥に突かれるだろうが。←鳥に突かれず、8月13日に完全に枯れたから種取り用に収穫。
(8月13日)
8月6日以降、毎日1握りずつ順調に収穫できている。成育は調子いい。
(8月19日)
毎日1握りの収穫も昨日で終わり。14日目の今日から半握りの収穫に。
(8月22日)
今日でしばらくストップ。今のところでの評価★★★☆☆
(8月28日)
その後ポツリポツリと生るも、種取り用に残したものが虫食いであったり、種ができていなかったりで、来年の種が大幅に不足するから、収穫せずにいる。幸い鳥に突かれることはなく、種取りできよう。
樹体は元気で、昨年と同様に9月上旬に復活してくれよう。
(9月2日)
まだ復活生りは先になる。それを期待し、今日は種取り用にしようと思っていたものを10本ほど収穫。
(9月13日)
上のほうに花が咲いていたが、これはどうやら鳥に花を食われ、結実せず。下のほうで芽吹いたツルに花が咲き、これは鳥に食われず、そこに結実。
一昨日と今日、半束程度の収穫。今後も下のほうで復活生りが収穫できる。
樹勢は極めて元気だ。無肥料とはとても思えない。
なお、追加で種取り用に残したものは大半が種なしで、あっても虫害がひどい。
(9月19日)
毎日1束の収穫で、当分これが続きそう。上のほうは全くダメで、下のほうだけ。
(9月30日)
朝の冷え込みで樹体が3、4日前から元気さがなくなってきた。質の悪いものや虫食いが目立つようになり、収穫も半束に落ちた。そろそろ終了。総合評価★★★★☆
(10月7日)
ここのところ朝晩若干冷えてきて生りが悪くなった。そして、ササゲの表面が汚くもなる。もう終わり。今日、細いものも収穫し、本日でもって終了。
良品でないものを種取り用に残してあり、一部すでに収穫したが少しは種が採れた。残っているものから、また少し種が採れるのを期待。
(10月12日)
本日、垣根壊す。併せて雑草をざっと引き、残骸とともに畝に積み置く。
(2021年4月3日)
後作がないから、ものすごく雑草が繁茂している。草刈機で刈ってから、テンワで畝間と法面を土寄せしながら草叩き。
<2019年>
<第1弾(黒種)の栽培>
(4月14日:種蒔き<黒種>:種は大量に余った)
1トレイに28ポット(小)がゆったりと入るから28ポット作り、1ポットに5粒ずつ(昨年は4粒)種を埋め込み、納屋横の育苗スペースに置く。鳥に突かれないよう網カゴを被せる。雨が降り出したから散水せず。
(4月27日)
早々に発芽し、昨年の発芽率は3、4割であったが、一昨年同様に発芽率は6、7割とまずまずの成績。
例年、もう少し後の時期に定植するが、畑が湿っており、定植した。4、5本発芽のポットも選らずにそのまま植えた。
昨年種取りした白種が少ないので、白種は短い畝(北東区画)とし、黒種は南西区画と、昨年までの逆位置に作付けした。
(5月13日)
本日、支柱立て。支柱は、太長と細長を交互に株間に差す。結わい付けは、昨年まではビニール紐3段であったが、今年は麻紐で2段。
(6月16日)
1か月経ったがなかなか成長しない。無肥料連作の影響か、昨年より悪い感がする。やっと2、3株がツルを伸ばし始めた。
雑草に負けそうなので、畝全体の草を鎌でざっと刈り、株周りを覆っておいた。
(6月17日)
畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(7月5日)
樹勢はまずますで(昨年のようには生らない)、時期的に昨年と同様の初生り。太くなり過ぎたもの数本あり、これは種取り用に。10数本初収穫できた。
(7月8日)
2回目の収穫。前回の倍ほど。草刈機で畝の法面をざっと草刈り。
生育はイマイチであるから、成育促進には万田酵素がどれだけか期待できそうで、1000倍散を噴霧しておいた。
(7月13日)
ここのところ隔日収穫しているも、昨年はこの頃からピークになって食べきれなかったが、今年はチョロチョロ。樹勢も弱い。北端がまあまあの樹勢で生りも良く、ここは種取り用にし、収穫を見合わせた。
(7月18日)
毎日収穫するも半握りもない。ツルが20cmに満たない低いものは、裏生りのくずっぽいものしか生ってない。
(7月24日)
毎日のように収穫するも半握りもない。自家消費にも事欠く状態である。この先は、もっと収穫量が減るだろう。評価★☆☆☆☆
(7月30日)
今日数本で、ここ一両日で収穫終了となろう。幸い第2弾とうまくつながった。
(8月2日)
今日は3本で終わりを告げ、残しておいた若干の種も取り入れた。
(8月19日)
昨日、垣根を壊し、今日、畝及び畝間を草刈機で草刈り。
<第2弾(白種)の栽培>
(6月15日:種蒔き<白種>)
昨年種取りした種は、虫食いなどで質が非常に悪い。一昨年に収穫した種のほうがまだましであり、これを20ポット(小)に5粒ずつ種を埋め込む。もう1年、2年前の残り種は質がいいから、これでもって15ポット(小)に5粒ずつ種を埋め込む。苗トレイにびっしり35ポットを作り、軽く散水し、納屋の軒先に置く。今日は丸1日雨だからそうした。
はたして古い種で発芽するだろうか。
(6月21日)
5日目の昨日、きれいに発芽。ただし、一昨年の種のポットより、もう1年、2年前の質の良い残り種のポットのほうが良い発芽が見られた。
定植予定の畝をテンワで草叩き。
(6月22日)
定植畝をスコップで幅広く畑起こしもどきを行う。これで、土がけっこうほぐれる。
テンワで畝の法尻をかき上げ、かまぼこ型に整える。
ポット苗は、1日で随分と伸びるもの。今日、定植。発芽のいいもの18ポットを30cm弱の間隔で植え付け。
長太の支柱を立てて、麻紐で3段(第1弾は2段)に結わい付け。
(7月29日)
勢いよく生育している。少々少なめだが花も咲き、一部は実が付きかけてきた。
念のため、万田酵素噴霧(600倍散)
(8月2日)
昨日初収穫数本、今日から本格的な収穫が始まった。調子はいい。
西端2株の下半分にネット掛けし、種取り用に残す。
(8月19日)
ずっと高収穫を続けてきたが、16日は2本だけで、その後は細々と続いているだけ。今日でそれもストップする。樹体は元気だから復活を期待しよう。評価★★★★☆
北法面を草刈機でざっと草刈り。
(8月27日)
樹体は元気いっぱいで、花もけっこう付いており、生りが復活した。今日から数本採れだし、明日からは増えていこう。
(8月30日)
今日から10本ほどの収穫となり、今後はもっと増えよう。サヤの成長スピードは当初に比べると鈍い。そして、太くなる前に枯れる実も幾つかる。復活生りはいつもこうしたものだが、味は変わらない。
当初には全くなかったが、復活生りには少々虫食いが始まった。
(9月4日)
今日からバカ採れ。うれしい悲鳴。
(9月17日)
バカ採れも数日前に終わり、昨日、細いものまで採り、収穫終了。
今日、畝の草叩き・法尻の削り上げをし、垣根を壊す。
(9月24日)
畝の両サイドを鍬で溝立てし、枯れたツルや雑草を畝の両サイドに埋め込み。
<2018年>
<第1弾(黒種)の栽培>
(4月15日:種蒔き<黒種>:種は大量に余った)
1トレイに28ポット(小)がゆったりと入るから28ポット作り、1ポットに4粒ずつ種を埋め込み、マンホールの上に置く。鳥に突かれないよう網カゴを被せる。軽く散水。
(4月26日)
数日前には発芽したが、今日現在、だいぶ伸びて発芽率は3、4割といったところ。昨年同日の種蒔きの発芽率は6、7割であったから、随分と成績が悪い。これ以上の発芽は見込めなさそう。そこで、全然芽吹いていないポットに5粒、1粒発芽に4粒、2粒発芽に2粒あて、種を押し込み。3粒発芽のポットはそのまま。なお、4粒発芽はなし。
昨年と冷え込み具合は変わらないと思えるが、今年の発芽率の低下は、同日に種蒔きした枝豆も同様であり、来年は保温措置をしたほうがいいかも。
(5月6日)
十分な大きさに生育しており、本日、定植。4月26日に埋め込んだ種は全然発芽しなかった。これはどういうことだろう。不可解である。
栽培畝は北東区画で、畝が短いから、ちょうど程よく植え付けられたから、問題はない。
前作はホウレンソウで、収穫しなかったホウレンソウの残骸(青いまま)と刻み藁をすき込んである。今年は肥料を入れず、残留肥料での栽培となる。
(5月13日)
支柱(長)を立てる。結わい付けは後日。
(6月3日)
立ててある支柱の間に細い支柱を立て、結わい付け。ビニール紐を3段張る。
(6月9日)
なかなか成長しなかったが、ここへ来てグーンと伸びだした。
(6月10日)
雑草が多いので、畝を削り上げ。
(7月1日)
樹勢はものすごいものがある。葉も青々しており、今年から無肥料栽培だが、残留肥料がかなりあると思われる。
太くなり過ぎたもの1本あり、これは種取り用に。2本初収穫。
(7月5日)
太くなり過ぎたもの2本あり、これは種取り用に。10数本収穫。
(7月8日)
昨日から毎日1束の収穫が続くようになった。
(7月11日)
種取り用に残したものは鳥に突かれ、全部ちぎり取って処分。昨日、種取り用にネット掛けした。毎日1、2束の収穫が続いており、食べきれないから明日には大阪の妹へ送ろう。
(7月18日)
その後、毎日2、3握りの収穫で絶好調なるも、今日からは1握り。
(7月20、21日)
梅雨が明けて10日以上経ち、ここ数日の猛暑で、土がからからに乾いており、ホースを伸ばして水やり。
(7月30日)
ずっと1握りが続いていたが、昨日から半握り。第2弾が3筋初収穫でき、うまくつながった。
(8月1日)
くずが数本の収穫。樹勢は十分あり、一休みといったところか。復活が期待できよう。
(8月2、5日)
もう復活。軽く1握りの収穫。5日には2握りとなり、完全復活。
(8月17日)
完全復活も数日で生りが悪くなり、数日前から半握り程度に。
(8月23日)
3日ほど前から再び生りが良くなり、今日からかなりの収穫となるであろう。
(8月31日)
バカ採れが続いたが、今日は大きめの1束に落ち着いた。裏生りが目立つようになり、もうおしまいだ。今年はコゴメがほとんど付かず、残留肥料だけでの栽培であるが、樹勢は例年並みに良かった。評価★★★★★
(9月4日)
強烈な台風が襲い、東西畝につき垣根が傾いて物干竿にもたれかかる。
(9月6日)
ここ2、3日は半束以下であったが、今日はゼロ。
(9月9日)
垣根を壊し、草引き
<第2弾(白種)の栽培>
(6月15日)
今日、1トレイいっぱいに35個のポットに種蒔き。1ポットに種4個ずつ。種はほんの少々余っただけ。
昨年、ネキリムシの大被害に遭った場所での作付けにつき、28ポットから35ポットへと苗を増やしたところである。これで、追加種蒔き不要であろう。
(6月24日)
ポット苗が十分大きくなり、南区画の所定の畝に植え付け。発芽率は8、9割。1畝にびっしり植わった。これで、多少ネキリムシにやられても、たいした歯抜けにはならない。
太長の支柱を適当な間隔で差し、18本立った。間に細長の支柱を軽く差し、3段に結わい付け。
(7月21、22日)
今年から無肥料だが、残留肥料があるようで、順調に生育中。梅雨明けして10日以上経ち、猛暑もあって土がからからに乾いてきた。そこで、ホースを延長してたっぷり水やり。
(7月30日)
今日、3筋初収穫でき、第1弾とうまくつながった。
(8月1日)
軽く1握りの収穫。明日から順次増えよう。ちぎり忘れが3本ほどあり、そのままにしておいたが鳥に突かれなければ種取り用になる。
(8月5日)
大きな2握りの収穫。これからずっとこの調子だろう。
(8月9日)
1握りに落ちる。
(8月11日)
念のため、たっぷり水やり。
(8月17日)
数日前から10本弱に落ち、ここ2日は数本。
(8月23日)
3日ほど前から少し生りが良くなり、今日から急にかなりの収穫となってきた。
(8月31日)
バカ採れが続いたが、今日は大きめの1束に落ち着いた。
(9月4日)
強烈な台風に襲われたが、南北畝につき、垣根は傾かず。
(9月6日)
ここ2、3日は半束以下であったが、今日はゼロ。評価★★★★☆
(9月9日)
垣根壊し
(10月14日)
紐タイプ草刈り機で繁茂した雑草を刈り取った。
(10月28日)
枯れた雑草を畝間に退け、スコップで畑起こしもどき。10cmピッチでスコップを刺し、畝間も一部同様に。
(10月29日)
昨日草刈りをした休耕田の草を一輪車で運び、雑草抑えに畝全体を覆う。
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