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2013.5.13 ボケちゃったかおふくろ、夏野菜苗のとんでもない定植 [おふくろ]

 自宅前の畑に夏野菜を植え付けるに当たっては、連作障害を避けるために、毎年の作付けを図面に落とし、それを元にして決定していくのですが、一昨年、作付け位置の決定をおふくろに相談したときには、考えるのが面倒になったからでしょうか、小生に“任せるわ”となりました。
 そして、小生が立てた案を元にして作付け作物を立て札に書き、それに従って、おふくろが植え付けをしました。
 しかし、一部の畝は無視され、何でもないものを植えたりしました。また、予定どおりであっても株間を半分にしたり、“**は自宅前の畑では毎年どれだけも採れんから、須賀前の畑だけでええ。”と言っておいたものを植えたりとか、作付け計画はだいぶ変更を余儀なくされました。

 昨年も似たり寄ったりで、小生が植え直しをしたり、間引きしたものもありましたし、また、寄せ用に準備した小さな畝に仏花などを植えられたりしました。百姓暦80年を超えるおふくろ(今年、先日95歳に)ですから、風通しや日当たり具合で何をどう植え付けたら良いか熟知しているはずなのですが、それにもかかわらず密植したがるのですから理解に苦しみます。
 これは、ボケがきたというのではなく、どうやら、単に欲が深いからいっぱい作付けしたがるだけのことと思われます。

 さて、今年も作付け計画に従って、立て札を立て、それも寄せ用の畝まで表示し、昨年のようなことがないように準備万端整えました。
 ところが、今年は、立て札を完全に無視するおふくろです。あわやというところで、キュウリをトマトの位置に植えようとします。キュウリとトマトと紫ナスの札の位置を指差し、この3つは何とか予定どおり定植させることができました。
 しかし、コスモスの種蒔き(1畝)は無視され、仏花用の畝2畝に種蒔きしてしまいました。
 そして、“白ナスは今年は自宅前の畑には作付けしない”とメモを渡しておいたにもかかわらず、キュウリ第2弾の畝に5株を定植してしまいます。これは引き抜いて処分。再度白ナスを定植したから、再び引き抜いて処分。

 ところが、今日、納屋の前に紫ナスの苗(畑の土が株周りにべっとり付いている)が5株置いてあるのを発見。“これは何だ?”とおふくろに聞くと、お隣さんに持ってきてもらったと言います。お隣のおふくろの従兄弟が畑に定植済みの苗を持ってきてくれたのだ!
 キュウリ第2弾の畝に目をやると、苗を植えるべく10株分程度の穴が掘られていますから、紫ナスと白ナスを植え付けようとの魂胆であることははっきりしています。
 “ここの立て札を見よ!ここはキュウリ第2弾の畝だ!ここにナスを植えたらキュウリ第2弾を植える場所がなくなる!”と耳のほとんど聞こえないおふくろに大声で叫び、わからせようとしたのですが、帰ってきた返事がまた凄いです。“わしの好きなようにさせてくれてええやないか。”
 いつもどおりの単なる、おふくろのわがままから来ている言葉であればまだいいのですが、今年は例年の倍の8株も紫ナスをおふくろが自分で定植している上に、まだ足りないとばかり、いとこに5株も持ってこさせたのですから、これはボケ症状が出たと思わざるを得ません。
 従兄弟が持ってきてくれた紫ナスは不在でしたからメモを添えて返しておき、植え付け準備した畝は元通りに整形し直したのですが、これで収まるかどうか、ほとほと心配です。
 たくさん残っている白ナスの苗、これは製薬メーカーに差し上げることにしているのですが、早く取りに来てくれんかなあ。 
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