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2013.4.14 恒例の水路清掃 [奉仕活動]

 毎年、今時分の日曜日に地域の水路清掃があります。
 先ずは、自治会単位の排水路の清掃。下水道が整備され、近年、排水路もどれだけか綺麗になりました。でも、ヘドロは溜まるところには溜まります。それを自治会会員全員で、道路端に揚げます。この作業も、少しずつ水路の改修が進み、昔に比べれば随分と楽になりました。
 しかし、体力が年々落ちてきますから、楽になったとは言え、疲労感は変わらないように思えてしまいます。顔ぶれを見ると、10年前は、小生はまだ若者組のような感じでしたが、還暦を過ぎた今、年寄り組に属するようになってきました。
 でも、楽をしてはいかんと思い、ヘドロが溜まっているポイントは十二分に分かっていますから、そこに入り込み、ボツボツ作業開始。だれぞ、一緒にやってくれる者が来んかあ・・・と、期待するものの、なかなか来ない。やっと来たかと思いきや、小生の先輩。次の箇所でも、おんなじ調子。
 毎年、こんな感じでヘドロ揚げ作業をやっています。
 一般的に、やらなくても良いような所や楽な所に人が集中する傾向があります。どうせやっても、またヘドロが溜まり、大雨があれば、ヘドロが流されるとでも考えている人が多いようです。でも、小生のような少数の“変人”が何人かいて、そうした人たちの“活躍”が、毎年、繰り返されます。
 そうこうしているうちに、本日の作業終了。8時から始めて9時半には終わってしまうのですから、早いものです。10年前は10時頃までやっていたと思うのですが、世の中忙しくなったのか、早く終わらせてしまう傾向にあります。
 
 この自治会の排水路清掃が終わると、今度は、農業者だけで、田んぼへ水を入れる用水路、これは、小さなU字溝ですが、ここに溜まっている土をクワで掻き揚げる、溝ざらえ作業が行われます。
 これは、1時間もあれば終わってしまう簡単な作業です。たいていは、田んぼの所有者がその際を走る用水路の溝ざらえを事前に行ってみえるからです。また、宅地に隣接する箇所は、役場が蓋をしてくれますから、詰まらないかぎり、その部分は溝ざらえを省略できますし。

 さて、共同作業というものが終了すると、これは昔からの風習ですが、何がしかの飲食会が催されます。
 自治会の排水路清掃が終わって集合する場所は、神社の境内ですから、お神酒とスルメ・昆布が振舞われ、のどが渇いていますから、ペットボトルのお茶も用意されています。
 農業者組合の用水路の清掃が終わった後も、神社内にある公民館に入っての飲食会。ビールとツマミを準備して、しばし懇談。
 これが、恒例となっています。しかし、世の中は忙しくなりました。どちらも短時間で切り上げます。10年前は、両方が終わると、正午になったのですが、近年は11時半には終了します。
 いずれは、終了後の飲食会が廃止になるかもしれません。事実、隣の自治会では、随分前から、両方とも廃止になっています。皆、早く帰りたいでしょうし、飲食会を設営する役員も、事前準備や後片付けで手間が掛かりますから、いずれ、当方もそうなる運命にあるかもしれません。
 小生も若かりし頃、といっても、親父の代わりに参加するようになったのは、40歳頃からですが、そんな頃は、付き合いが嫌で、飲食会はない方が良いと感じていたのですが、還暦を過ぎると、逆に飲食会がないと寂しい感じがするようになってしまいました。
 年寄りともなると、こうしたことに慣れてしまうのでしょうね。

 でも、年寄りの仲間の小生ですが、自分が音頭をとって、飲食会を廃止した事例もあります。
 従前、お寺で年に2回の大きな集まりがある法要の後に、住職と総代とで、ご苦労さん会を開いていたのですが、3年前に小生が寺の総代長となったとき、若い総代もみえることから、これをばっさり廃止しました。
 廃止の理由は2つ。ひとつは、行事の後片付けは午後3時には終わり、例年4時から飲食を始めていたのですが、時刻が早過ぎて腹が減っておらず、誰も食いたいとは思わない。もうひとつは、住職と総代との飲食会は、毎年1回新年懇親会として別途開催しているから、年に3回も飲食会を設けなくても良い。
 2つの行事の準備をどれだけか簡素化する改革をしたのを契機に、このような改革もしました。
 これは、一面、大改革でして、長老の一部の方は渋い顔をなさったようですが、今後総代に当たるであろう多くの方から喜んでもらえました。

 ついでに、もう一つ。昔からの風習に「一党」の付き合いがあります。
 一昨年の水路清掃の日のことでしたが、午後は、我が一党のある家の跡継ぎ長男坊の結婚披露宴。これに一党の家長が招待されるのです。我が一党は17軒もあり、2年に1度は、これがある計算になります。今回、その家では、一党の招待を止めようかと真剣に考えられたようですが、やはり本家筋でない者がこれを始めるのは僭越として、従前どおり一党を招待されました。 
 出席者の大半の者は、一党の長男坊の名前も顔も知らなければ、その後、当分の間、彼らは付き合いの場に出てくることもないのですから、どの出席者も招待されることを迷惑に思っています。
 そしたら、昨年、概ね本家筋に当たる方が、これを止められました。理由は、長男坊が遠方に住んでおり、帰ってくる予定はないとのことでしたが、これを契機に、どこに住んでいようが廃止される雰囲気にあって、喜んでいるところです。

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